Nikon Rumorsに、ニコンがZ9に追加された「オートキャプチャー」機能をZ8にも搭載すると言及した部分を公式動画とプレスリースから削除したという記事が掲載されています。
・Nikon removed mention of Auto Capture coming to the Z8 from YouTube video and press release
- ニコンはZ9のファームウェアアップデート4.0のYouTube動画から、Z8に新しいオートキャプチャー機能が搭載されると述べられている部分を削除した。この動画では1分42秒あたりでオートキャプチャ機能が間もなくZ8にも追加されることが明確に述べられていた。この発言は後に削除されたが、多くの人がすでに動画でそれを目にしている。
ニコンはまたZ8のプレスリリース(下記)からもオートキャプチャに関連する部分を削除した。
「今後の機能は、ファームウェアのアップデートで追加される予定だ。これには、ユーザーが設定したパラメータに基づいてリモートでカメラのシャッターを切ることができる自動キャプチャ機能が含まれている。また、アップデートにより、N-Logを使用して動画を撮影する際に、ベース ISOを200 まで拡張することも可能になる」
ニコンは新型のZ8があまりにも優れたカメラであるために、Z9が時代遅れのカメラになることに気が付いたのだと思う。ニコンはZ8をミニZ9にしたいと考えていたが、現在Z8からこの機能を削除している。私の解釈が間違っていることを願っている。
Z8はセンサーも画像処理エンジンもZ9と同じなので、オートキャプチャ機能はハードウェア的には搭載可能だと思われますが、ニコンはこの機能のZ8への追加について言及した部分を全て削除しているということなので、マーケティングの都合でZ8にはオートキャプチャー機能が追加されない可能性もあるのかもしれませんね。ニコンは、このくらいの差別化がないとZ9のアドバンテージが少なすぎると判断したのでしょうか。
まーやん
まあ当然でしょうね。仮に搭載されたとしても電源容量の都合もありますから気軽には使えなさそうですし。どちらかといえばこの機能、プロ、セミプロが(撮影用と据え置き用とという風に)Z9を複数台買ってもらうための側面が強い気がします。
えふ
今まではZ9がプロとハイアマ需要の双方の受け皿となってきましたが、今後はプロはZ9、ハイアマはZ8と役割分担ができるようになりました。Z9の値上げは、Z8が登場したことで本来のプロ機の価格帯に戻せたということかと思います。これからはZ8が、ニコンのカメラ事業の柱になっていくと思います。ですがプリキャプチャーという機能は、その流れに一石を投じる機能に思いました。本来はプロでもZ9が2台、または予備1台を加えて3台あれば十分でしょう。しかしプリキャプチャーがあれば、撮影によっては5台10台のZ9があっても良いわけです。これはZ9の買い増し需要を刺激する良い機能に感じました。
しかしこの機能をZ8に搭載してしまっては、おそらく自分で操作するカメラはZ9、プリキャプチャーはZ8、と考えるカメラマンは少なくないと思います。そうすると需要がより一層Z8に集中してしまいますので、いずれは搭載するにしてもタイミング的には、ずっと先のことになるでしょうし、情報の先出しは得策ではないと考え直したのだと思います。
D500の人
D5とD850では、プロ機とハイアマ機という違いが認識できたけど、Z9とZ8は新しいだけにクラスの違いが見えにくいですね。プロが使うような尖った機能がZ9だけになるのは理にかなっているのかも・・・?
ムムムの6
残念ですね。電源なら外部電源という手もあるので。
コツメチャン
穿った見方をすればマーケティング上の問題が生じたため、と思えそうですが、Z9のファームウェア4.00ってつい先週配信されたばかりですよね。
その紹介動画から急きょ削除されたような印象を受けるので、マーケティングの方針が急きょ変更になったというよりは、Z8にオートキャプチャを搭載する開発の過程で何らかの問題が発生したと考えたほうが自然な気がします。あくまで想像ですが。
Z9とZ8はスペック的には同じですが、たとえば手ぶれ補正機構はZ8のために小型のものをいちから開発し直した等の話もありますし、中身がZ9と全く同じというわけではありません。
オートキャプチャ機能をZ8に載せた場合、ニコンの品質基準に達しない何らかのネガティブ要素が出てきたため、搭載を見送ったのかも。
個人的にはバッテリー周りが怪しい気がします。
hui
特定の現場では1人で複数台リモート撮影が珍しくありませんが、手持ちのメイン以外のスレーブ機は後からプリキャプチャーや意図的に撮影したポストキャプチャーが非常に役立っています。撮影枚数は膨大ですが、GPS由来の正確な時刻で複数台のデータもソートやセレクトは容易です。
営業的な戦略なのか搭載メモリー量の違いによるものなのか気になる記事ですね。
ダブルマウント使い
Z9の最新ファームウェアに飛行機モード、美肌効果が搭載されなかった点も気になりました。
現状ではZ8とZ9は基本機能については共通のベースを有しつつ、各々異なるキャラクターを持った製品に育っていこうとしているようにも見えますね。
Z9ユーザー
単に開発優先度との兼ね合いではないかと思います。
技術的・物理的な絶対障壁では無さそうですので、
現行エンジンのポテンシャルがうかがい知れただけで十分では
DDR4
Z8も出荷直後の段階では3Dトラッキングの完成度でZ9を上回っていました。
現状のZ9のファームver.4.00でその差はおそらく無くなったと思います。
バッテリ、熱耐力の差は除きZ8とZ9は基礎体力的な性能ではほぼ同じ位置にあると思います。
オートキャプチャーに関しては縦グリの無いZ8の方がよりローアングルを可能にしますので、Z8に搭載しても何らおかしくはないというか”適役”じゃねというのが正直な感想です。
Z8,Z9の売り方やサポートを考えて敢えてZ9に集約するという選択もありますが、個人的にはハイアマだって欲しい機能とは思います。
hui
特定の現場では1人で複数台リモート撮影が珍しくありませんが、手持ちのメイン以外のスレーブ機は後からプリキャプチャーや意図的に撮影したポストキャプチャーが非常に役立っています。撮影枚数は膨大ですが、GPS由来の正確な時刻で複数台のデータもソートやセレクトは容易です。
営業的な戦略なのか搭載メモリー量の違いによるものなのか気になる記事ですね。
わさびみそ
Z 9とZ 8、基本的なスペックが同じなせいか、いつの間にか、ファームアップでお互いに同じ機能性能が実装されるとかの拡大解釈がなされてしまっていますが、それは違うのではと思っています。
バッテリーやメモリーカード等の相違点は今後のファームアップの余裕の大小という点では確実に違いが出てくると思いますし、価格・ユーザー層も違いますから、
価格や性能から実行できることと、想定される使い方から必要とされることとの、折り合いをつけていくことになるでしょうね。
Z 9のみの機能、Z 8のみの機能、今後どちらも当然出てくると思います。
FB2
近年のニコンの積極的なファームアップ対応による、長く使える道具感に安心感や好感を持っていたユーザーは少なくないはず。
個人的にはこれからもそんなメーカーでいてほしいと願っています。商売上の都合というのは分からなくもないですが、仕様上可能なのに特定機能を搭載しない等の「差別化」は勘弁してほしいです。
ヤーノシュ
流石に販売開始後に機能導入を消した?のは商慣行上まずいような気がするのですが、、、
そこはどうなんでしょう?
M-KEY
そもそもZ 9のプリキャプチャー機能自体がサプライズだったので、Z 8に載らなくても不満はありません。
また、バッテリーやGPSによる時刻合わせ以外にもZ 8にはケンジントンロックが無い点も影響してそうです。
撮影地点に機材を持ち込む場合、台数が多いとZ 8の方が軽いというメリットはあるのですが・・・