メモリカード破損への備えは何をするべき?

DigitalCameraWorldに、メモリカード破損に備える日頃からの対策に関する記事が掲載されています。

I am fully prepared for the next time I suffer a corrupted memory card!

  • 2012年当時、私はWi-Fiメモリーカードを使用していて、それをフォーマットしてしまった。言うまでもないことだが、Wi-Fiカードはフォーマットで調子が悪くなり、翌日の撮影で重要な写真を破損してしまった。カードはゴミ箱行きとなり、再撮影しなければならなくなった。

    それから10年以上経った今、あの胸が張り裂けそうな瞬間からどんな教訓を得たのだろうか? あなたが同じ苦しみを味わうことがないように、私ができる最善のアドバイスと手順を紹介したい。

  • デュアルカードによるバックアップ:カメラにデュアルカードスロットがあれば、ファイルを2枚のカードに同時に記録できる。メニューから2つ目のカードスロットにバックアップするように設定して欲しい。
  • シングルカードスロットの時の対応策:カード破損の被害を軽減する良い方法は、たくさんの小さいサイズのメモリカードを使うことだ。8GBや16GBのカードで撮影し、カードがいっぱいになったら交換する。このようにすると、カードが破損しても少数の画像が失われるだけで、大容量のカードのファイルが全てなくなるほど悲惨なことにはならない。
  • 高品質なカードを使う:ネットではどんでもなく安いメモリカードが見つかるが、多くの場合はノーブランドか、または偽造カードの可能性もある。いずれにせよそのようなカードは信頼性は低く、リスクを冒す価値はない。
  • 壊れかけたカードはすぐにゴミ箱に:プラスチックが割れたりするなど、破損の兆候が見え始めたカードはすべて捨てて欲しい。
  • 撮影したファイルのバックアップ:データを喪失することはPCに保存されている画像でもよくあることで、3-2-1ルールにしたがって画像をバックアップすることを勧める。これは少なくとも2つのタイプの異なるメディア(ハードディスク、SSD、クラウドなど)に画像のコピーを少なくとも3組保存し、もう1組を友人や家族の家などに保存しておく手法で、ファイルが盗まれたり危険にさらされたりした場合でも、コピーが残るようにするものだ。
  • アダプターを使うのを避ける:microSDからSDカードに変換するアダプターをカメラ内で使用するのは、余計なトラブルの原因になるのでなるべく避けて欲しい。
  • 撮影済みのカードの管理:ファイル喪失の原因の一つに、誤ってカードをフォーマットしてしまうことがある。しかし、これはカードケースを用意し、撮影済みのカードを裏返しておくことで簡単に回避できる。そして、PCでバックアップしカードをフォーマットしたらもう一度表向きにしてカードをケースに収納する。
  • リカバリーソフトの使用:ドライブやカードが破損しても、復元ツールがあり、データ復元ビジネスもあるので、どうしてもファイルが必要でその費用を負担できるのなら、ファイルを復元できる可能性があることを知っておくとよい。

 

シングルカードスロットのカメラの対策で、小容量のカードをこまめに入れ替えて使うのは確かに撮影した画像の全滅を防ぐという意味では有効かもしれませんね。ただ、頻繁にカードを入れ替えていると忙しい撮影ではチャンスを逃す可能性も増えるので、この方法がいいかどうかはケース・バイ・ケースかもしれませんね。