キヤノン「RF28mm F2.8 STM」は日常の撮影用として申し分のないレンズ

DigitalCameraWorldに、キヤノンの新しいパンケーキレンズ「RF28mm F2.8 STM」の初期レビューが掲載されています。

Canon RF 28mm f/2.8 STM review

  • このレンズの最大の特徴は全長24.7mm、重さ120gという小型軽量化で、RFレンズとしては最小(そして私の勘違いでなければ最軽量)だ。
  • このレンズはフォーカスブリージング補正に対応しており、Vlog用レンズとして非常に有用だ。
  • プラスチックモールド非球面を採用しており、これは小型化のみならずステッピングモーター配置の自由度の高さにも貢献している。
  • 鏡筒はわずか120gの重さにもかかわらず、安っぽさやプラスチッキーさを全く感じさせず、頑丈で満足の行くものだ。ただし、防塵防滴のシーリングは施されていない。
  • フォーカスリングはパンケーキレンズの性質上非常に細く、フォーカスリングとして操作するのは難しいという人もいるかもしれない。

  • 主にEOS R100との組み合わせで使用したが、このレンズはR100やR50のようなコンパクトなAPS-Cボディのために設計されたように感じる。EOS R5との組み合わせでも違和感なく使用できたが、(大きなボディとの組み合わせでは)パンケーキのメリットは小さくなる。このレンズは日常の撮影用として申し分のないレンズだ。
  • AFはどのボディとの組み合わせでも、被写体の種類やスチル、動画にかかわらずキビキビと動く。また、フォーカスブリージング補正は動画では非常に効果的で、ブイロガーやコンテンツクリエイターの外出先用のレンズとして活躍するだろう。
  • 隅の解像力についてのキヤノンが主張が本当かどうかは、ラボテストの結果を待つ必要があるが、現状ではRF28mm F2.8の撮影結果は気に入っており、R50やR100のユーザーなら必携のレンズと言えるだろう。また、このレンズはフルサイズ用としての性能の良さも見逃せない。
  • RF24mm F1.8の方がより明るく寄れるが、RF28mm F2.8は半分の価格、半分の重さで、散策用のレンズとしては素晴らしい選択肢になるだろう。
  • RF28mm F2.8 STMはスチルと動画の両方に対応し、手頃な価格で、カメラバッグに入れておくに値するレンズだ。
  • 良い点:ポケットサイズのパンケーキレンズ、フルサイズとAPS-Cで便利な焦点距離、とても手頃な価格。
  • 悪い点:フォーカスリングが小さい、RF24mm F1.8の方がより汎用性が高い。

 

本格的なラボテストはまだですが、RF28mm F2.8 STMはハンドリングに関しても画質に関しても好印象のようですね。このレンズは非常に小型軽量のパンケーキにもかかわらず、MTFを見る限りでは周辺部を含めて解像力はかなり優秀で、実写でもMTF通りの性能ならかなり魅力的なレンズになりそうです。