キヤノンがスマートフォンメーカーとの協業を検討中?

Canon Rumorsに、キヤノンがスマートフォンメーカーとの協業を模索しているという噂が掲載されています。

Canon is looking to partner with a smartphone manufacturer

  • 数週間前に、キヤノンがブランディングとモバイルテクノロジーを支援するスマートフォンメーカーのパートナーを探しているという報道があった。キヤノン自身からはあまり語られていないが、このアイディアはキヤノン社内でずっと進められてきており、活発なプロジェクトだと聞いている。

    最大の疑問は、どこのスマートフォンメーカーかということだ。Xiaomiはライカと強い関係があり、米国ではそれほど有名ではない。Oppoはハッセルブラッド/DJIと提携しており、Vivoは現在Zeissと提携している。HUAWEIは人気のブランドだが、多くの規制がかけられているので話題にならないだろう。

    これで残るのは世界的巨人の2社、アップルとサムスンになるが、どちらも外部のブランドを取り入れるとは思えない。キヤノンがこの状況を変えるような技術を持っていないかぎり、どちらのメーカーも協業を必要としていないと思う。また、GoogleはPixelシリーズを自社の制御下から手放すとは思えない。

    残りのブランドは市場シェアのかなり小さなブランドで、Asus、Motorola、Honor、OnePlusなどが挙げられるが、これらもキヤノンにとって賢明な策とも思えない。我々が思いつく唯一のブランドで、ユニークなものを製造しているブランドはNothingだ。市場シェアは非常に小さいが、目が離すことのできない興味深いメーカーだ。

    仮にNothingのようなメーカーと協業した場合、間違いなく長期的な戦略になり、キヤノンからも大きな投資が必要だ。また、このような協業をキヤノンが望んでいるのは、キヤノンのOEMセンサービジネス(現在はソニーに支配されている)を成長させるためではないかと考えている。

    もう1つの疑問は、スマートフォンのカメラのブランドによってスマートフォンの売上が上がるのかということだ。適切な状況なら非常に良いアイデアだと我々は信じており、将来この件について更に多くの話が出てくることになると確信している。

 

スマートフォンメーカーと海外の有名カメラメーカーの協業はよくあることですが、もし、キヤノンの協業の噂が事実だとすると、日本の大手カメラメーカーがスマートフォンメーカーと協業するのはこれが初めてでしょうか。

協業相手のスマートフォンメーカーがどこになるのかが気になるところですが、Canon Rumorsの推測を見ると、大手のスマートフォンメーカーはほとんど可能性がないように感じます。