DigitalCameraWorldに、中国製レンズに関する意見記事が掲載されています。
・Chinese lens manufacturers have "started to outdo the Japanese ones"
- 中国のレンズメーカーが日本製を凌駕し始めている。中国ブランドのレンズは今や日本製の光学製品に明確な優位性が認められないほど優れている。
カメラと言えば日本製かドイツ製というイメージを持っている人が多いと思う。これらの国の精密工学の伝統は、これらの国で製造されたレンズが他の地域で製造されたレンズよりも優れていることを意味しているのだろうか?
対極にあるのは中国製レンズで、大量生産され品質よりもコストが優先され、結果的に安価になるが、作りや性能は劣る可能性がある。これは全てステレオタイプな憶測であり、少なくとも現在ではそうではない。
Vlitroxの16mm F1.8のレビューで、レビュアーのBastianはこのレンズに感銘を受けた。それは価格がソニーやシグマの1/3程度だからというわけではなく、優れた画質と良好な造り、そして電子接点やAFなどの機能をフルに備えているためだ。中国製レンズは画質は優れていたが、電子接点が無くライバルに及ばななかった。しかし、最新のViltroxのレンズにはそのような妥協はない。
これらのことから、このレビューアーは「中国のレンズメーカーが日本のレンズメーカーを凌駕し始めるのは時間の問題であり、このレンズはその始まりとなるかもしれない」という物議を醸しそうな発言をしている。
Viltroxのこの他の4本のレンズをテストして、少なくとも星4.5の評価が得られている。実際に日本製レンズを凌駕しているか数値化するのは難しいが、Viltroxと日本製レンズに大きな価格差があるなら、コストパフォーマンスの点では明らかに中国製レンズが優れているだろう。
しかし、これは驚くべきことではない。中国は世界の製造業の中心であり、最新のiPhoneが問題なく製造できるのなら、カメラやレンズを日本と同じ基準で製造できないはずはないだろう。
もし、中国製のレンズに対して否定的な考えなら、その先入観は捨てて欲しい。中国製のレンズは日本や他の国と同じくらい優れている。
確かに記事で引き合いに出されているViltrox AF 16mm F1.8 FEは非常に評価の高いレンズで、純正レンズを超えていると述べられているレビューもあったので、性能面では中国製レンズは日本製に追いつくか、あるいは部分的にしのぐものもあるのは間違いではありませんね。ただ、中国製レンズはそれなりの性能のものも結構あり、品質面も含めて玉石混交という感じもします。
裸眼で球ボケ
性能は、耐久性やアフターサービスを含めてのものと考えています。
ゆつ
複雑な気持ちではありますが、今後は中国製レンズの選択がデフォルトになるマウントも出てくるのかもしれませんね。
一方で、カメラ本体はまだまだ日本メーカーの牙城です。
スマホに市場を奪われる中で、中国メーカーから見て参入しても旨味がないと見られているだけかもしれませんが…
Tama
物として各メーカーが発売している以上、日々研究されるでしょうし、海外生産していれば現地の技術者・作業者のレベルが底上げされるわけで、当然の流れでしょう。特に悪いということではなく、日本だって他の国だって結局そうやって技術を高めてきたのですし。
Sony Eマウントユーザーですが、この記事のような事情があるからなのか、SonyはEマウントでいわゆる撒き餌レンズみたいなもの、全く出しませんよね。
上で言われている通り、玉石混交、さらにはライセンス関係が相変わらず怪しいというのが問題点といったところでしょう。(その分安いというのも言えると思いますが)
muku
カメラもDji等魅力的な製品が増えていますし
自分の場合オーディオ製品は水月雨(MOONDROP)やShokzを愛用中ですし
ゅぃ
かつての日本がそうだった様に(戦後はアメリカのメーカーを追い越した)、中国の製品もどんどん善くなってきていますよね。
記事にもある様に、まだ製品(メーカー等)をじっくり吟味する必要はあると思いますが、良い物はやはり良いです。
カメラ以外で言うと、今や1万円前後の 有線イヤフォン などは中華イヤフォンの独壇場です(日本は Bluetoothの完全独立イヤフォンばかりで、有線イヤフォンに至ってはほとんど2016年前後の製品ばかりで新製品が出てません)。
私の場合、レンズはまだ純正を使っていますけれど、サードパーティを選ぶことがあれば、中国製品も選択肢に入るかも知れません。
中国製品は価格もそうですが、日本や他国があけた穴をつくのが上手いですから、日本にも頑張ってほしいです。
やまchan
正攻法のViltroxとチャレンジ精神あるLAOWAには、欲しくなるレンズを出してくる印象です。
日本人エンジニアの影響の匂いがしなくもないですが、値段も性能も注目せざるを得ないと思います。
ちょめちょめ
とある会社でレンズの仕事をしています。
医療機器のレンズ部品も中国のメーカーにお願いしています。
とある日本のメーカーよりも品質もほどほどに良く、値段も妥当です。
単焦点のレンズ性能はいずれ追いつくでしょう。
ただ、ズームレンズといった非常に難しい可動部があり、性能と値段のバランスを保つような製品はまだまだ難しいと思います。
製造性を高めたり、歩留まりを良くしたりするなども、まだ足りないと感じます。
技術力というのは、性能がいいというわけでなく、顧客ニーズにきちんと合う製品を作ることでしょう。
入社したときは、「性能がいいだけなら、新人でもできる」と言われました。
以上、現場より。
カタスマー
光学性能が良いレンズが増えてきているのは間違いないですが、製品のバラつきが大きい気がします
日本メーカーのレンズでもハズレ個体の報告はあるので、中国レンズについては自分の運が悪いだけと言われたら、そうなのかもしれないですが…
ひまわり
Viltrox AF 16mm F1.8 FEはそんなに凄いレンズなのか、驚きだな。シグマが14mmf1.4ARTを出してきたのは中途半端なレンズだとやられると思ったからかな。中華レンズはここ10年位で相当レベルアップしている感じがする。きっかけはLaowaやttartisan、中一光学。Laowaは元タムロン技術設計者が起業したメーカーだけど解像度が高く驚いた。設計もだけど優秀なガラスの供給もあると思う。今はMFが多いけど、電子接点の付いたAFレンズが出てきたら日本メーカーは苦戦しそうな感じがする。
来栖道庵
そう、中国製あなどるなかれ!です。日本のレンズメーカなら出さないニッチなレンズから始まって(チルト・シフト)や超広角、(海野和男氏が個人的に作った)ストロー形状のマクロレンズなど よくやるなーって感じです。ついにはAF対応です。
その他YONGNUOもAF対応しています。あとはZoom領域だけ日本に優位があるのみ。国民が多いと購買者も多数、設計者も多数、数はチカラ
海のおじさん
日本のメーカーが委託しているうちに凌駕されるってのは当たり前です。まあ、ストロボや三脚に続いてレンズ~カメラ本体が凌駕されるでしょう。
くま
量産品であることを考えた時、中国メーカー製はバラつきがスゴイと思われます。
また、加工精度も日本メーカーと比べたら格段に落ちるので
アタリの製品を引けば良い買物になるでしょうけど、
その逆だととんでもないものになるでしょう。
しかしながら日本メーカーも中国のサプライヤーから部品購入してる現実もあり
パーツごとのクオリティならば一定の基準には達してると言えます。
しかし、それらを組んで製品化するということは。また別の話ですので
まだまだと言えるかと思えますが、こうやって取り上げられるようになってきたのは
それなりに品質向上があるという事実でもあります。
あとはメーカーとしてのサポート、アフターフォローが出来るかですね。
中国メーカーは売りっぱなしのところがあるので、この点が一番難しいかと思います。
kooth
LAOWAなどいくつかのブランドは
日本のレンズメーカーで光学設計をしっかり修めてからの独立。
高級硝材は日本から輸入。
レンズ設計はコンピュータシミュレーションで試行錯誤の上、良解を得る。
品質管理は妥協なく(日本メーカーより厳しい会社もある)。
となると、AFなどの関連性能や耐久性。故障時のサポート、
歴史とストーリーの蓄積によるブランド程度でしか、
日本メーカーは差別化はできないだろう。
Kenzoh
映画バックトゥザフューチャーを思い出しました。
ドク「故障するはずだ。Made in JAPANと書いてあるぞ。」
マーティ「なに言ってるのドク、日本製が最高なんだぜ」
ドク「信じられん」
中国製が最高になる時代が来そうですね。
furu
素直に中国製はいつかは日本製を凌駕するときが来ると思っている。
これだけ光学理論を具体化設計できるパソコンや電子機器と日本の最優秀な工作機械を買う力があるし、それを使って作れば出来ることだと思う。周辺機器の三脚等はかなり前から中国製は最高だと思うし、これだけ人材の居る国(大学受験生が1900万人もいる)はマンパワーがあるので、日本が追い越されるのは遠くないと思う。カメラは一日の長があるとはいえ、ミラーレスになるとメカよりもほぼ電子機器なので、ますます、追い上げが早くなると思う。
国民としては寂しい思いをするが、カメラファンとしては安くて良い物は魅力ある。ただし、中国の人件費アップも極めて早いので、何時までも安く作れるかは解らない。日本よりも高くなるかもしれず、これからの動向を見守りたい。
ほっとみるく
今は純正レンズが値段高すぎですよね・・・
以前はタムロンシグマが純正の半額くらいで良かったけど、最近じわじわ価格上がってきてるし
性能はそこまでじゃなくてもAF使えるレベルで1/3という安価なら脅威になるでしょうね
Oort
キヤノンをメインで使いながらInsta360やDJIの製品を使っていて思うのは、日本メーカーに総合力で迫ってきているように感じます。
☆けむり
日本メーカーが中国工場でカメラやレンズを製造しているのだから、中国メーカーのレベルが上がるのはおかしくないですね。
コーティングについては蒸着や素材のノウハウと製造設備が必要ですので、これがどれくらいのレベルまで来ているか興味のあるところです。私はゴーストの発生しやすいレンズは選択肢に入れていません(レンズ内の反射対策も重要ですが)。
こあら
まず勘違いしてはいけないのは、
消費者側が既に発売されたものに対してコスパの観点で評価しようがしまいが、企業側はそもそも開発の段階で必ずコストと戦いながらやっています。
日本企業は「コスパ気にしなくていいなら本当はこんなにすごいもの作れるけど儲からないのでそういうものはそもそも作らないことにしました」というケースばかりです。
ほとんどの技術、産業で、
・日本(をはじめとする先進国≒西側諸国)はコストがかさみがちでコストを抑えるために開発段階からすでに本気を出せない
・中国は様々な理由(政府の国家戦略に合致すれば莫大な援助が出る&一昔前までは人件費も安かった)でコストに悩まされず開発に力を入れられる
という違いがあります。
その結果、同じコストをかけた場合もちろん中国が圧勝ですし、雑に市場で競争させた場合も中国が勝ってしまいがちですが、
「双方どんなにコストがかかってもよいから最高の性能、品質のものを本気で作ってくれ」という土俵であれば、日本は中国など相手にならないですし、世界一も狙えます。
ただし、そのような土俵で戦うことが最近はほぼないのが悲しい現実です。
宇宙開発ですら最近はコストを気にしなければなりません。先日の日本のロケット打ち上げ失敗もこの問題が根底にあります。
ごく一部、たとえばコロナのワクチンなどは、世界中がコストをふんだんにかけてでもとにかく早く開発しないと!となり、
西側諸国も中国も威信をかけて自コミュニティの製薬企業に投資を行いました。
そのような状況下で結局どうなったかはご存知の通りで、西側諸国は効果の高いワクチンを比較的すぐに開発できた一方、中国は遅れて、しかも効果の低いものしか作れませんでした。
鱸
レンズに限った話ではないですが、中国は広いので一括りにするのも難しいんですよね。良いものは良いとシンプルな考え方で良いと思います。アフターサービスはその国が出ることが多いですね。
やまだ
10年くらいの期間をサポート面含めて使い続ける事ができるのかといった点も見ていきたいですね
コツメチャン
ボディの方は中国ではつくれないわけですから、やはりライセンス契約の無いサードパーティレンズはファームウェア等で排除する動きは、やむを得ないのかと思います。
逆に言えば、互換レンズを出したいならライセンス料を払う必要がある仕組みを確立すれば、まだまだ日本メーカーに生き残る道はあります。
それが面白いかどうか、消費者にメリットがあるのか、と言う点ではプラスではないかもしれませんが。。。
swing
これは、トキナーの品質が向上するってことかな…?
最近元気がないトキナーですが、実態としてはほとんと輸入商社ですからね。
もっとも、中国製でも高品質なメーカーは自社ブランドに誇りがあるでしょうから、トキナーの名前で出てくることもないか…。
日本のレンズメーカーも昔は残念な品質でした。コシナとかね。
しばらくカメラから離れてから復帰した時、コシナが高品質メーカーと聞いた時はたまげたものです。
中国製品は良い物は良いんですが、安いわけでもない。だから日常品で日本に入ってくるのは安価な粗悪品が中心なので、中国製=粗悪のイメージあるね。
逆に日本製品が無いジャンル、例えばDJIなどは悪いイメージ無いですよね。安くもないけど。
レンズも同じような所に落ち着くんじゃないでしょうか。それなりの品質ならお値段もそれなりで、シグマやタムロンと競合するようになると思います。
Egret Helon
自分は、日本メーカーの中古の良品と中華レンズの価格が似た価格だったりすることも多く、
暫くは中華メーカーのAFレンズは買わないかな…。
中華メーカーのMFレンズであればかなり安く購入できる分、購入したいと思ってしまいます。
ソニーも家電屋のレンズからいまやGMレンズを作れるまでなったことを考えたら、
あと5年もすれば中華メーカーもいいものを作ってくるのでしょうね。
電卓
現在の、ツァイスと日本メーカーの関係を見てもそうですが、来るときが来たのではないでしょうか?「まだまだ」などと余裕を見せていれば、いずれは追い越され、背中も見えない状況というのが想像できます。もちろん、各メーカーは、その歴史を知っていると思いますので、危機意識を持っているとは思いますが。。
ぷくぷく
中華レンズは品質管理とその品質管理をユーザーが信じられるかどうかだと思っています。かつてツァイスが強かったのも、この品質管理が凄かったですし。基準に満たさない製品を出荷しない事が出来るかどうか・・・。これはかなり微妙に思っていますが。
他に日本メーカーが一番怖いのはコスト競争になった時だと思います。24-70F2.8や24-105F4辺りのレンズが4~5万円で出たとしたら、多少の性能はともかく、かなりのユーザーが流れて行くと考えています。なので日本メーカーは如何に自社ブランド力を維持できるかがカギだと思っています。
コーティング等ですが、中華天体望遠鏡をみてもレベル的には遜色ない状態かと考えています。ただ日本と同じコーティングコストをかけて同レベル価格で勝負ができるかと言われればそれが出来ないので、そう言う勝負をしていないだけと認識しています。ただ正直言って中華はデジカメ分野にお金をかける位ならスマホにお金をかける方が経営判断的には正解だと思うので今更、デジカメ全方位に手を広げなさそうとも思っていますが。
とし
中華レンズのレベルが上がり、日本と遜色無くなれば中国や欧米でのシェアを日本レンズメーカーが失う事になるのでタムロンやシグマは厳しくなる未来が待ってるのかも知れないですね…
純正レンズはカメラ側で規制をかけて生き残るのかな…
あっき〜
素直に考えたら、日本だってレンズの製造では80年くらいの歴史。
その中で世界に認められるレンズになって60〜70年くらいでしょうか
10年から20年くらいの間に上り詰めて行ったりで(もちろん他の職人仕事の経験値もありますが)
中国もiPhoneなど製造し出して2000年代も20年経ってきました。
もともと資金も人材も豊富なのでそこにノウハウがきたらあとはあっという間に品質は安定してくるでしょう。
むしろ日本の方がノウハウや機械はあっても人材がいないので大変かもしれませんね
しろ
Vlitrox以外にも色々な海外メーカのレンズを利用しています、価格が安いこともありますが純正にない画角や半額以下で利用用途によっては全く問題ないレンズも多くなっていて気がついたら防湿庫の中でもそこそこなシェアになっています。
私の周りでは中華レンズっていうとAmazonで激安で売ってる一部メーカーで、Vlitrox・Laowa・サムヤンなどはレンズ選びの時に普通に比較候補として名前が上がる単独メーカーとして認識している人が多い感じですね。
ズームもいずれ各メーカー出してくると思ってるので変な画角の物が色々出て選択肢が広がるのを期待してます。
もし国内レンズメーカーの人たちが危機感を持たずに「まだxxがあるから」とか思っているようならいずれシェア持っていかれると思います。
まだおもちゃみたいな写りしかしないから、まだMFだけだから、まだ単焦点だけだから、飛び抜けた性能じゃないからと事あるごとに色々言われていますが、すごい勢いで改善して来ているのでいずれ家電量販店等でも扱われるようになったら一気にシェアもっていかれそうですよね。
ドラネコ
日本製のレンズには、例えばライカのズミクロンのようなブランド力のあるレンズは存在しません。ならば、純粋に性能で比較されるのは当然の話です。カメラレンズに限らず、ブランド構築の上手く無い日本企業には苦しいところですね。
え~まうんと
中国製品の問題点は、性能が良くても品質管理が「不具合品出しても交換すりゃいいんだろ」の精神でやっている点です。この点に関してはその国の文化的な面が大いにあるので中々改善しない、というか改善すべきだと思っていないというのがあると思います。
製造業で品質管理をやっているとわかりますが、日本メーカーが求める品質管理は「不良流出0」という事が基本で、10万個の中に1つでも不良流出があれば大騒ぎになって再発防止策等莫大なコストと時間をかけて対策を求められるわけです。
そらこんな事してたら「交換すりゃいいんだろ」のメーカーにコストで勝てる訳がありませんし、新しい事への挑戦もフットワークが重くなります。
ただ、実際に自分がエンドユーザーとして使う立場からすれば、不具合品を掴まされた場合一期一会の機会を製品不具合で潰される訳ですし、アウトドア用品などでは命の危険に繋がる事すらある訳ですから「交換すりゃいいでしょ」では納得できる訳がないというのは有りますからね。
だから私はコスパが良くても中華メーカーの製品を買うという選択肢は選びません。「なぜ安いのか」という部分の理由を考えたら手を出せないといった所ですね。
隻眼の写真の撮り手
今は中国企業のレンズに良いものが増えましたね。様々なものの値段が上がる中、比較的安価な中国製レンズに興味が湧くことが増えました。10年前では全く考えたこともありませんでしたから、今後がどうなるか、興味津々です。
私個人としてはAF精度のこともあって購入には至っていません。先に書いたことと矛盾していますが、今後も中国製レンズを使うことはないと思います。よほどのゲームチェンジャーのレンズが出れば別ですが、マスマーケットに合致したものしか出てこないように思えますし、スチルや動画は細かいニーズを満たして初めて売れるところもありますから、そのような製品が出てくることは難しいように思います。
可能性があるとすれば、ドローンのように撮影行為そのものが変化して全く新しい製品が市場を席巻するようになった時、今とは異なる市場が生まれた時だと思います。
yam
中国のレンズメーカーって、そのブランドイメージより、まだ、あまり高い値段のモノは作れない傾向にあると思いますが、本気でコストをかけて作ったら、もしかして既に、技術的にも凌駕しているメーカーもあるかもしれませんね。
kino
確かにレベルは上がっていると思うし、凌駕している個体もあると思いますが、
同じ製品で全てが同じクオリティ、万全のサポートやアフターサービス、
後追いではなくて先行開発してモノが作れるのか、というと疑問に感じます。
特に買ったものがハズレ個体だった、という声が多く聞こえるうちは、手を出しにくいです。
MBZ
オーディオ製品でも、中華製の質がすごく向上しており、
よほどのオーディオマニア以外なら十分に良い音で聴けます。
また、新開発されたパーツを採用した製品を商品化するのも早いです。
ま、その分初期不良も多いようですが、改良も早いです。
世界の工場と言われる中国ですから、製品化のノウハウの蓄積が半端ではないようです。
かめらおじさん
開発・運用などのアプローチが日本と中国では違う点が多々あるので、
良くも悪くも、
・日本にはあるけど中国にない
・中国にあるけど日本にはない
この独自の進化が進むと思います。
ユーザー目線だと中期的に見れば選択肢が増えていいように感じますが、
長期的には、吉と出るか凶と出るか若干不気味ではありますが・・・。
wow
カメラのレンズだけ日本メーカーを超えられないなんてことはあり得ません。
カメラメーカーであれば、Eマウントのようにサード製レンズの連写速度を制限したりZマウントのようにライセンス許可を制限したりして純正レンズを守るのかもしれませんが、レンズしか作っていないメーカーは安さでも性能でも負けてしまえば死活問題です。
ただ、中国メーカーも大きな利益を出せるのであれば本腰を入れるでしょうけど、あまり利益が出ないとなればあっさり撤退するかもしれませんね。
好事家
アフターサービスについては別として記事のメーカーさんのAFレンズをニコンで使用した感想なのですが、開放での描写は色の情報量が純正に比べて少なく、また髪などの細かな線や肌の面の色の均一性に劣る印象です。ただ私が純正の解像している画像になれてしまっていて、それをよしと思い込んでいますが、いわゆる世間で言うエモい描写となると今回のメーカーのレンズのほうに軍配が上がるのでしょう。
今の写真を楽しんでいる方は光学性能を突き詰めたレンズだけを絶対基準とせず、表現の多様性を各メーカーに求めているような気がします。
kmz
レンズは性能が定量的にわかりにくいですから、ブランド力(信頼)がかなり重要だと思います。
信頼を損なわないモノづくりと、ブランド力向上のマーケティングが日本のメーカーには求められると思います。
ねこペン
技術だけでいうなら、日欧米と中国はさほど違いはないでしょう。
中国が脅威なのはコストがまだ低いこと。
ただ、今後はどうなるか分かりません。
結局技術というのは、ある程度上のレベルになるとコンシューマー製品ではコストが大事になるわけで。
いつまで中国がその牙城を崩さずにいられるかは分かりませんが、日本は相対的にコストが下がりつつあるので、いまが正念場と思います。
faye
日本のメーカーもかつては英独米の粗悪コピーから始まっていますので中国が日本に追いついても不思議はありません。先日ツァイスの写真レンズ撤退報道がありましたが彼らはより高性能の工業用レンズで勝負しています。
ゆーた
中国製レンズでは唯一 VILTROX AF 75mm F1.2 を使っています。
純正のXFレンズに比べるとフォーカスリングの滑らかさなどで劣ると感じるところもありますが、スペックがユニークで写りも大変満足しています。あの写りで7万円は絶対安いです。
ズームレンズもですが、望遠レンズや超望遠レンズにも挑戦してもらえればと、期待しています。
LOTUS
チルトレンズやアナモフィックレンズを低価格で出してくる点含めて驚異以上ではないでしょうか?
安価で写りのいいレンズが提供されることが新規のカメラユーザーの掘り起こしに繋がるのか、シェアを奪われるだけなのか...カメラメーカー各社は悩ましいでしょうね。
Eマウントだってシグマのレンズが人気ですしね。
あとは資本力があるので技術者の待遇を大事にしないとごっそり持っていかれると思います。
Empal
中国製の性能が上がったと思えないんです。確かにアタリの製品もあるとは思いますが製品個体差は日本製に比べて大きいですし、精密機器だからアフターサポートの容易さなんかも品質じゃ無いでしょうか?今まではMF単焦点で可能部や電子制御が不要といった所からAFやズームと複雑になるとどうなんでしょうね。
それと特許侵害などなどで、突然販売中止とかも困りものです。
こゆひ
ものづくりは人づくりであり、そしてそれを支えるのは文化だと思います。それらが変わらない限り、今後開発される製品の品質や信頼性も変わらないと思いますし、これらを変えるのは現実的に無理でしょう。
日本は高品質・高信頼性の製品を他国から見れば高い値段で出し続けるでしょうし、
中国はこれからもコストパフォーマンスに優れているが、どこかで不安を抱く製品を作り続けると思います。
優劣をつけるような問題ではないと思いますが、「中国製のレンズは日本や他の国と同じくらい優れている。」と結論づけているのは、安直だと思いました。
m2c
中国製も、買う場所さえ間違わなければ、それなりにコスパが良いと思います。
でも、レンズじゃないですがリピートで買ったら見た目そっくりのコピー品が来たことが何回かあって、中華ガチャは怖いって個人の印象です。
ナイトメア
純正品といえどコストとの折り合いのなかで産み出されているものです。
日本メーカーのものでも海外の原材料を使用し、海外で生産するものです。
となると、中国をはじめとした海外企業に並ばれることや、ときに追い抜かれることも不思議ではないですね。
KISS Rを待ちながら
店頭で買うか直販で買うかアマゾンや楽天(のぁゃしぃショップ)で買うか、という違いも侮れない気がします>質のバラつき
製品自体で言えば、7artisansやTTArtisanすら値段そこそこ高めで野心的挑戦的な製品を出してきている(Laowaや周八枚は言わずもがな)現状は、かつてロシア製や日本製はじめライカコピーカメラ/レンズが百花繚乱だった時代を彷彿とさせる活気があって楽しいですね
おそ
写真好きでよくわかった人が作ってるなー、と思わせるレンズがありますね。
朔
一応鳳凰光学とかも歴史ありますし写真文化はそれなりにあるので、中国人も取り組みやすい分野ではあるとは思いますね。
昔のレンズの設計などではなく、オリジナリティのある設計のレンズなど出て来たら面白いですね。
Pana厦門
日本のカメラメーカー2社の技術者からお話しを聞くと、光学メーカーの凄さは一つ一つ出来栄えの違うレンズ玉をこの出来栄え性能にはこの玉を組み合わせてと、何群何枚で最終交換レンズやスマホのレンズユニットにした時にアッシィとして完全な合格品にしてしまう生産技術力に凄みが有り、ノウハウだと言ってました。一枚の玉が規格から若干外れていても組み合わせでユニットは良品にしてしまうそうです。特にプラレンズは金型から8個取れるとして、極端に言うと全部特性は違うし、温度変化や原料にても出来栄えがバラつく、そんな玉を何枚か重ねる。手間がかかる組み合わせ選別はある面人海戦術で労働力が安く確保出来る中国に生産メリットがあるとの事。
現在光学設計には良いソフトがある。非球面加工機も高額だけど良い物がある。金属加工技術やエンプラでの寸法出し技術も上がったんでしょうけど、アッシィ化生産技術が上がって来ているんでしょうね。
lk
いまでも大半は日本で製造組み立てていないので作れる、はあまり関係なくなってきていますね。
中国メーカーでVlitroxを1本、他に10-15万前後のレンズを2本買いましたが、やっぱりそれなりといった感じです。周辺減光あたりの補正が効かないのでそう感じるのかもしれませんがやっぱり本体とセットというところは強いですね。
コマ収差も大きく価格を考えると買いやすいですがもう一歩かなぁといった感じです。
2度保障を使って修理をお願いしましたがコロナ過なのか1本は4~6か月以上かかると言われ特殊レンズですので変わりが必要で修理中にもう1本買って治ったら売ってしまいました。1本はいつになるか分からないと言われたので国内で修理委託という話になり2か月程度で戻ってきました。サポートを考えると買えなくなるんですよね。
ただ、製品の開発頻度と似た域、トンデモレンズでも個性を変えてどんどん出してくれるのは好感持てます。ユーザーとしては被写体に合わせて色々選べるのはやっぱり強いですね。近い将来は今感じる差もなくなってくるかと思います。
aac
自分はカメラ以外の趣味ですと、キャンプからハマって10年ほど海外ナイフを集めていた時期がありました。
数年前に関市の刃物まつりに行き、ナイフメーカーの人が「最近の中国は凄い。特に人と製造機械への投資額が日本とは比べ物にならない。」
「日本メーカーは数十年前から使っている機械のままだが、中国は最新の日本製の機械を導入しており、職人技に頼らずに高い精度を出している。」
「日本の会社が日本の機械を買えないなんて…。」
と嘆いておられました。
ナイフの仕上げの良さはアメリカと日本が1番良く、次にドイツなどのヨーロッパ、続いて台湾、中国、東南アジアの順だったと記憶しておりましたが、最近は下剋上が始まっています。
あるアメリカメーカーは製作の殆どを海外に委託しているのですが、最新の鋼材や複雑なデザインの高級ナイフは台湾か中国に委託し、日本は古いラインナップのままということもあります。
もちろん上記の話が全てレンズにも当て嵌まるとは言えませんが、お家芸であった刃物も追付かれているのは事実なので「所詮中国製だから」とは笑えない状況である事は事実だと感じております。
BenBen
中国メーカーのレンズ製作能力はドンドン上がって来てるのは事実です。ただそれで、純正レンズを駆逐して主力商品になれるかどうかは別の事でしょう。
例えば中国メーカーがまとまって、母艦のカメラ本体と新しいマウントまで製作すればこの優れたレンズ論も成立する可能性もある様気がしますが、現状の互換レンズや非公認のレンズが純正品に取って変わって主流になる事は無い話しでしょう。ライセンス品はそれなりに需要はあると思いますが。
cc
寂しいニュースですね。
ノートPCとかもそうですが、自動車を除く日本企業のコンシューマー製品って、『何故こんなに高いの?』と思うことが多いですね。
ひと昔であれば通用した「人件費が高い」も、今やサプライチェーンのグローバル化と国内人件費の相対的下落で、正当化できなくなってきました。
「高品質」も、価格差に対して、顧客体験としてメリットを実感できるレベルのものではないことが多いです。
優秀な技術者を大切にせず、新興企業にどんどん引き抜かれた、というのも要因の一つだと思いますが、それも含めて、「企業経営の敗北」なのだろうなと捉えています。
コメント欄を見ていると、「品質の安定性」を指摘されている方が多くいらっしゃり、それは事実であるとは思います。
が、負けている部分から目を逸らし、『今のところ』優れているところを見る、という姿勢を、もしメーカー自身も依然として持っているとしたら、
過去10~20年の失敗を再現しそうだな、という気もしてしまいました。
液晶vs有機ELもそうでしたね。
ネガティブな事を書きましたが、自分はフジユーザーですし、
品質と趣味性で付加価値を遡及し、中国勢にも負けずに頑張ってほしいなと思っています。
デジタル世代
今は安いレンズでも現像ソフト次第で簡単に高画質にできますしレフ機時代ほどAF機構にシビアな調整も必要ないので、一定の品質に達していれば使用に耐えうるんですよね
あとアフターサービスも細々部品交換されるよりいっそ本体交換で入れ替えてくれた方が癖もなくなってありがたかったりします(日本メーカーは本体交換を嫌がりますけどね)
レンズ以外の分野だとライティング機材は丁度いいモデルケースかなと
本体との親和性が高いが値段も高い純正スピードライトはいつしか見向きもされず、安かろう悪かろうと思っていたら次から次に純正を圧倒するストロボだしてシェアを取った中華メーカー
レンズは規模が違うので流石に時間かかるでしょうが遅かれ早かれ同じ道を辿るんじゃないかと思ってます
らおわ好きです
中華レンズはラオワ3本、サムヤン1本所持しています。
十分仕事してくれますよ。
価格も、だいぶ値上がりしたと思います。
最近買ったラオワの6mmF2なんか一昔前の中華レンズの値段ではない。
でも実用性とクオリティで選びました。
安かろう悪かろうの時代は終わったと思います。
ただ、ラオワはAFで苦戦しそうですね。
独力では難しいんじゃないかな。
ジェイコブスラダー
TTArtisan、7Artisans、LAOWA、とそれなりに手を出してきましたが、どれも価格的には魅力的ながら日本製を凌駕するほどではないと思っていました。
ところが、Viltroxの13mmF1.4、75mmF1.2は、純正にはない焦点距離と明るさで、絶賛できるほど素晴らしい性能で、いよいよ純正に拘る必要はない、と思うに至りました。
すべての中華メーカーが良いとは思いませんが、Viltroxは純粋な光学性能勝負という感じで安心感があります。
k-wan
新興ブランドが老舗ブランドに対抗するには、同等の能力をもちながらコスト面での訴求力がキーになります。
ただ、中華レンズとはいえ日本レンズの生産コストと余り変わらないレベルになってると状態です。採算度外視とまではいきませんが、ブランド認知度を上げるために儲けがギリ出る価格での販売価格の状態
簡単に言えば一昔前の液晶TVや白物家電と同じような戦略を行っている状態にちかいのかとおもわれます。
結果的にありえない価格引き下げで日本の大手メーカーなどは最終的にダメージをうけて規模縮小や撤退となりました。
カメラの世界でも家電と同じことが起こる可能性はあるので、怖いところです。
KT
現時点での国内メーカーの強みは高いレベルの検品体制とアフターサポート。ここのコメント欄を読んでいると15年くらい前のPCやスマホの過ちを繰り返しているようで不安に感じます。あの頃も中華メーカーはまだまだという意見を多く目にしましたが、今や国内メーカーの製品は法人や官公庁に食い込んでいるだけでコンシューマー向けでは見向きもされなくなりました。全く同じ流れに見えるなと。
一人のユーザーとしては選択肢が多いに越したことはありませんので、国内メーカーも大陸の新興メーカーも切磋琢磨して魅力的な製品づくりを頑張っていただきたいものです。私は面白い製品であればどこの国のメーカーのものであろうが気にせず使います。
ありこ
日本のレンズメーカーは厳しい経営を強いられるだろうな。果たして何年戦えるのだろう。