若者中心にフィルムカメラが再ブーム

日経新聞に、フィルムカメラブームに関する記事が掲載されています。

フィルム刺さルンです カメラ、若者中心に再ブーム

  • フィルムカメラ人気が若者の間で広がっている。デジタルネーティブの世代にとって、フィルム独特の画質や不便さが、新鮮な体験として支持を得ている。
  • 最近はフィルムカメラを購入する若者の裾野も広がっている。10~20代前半の女性の購入が最も多く、オリンパスの「μ(ミュー)」シリーズなど1万円台で販売されるコンパクトカメラが売れ筋という。
  • 大手家電量販店のビックカメラでは、「写ルンです」の7月の販売台数が前年同月比で約5割増えた。富士フイルムのインスタントカメラ「チェキ」の販売も同3倍超伸びている。
  • フィルムカメラが若者に支持される背景について、博報堂若者研究所のボヴェ啓吾氏は「不便でも時間をかける豊かさを感じられるアナログなものへの欲求も大きい」と指摘する。
  • リコーイメージングは、「ペンタックス」ブランドでフィルムカメラへの再参入の検討を始めた。「復刻などではなく、新規事業だ(田部井章英取締役)」。レバーなどアナログ感は出しながら、「現代に合わせた新たな製品でないといけない」と田部井取締役は意気込む。
  • フィルムカメラ人気がブームで終わらず、安定した需要を保つためには「生産や現像所を維持することが重要になりそうだ」(ボヴェ氏)。

 

何年か前からフィルムカメラブームと言われていますが、最近は若い世代にもフィルムカメラが人気を博しているようです。ただ、記事でも触れられているようにフィルム生産やラボを維持していかないと、フィルムや現像が常識外れの価格になって、銀塩写真を続けることができずに一過性のブームで終わってしまう可能性もありますね。