2023年7月のデジタルカメラの出荷台数はほぼ前年並みだが国内では大幅な落ち込み

CIPAが、2023年7月のデジタルカメラと交換レンズの生産出荷実績表とグラフを公開しています。

デジタルカメラ統計

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交換レンズ統計

cipa_2023_07_004.jpg2023年7月のデジカメの総出荷台数は前年同月比で102.2%(金額ベースで103.2%)と、台数ベース、金額ベース共にわずかですが前年を超えています。6月はわずかに前年割れでしたが、今月は少し持ち直していますね。

カメラの出荷台数のうち、レンズ一体型は前年同月比で87.8%(金額ベースで121.8%)と台数ベースでは5月・6月に続いて前年割れですが、金額ベースではかなり健闘していますね。また、レンズ交換式は前年同月比で106.6%(金額ベースで101.5%)と前年を少し上回っていますが、金額ベースではほぼ前年並みです。

レンズ交換式のうち、一眼レフの出荷台数は13万3678台、ミラーレスは45万8968台で、一眼レフは前年同月の99.3%、ミラーレスは108.9%となっています。7月は一眼レフが健闘しているという印象です。

地域別の出荷台数は台数ベースで日本が前年同月比で82.5%、中国が159.2%、日本中国以外のアジアが85.5%、欧州が76.2%、米州が129.1%、その他地域が100.4%と、7月は中国が非常に強く、次いで米国が好調で、日本やヨーロッパはかなり落ち込んでいます。