Phase Oneがレンズ一体型のコンパクトな中判カメラ「XC」を正式発表

Phase Oneが、旅行写真家向けのコンパクトな中判カメラ「XC」を正式に発表しました。

Phase One XC is the "go-anywhere" medium format camera for travel

  • Phase Oneが、最高の画質を求める旅行写真家のために設計されたXCを発表した。利便性を念頭に置いて設計されたXCはPhase Oneで最もコンパクトなデジタルカメラで、どこにでも持ち運んでインスピレーションをそのまま記録することができる。

    XCはIQ4 1億5000万画素デジタルバックと、ローデンストックHR Digaron-S 23mm F5.6が1つに統合されたパッケージになっている。大きさは高さ105mm、奥行き162mm、幅143mm(グリップ込み)で重さ1820gだ。XCは簡素化されたデザインを採用し、シンプルで驚くほど直感的な操作性を実現している。XCはPhase Oneの代理店を通じて販売され、価格は62,490米ドルだ。

    このカメラは魅力的に見えるが、PhaseOneの忠実なファン層がこのカメラをどう受け止めるのか興味深いところだ。PhaseOneのカメラは大きくかなりの重さがあったが、この新しいXCはコンパクトなデザインで、Phase Oneのシステムをより多くの人に使ってもらえるカメラになるかもしれない。

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XCは23mm F5.6(換算15mm)の超広角レンズを搭載したレンズ一体型の中判カメラで、645フルサイズ1億5000万画素センサーを搭載しているにもかかわらず、非常にコンパクトで、中判カメラをアウトドアで使いたいカメラマンには興味を引くカメラになるかもしれませんね。

超広角レンズを搭載した一体型カメラなので用途はかなり限られてしまうような気がしますが、どれだけ需要があるのか興味深いところです。価格は62,490ドルもするので、アマチュアはもちろんですが、プロでもそう簡単に購入できるようなカメラではありませんね。