運営会社の買収直後にImaging Resourceがサイトを閉鎖

PetaPixelに、25年の歴史がある老舗カメラサイトのImaging Resourceが閉鎖されたという記事が掲載されています。

Imaging Resource is Now Offline as the Camera Website Shuts its Doors

  • Imaging ResourceのWebサイトがオフラインになり、長年親しまれてきた写真関係の記事が永久に失われた可能性がある。 Imaging Resourceが閉鎖されると最初に報じられたのは2019年ことだが、2020年にMadavor Mediaに買収されたことで、Imaging ResourceのWebサイトは一見救済されたように見えた。

    Imaging ResourceはMadavor Mediaのもとで数年間運営されたが、それは、2023年3月にBeBop ChannelがMadavor Mediaを買収するまでのことだった。

    BeBop Channelは(Madavor Mediaの事業のうち)演劇と音楽に焦点を合わせていたので、この企業が現在所有している複数の写真関係のコンテンツ(Imaging Resorceの他にOutdoor Photographer、Digital Photo、Digital Photo Pro)は、新しいオーナーがこの分野や技術を扱ってこなかったのため、微妙な立ち位置に置かれたようだ。

    Imaging Resourceは1998年に設立された高名なカメラレビューサイトで、Amazonによって閉鎖されたDPReviewを除けば、米国を拠点とする写真サイトの中で唯一、カメラ専門のテストラボを持っていた。

    Imaging Resourceの創設者であるEtchellsは非常に高いカメラに関する技術や知識を有しており、彼が創設したウェブサイトは、カメラやレンズの背後にある技術に興味を持つ写真家にとって長年情報源だった。

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Imaging Resouceがここ数日アクセスできなくなっており、事前に何の告知もなかったので不思議に思っていましたが、どうやら運営会社が買収された直後にサイトが閉鎖されたようですね。

買収した企業は写真関係のコンテンツに興味を持っていないために、Imaging Resouceが閉鎖された可能性が高いようですが、Imaging Resourceには膨大な数のISO別のサンプル画像や興味深い内容のインタビュー記事などがストックされていたので、これらが全て失われてしまったとしたら非常に残念なことですね。