ソニーが「α7C II」と「α7C R」を正式発表

ソニーが2機種のコンパクトなフルサイズミラーレスカメラ「α7C II」と「α7C R」を正式に発表しました。

コンパクトなフルサイズミラーレス一眼カメラ2機種を発売

  • ソニーは、コンパクトなフルサイズミラーレス一眼カメラα7Cシリーズの「α7C II」と「α7CR」の2機種を発売する。
  • 「α7C II」は、有効約3300万画素のフルサイズイメージセンサーを搭載し、最新の静止画や動画の機能や性能を小型・軽量設計(幅約124.0mm×高さ約71.1mm×奥行約63.4mm、重さ約514g)で実現。
  • 「α7CR」は、有効約6100万画素のフルサイズイメージセンサーによる高い解像性能や豊かな階調性能を小型・軽量ボディ(『α7C II』と同一サイズ・重さ約515g)に凝縮し、高解像R(Resolution)シリーズを受け継ぐ新たなコンパクトフルサイズ一眼カメラ。
  • 発売日は「α7C II」「α7C R」ともに10月13日、価格はオープン。市場推定価格は税込みでα7C IIが30万円前後、α7C IIとFE28-60mm F4-5.6のズームレンズキットが33万円前後。α7C Rが45万円前後。クリップエクステンション(α7C Rには同梱)GP-X2の発売は10月13日、希望小売価格は税込み2万2000円。
  • 両機種は、「α7R V」と同じAIプロセッシングユニットを搭載し、「リアルタイム認識AF」で、高精度かつ多種類の被写体を認識する。動画性能においては、ともに高品質な4K60pの動画記録に対応。また、「S-Cinetone」により、自然なハイライトを実現。さらに、7.0段のボディ内手ブレ補正機能を備える。
  • 「α7C II」は7K相当、「α7CR」は6K相当の豊富な情報量を凝縮することで、高品位な4K映像として出力することができ、4:2:2 10bitで4K60pの動画記録に対応。また、14+ストップのワイドラチチュードに対応するS-Log3を搭載。
  • タッチ操作ができるバリアングル液晶モニターを搭載。また、好みの機能をアサインできるフロントダイヤルや静止画/動画/S&Q切り換えダイヤルに加え、「α7R V」と同等の輝度で倍率約0.70倍のXGA OLEDを採用した電子ビューファインダーなどを搭載。

sony_A7CII_A7CR_of_001.jpg噂通り「α7C II」と「α7C R」の2機種のカメラが正式に発表されました。スペックはほぼ噂通りですが、モニタはどちらの機種も普通のバリアングルモニタのようですね。

両機種はAIプロセッサを搭載しており、AFではα7 IVを上回る性能を期待できそうです。またIBISも7段分のより強力がものが採用され、EVFはドット数こそ変わらないものの倍率が0.7倍に高められています。動画はオーバーサンプリングの4K60p 4:2:2 10bitになり、フロントダイヤルの採用されるなど全体的なα7Cからの進化はかなり大きいという印象です。

価格は市場推定価格でα7C IIが30万円(最安値で27万円程度?)で、α7Cの初値(20万5540円)と比べるとかなり高くなりそうです。α7C Rは45万円と高価ですが、それでも同じ60MPセンサーを搭載するα7R Vと比べると少し安価になりそうですね。