CIPAが、2023年5月のデジタルカメラと交換レンズの生産出荷実績表とグラフを公開しています。
2023年5月のデジカメの総出荷台数は前年同月比で111.1%(金額ベースで111.3%)と、4月ほどの勢いではありませんが、それでも台数ベース、金額ベースともに前年同月を上回っています。カメラの出荷は3月、4月の好調が維持されているようですね。
カメラの出荷台数のうち、レンズ一体型は前年同月比で93.9%(金額ベースで137.5%)と台数ベースでは前年割れですが、金額ベースでは前年を大きく上回っています。レンズ交換式は前年同月比で117.3%(金額ベースで108.8%)と前年を上回ってはいるものの金額ベースでは少し勢いが落ちている印象です。
レンズ交換式のうち、一眼レフの出荷台数は10万8255台、ミラーレスは44万0169台で、一眼レフは前年同月の113.7%、ミラーレスは118.3%となっています。今月は一眼レフの台数が伸びていますね。
地域別の出荷台数は台数ベースで日本が前年同月比で110.1%、中国が126.4%、日本中国以外のアジアが106.4%、欧州が104.3%、米州が105.2%、その他地域が126.0%と、日本と中国、その他のアジアの勢いが落ちていますが、米州は少し改善しています。
ぶらりん
「人が外に出かけるようになったから」が増加の第一要因であることに間違いはないと思いますが、だからこそ小売売上高や宿泊客数などの統計数字と同じで、コロナ前の2019年との比較数字が是非とも見てみたいところです。
コロナ前を上回っていたなら、CNでもついに全面的に本格化したミラーレス移行も加えて、「カメラ市場は再び拡大期に入った」と高らかに宣言できるのです。
信楽焼のたぬき
あまり市場が縮小するとオーディオみたいになってしまいそうだから、拡大までせずとも横ばいにはなって欲しい
やまちゃん4C
>>ぶらりんさん
2019年5月の出荷台数/金額と比較してみました。
全体的に見ると、台数は半減だけど単価アップで金額は約1.4倍で、高いカメラを買ってくれるマニア頼みの傾向が明らかです。
総出荷: 台数52.5%、金額136.6%
レンズ一体式: 台数26.8%、金額66.4%
レンズ交換式: 台数72.8%、金額156.5%
(一眼レフ: 台数25.4%、金額32.1%)
(ミラーレス: 台数134.4%、金額241.3%)
スナッキー
>>やまちゃん4Cさん
うわぁ…
気軽にレンズやボディを買い増せないなと実感はしてますが、台数下がって金額上がるってエグいですね。
あとは国ごとの購買意欲と為替次第ですかね。
(為替が円安だし日本は主戦場ではないのかもしれませんね)