ソニー「α1」や「α7S III」にブリージング補正等の機能が追加されないのは他シリーズの売上に配慮したため?

SonyAlphaRumorsに、ソニーα1とα7S III にアナモフィックレンズ対応やフォーカスブリージング補正などの機能が追加されない理由に関する記事が掲載されています。

The incredible reason why Sony decided NOT to update the A1 and A7sIII with new features!!!

  • α1やα7S IIIにアナモフィックレンズのデスクイーズやブリージング補正などのソフトウェア・アップデートがされないのは、信じられないほど馬鹿げた理由だ。(※以下、大元の記事のRedditより)

  • ソニーのイベントに参加して終了後にソニーの担当者と飲みに行った。そこで、なぜFX3、FX30にはアナモフィックレンズ対応やブリージング補正のアップデートがあるのに、α7S IIIはアップデートされないのかについて、非公式に答を得ることができた。

    ソニーの内部には、シネマライン、クリエイターライン、写真に焦点を当てたαラインの異なる部門があり、この3部門を担当する幹部はイメージングソリューションズから、FXシリーズとZVシリーズに関する販売目標を与えられている。

    ICLEの責任者はブリージング補正の搭載を切に望んでおり、この機能を追加するα7S III用のプロトタイプのファームウェアもあるようだが、この幹部によって、売上が(他部門の製品と)競合することを懸念してファームウェアのリリースがブロックされているようだ。

    これが私が得た情報の全てで、この以上推測するつもりはないが、この会話から(α7S IIIがアップデートされないのは)ハードウェアや機能的な制限ではなく、ソニーのビジネス上の決定であることが明確になった。α7S IIIのユーザーとして私はかなり動揺している。

 

α1やα7S III は、ハードウェア的にブリージング補正等の機能に対応できるのに社内の事情でファームウェアのリリースが止められているという話が事実だとしたら、α1やα7S IIIのユーザーからしたらとても残念な話ですね。

アップデートを控えることで、FXやZVシリーズとの競合を避けることが目的のようですが、その分、α1やα7S IIIの市場での競争力が落ちてしまうのが懸念されるところです。