フィルムの高騰で新たなフィルムカメラファンが定着しづらい状況に

JCASTニュースに、フィルムの価格高騰に関する記事が掲載されています。

写真フィルム「最大88%値上げ」...メーカー発表にSNS衝撃

  • 富士フイルムイメージングシステムズは2023年6月8日から、写真フィルムとインスタントカメラ(チェキ)の一部製品を値上げする。7日に公式サイトで発表した。商品によって異なるが、チェキ関連商品は4%から17%、写真フィルムは約13%から88%値上げをする。
  • SNSでは「この値上げは辛い」「仕方ないとはいえ溜め息しか出ないです」などと驚いたり嘆いたりする声があがった。他のフィルム大手でも価格改定が続いている。
  • フィルムカメラを取り扱う販売店の店主は、「悪循環を生み出している」と指摘する。「ここ10年くらいフィルムカメラブームがあって、とくにこの5年でかなり盛り上がってきたんですよ。若い人を中心に。ところが、若い人が一生懸命アルバイトしたり給料の中から出したりして買ってきたフィルムがこんな値段になってしまえば、とても買えないでしょう」
  • さらにフィルムの供給状況も悪く、「発注をかけても入ってこない」と明かす。都内で購入できなかった人が、在庫のある店を探し求めて他県まで足を運ぶことも多いという。新たなファンが定着しづらい状況になりつつある。

 

最近のフィルムの値上がりは凄まじい勢いで、フィルムがこれだけ高くなると、フィルムカメラに興味を持っても、ランニングコストの高さでフィルムカメラを諦めてしまう人も多いかもしれませんね。ここ数年、フィルムカメラが静かなブームとなっていただけに、フィルムの高騰はとても残念です。