リコーのフィルムカメラはレバーによる手巻き機構を採用

リコーがフィルムカメラプロジェクトの動画の第二弾を公開しています。

PENTAX Film Project (found via Pentax & Ricoh Rumors
(※以下、Story#02の動画より)

  • 前回の動画を配信してから、世界中の方からびっくりするくらいの応援を頂いた。
  • 「LXの後継機が欲しい」「67を復活させて欲しい」「フルメカ一眼レフが欲しい」などのメッセージがあったが、まずはコンパクトカメラの開発から。
  • 今、リコーが手掛けているカメラはコンパクトカメラで、レンズ固定式で交換できないタイプ。このプロジェクトで最初のフィルムカメラだけに、とても重要なモデルになる。流用のパーツはあるが、ほぼ完全に新規で検討を進めている。
  • コンセプトは「若いユーザーの皆さんが楽しめるカメラである」こと。撮影することが楽しくて気軽に毎日持ち運びしたくなるようなフィルムカメラに仕立てていく。

  • フィルムの巻き上げはフィルムカメラを操っているという喜びや楽しさにつながると思う。いろいろ考えた結果、今回はレバーによる「手巻き」を候補にあげた。
  • 現代において手巻きの巻き上げ機構を入れようとすると、作るのが非常に難しく並々ならぬ努力が必要だということがわかった。
  • レバー式の巻き上げ機構はコストも掛かり、電動の巻き上げを採用した方が楽だが、それでもレバーの手巻きを入れたいと思う理由はただただメーカーとユーザー共通の「ロマン」。
  • かつての一眼レフの手巻き機構を今回はコンパクトカメラに搭載したい! このスィートな機構を若いユーザーの皆さんにこそ楽しんでいただきたい。
  • この手巻き機構は、過去の一眼レフの手巻き機構そのままで、将来、フィルム一眼レフを開発するときにそのまま搭載できる可能性がある。視野を広げて先々の製品につなげていけるように開発を進めている。

pentax_filmcameraproject_02_202305_001.jpg

昔のペンタックスのMF一眼レフに搭載されていたレバーによる手巻き機構が、そのまま現代のカメラで蘇るのは本当にロマンですね。開発は非常に大変なようですが、がんばって欲しいところですね。