キヤノンKissシリーズの販売台数が大幅減、Kissは終息に向かう

BCN+Rに、キヤノンのKissシリーズの販売動向に関する記事が掲載されています。

キヤノンがKissにさようなら - ドル箱ブランドEOS Kiss終息間近で販売激減

  • キヤノンの「EOS Kiss」が終わる。この3月に発売したエントリーモデル「EOS R50」からはKissの名前が消えた。
  • 販売状況を見てもKissが終息に向かっているのは明らかだ。キヤノンのレンズ交換型カメラのうち、Kissシリーズが販売台数に占める割合は、過去3年に限っても最高で75.8%に上った。しかし、この3月には39.7%と4割を下回った。販売金額でも最高の6割超から32.1%と半減した。キヤノンはドル箱ブランドKissから卒業しようとしている。

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  • Kissは、キヤノンのレンズ交換型カメラの過半を占める売れ筋。Kissが売れれば全体の売り上げも伸びる。まさに大黒柱的存在だった。
  • 関係者は「もうしばらくは(Kissに)お付き合いください」と話し、当面は販売継続するとしている。徐々にフェードアウトさせるレンズマウントのエントリーモデルについて、今後、新製品を登場させることはないだろう。結果、Kissは消えることになるわけだ。
  • これまでKissがターゲットにしていた層も、多くはスマホに移行してしまった。キヤノンは流出ユーザーを深追いせず、新たなユーザー層開拓に舵を切ろうとしている。Kissに別れを告げ、誰を招き入れるのか。次世代のカメラはどんなものなのか。トップシェアメーカーの「次の手」に期待したい。

 

キヤノンのKissシリーズは1、2年前まではキヤノンのレンズ交換式カメラの販売台数の7割以上を占めていたようですが、現在ではその半分以下にまで減っているようです。

EOS R50の登場よりもかなり前からKissの販売は右肩下がりになっているので、これまでのKissの販売がR50にそのまま移行しているというわけでもなさそうですね。今後、R50が販売面でKissシリーズを引き継げるのかどうか注目したいところです。