パナソニック「G9 PRO II」は被写体認識AFを一から設計し直している

YouTubeチャンネルGizmomo freaksで、パナソニック担当者の主に「G9 PRO II」に関するインタビューが掲載されています。

LUMIX G9 PRO II 担当者が語る静止画フラグシップ

  • (GH6とG9 PRO II の関係性は?)
    GH6はプロフェッショナル動画ユースのプラッグシップモデル、G9 PRO II は静止画メインのフラッグシップモデルという位置付けだ。静止画ユーザーも動画を撮ることが多くなっているので、G9 PRO II にはしっかりした動画機能も搭載した。

  • (S5IIとG9 PRO II がそっくりな理由は?)
    S5IIとG9 PRO II は同時期に開発し、ボディは共同で開発した。どちらも同じような最適な操作性を提供していきたいと考えた。ペンタ部は異なり、G9 PRO II は空冷ファン非搭載で高精度ジャイロセンサーが搭載されており、手ブレ補正が大幅に進化している。

  • (G9 PRO II の画質の進化点は?)
    G9 PRO II のセンサーはGH6のセンサーと画素数は同じだが、像面位相差AFが搭載され、ダイナミックレンジブースト機能が進化している。ダイナミックレンジブースト使用時のISO下限がG9ではISO800だったが、G9 PRO II ではISO100から使用できるようになった。常用感度の下限もISO200からISO100に下がった。

  • (AFの進化ポイントは?)
    像面位相差AFに加えて、認識AFを搭載している。認識AFのネットワークモデルを一から設計しなおし、人体の認識精度が大幅に進化している。また、自動車とバイクの認識にも対応した。

  • (新しい2本のレンズの特徴は?)
    LEICA DG 35-100mm F2.8はレンズ構成は同じだが、内部構造を変えてフレアやゴーストを抑え込んでおり、よりクリアで抜けのいい描写になっている。100-400mm II は1.4倍と2倍のテレコンに対応し、手ブレ補正が進化している。

 

G9 PRO II のセンサーはGH6と同じと噂されていましたが、像面位相差AF搭載以外の画質面でも進化している新型センサーが採用されているようですね。AFに関してはAIのモデルを一から設計し直したということなので、被写体の認識や追尾で大きな進化を期待できそうです。

また、G9 PRO II のボディはS5IIと共通点も多いようですが、空冷ファンを非搭載にした分のスペースは高精度ジャイロセンサーが搭載され、手ブレ補正を進化に貢献しているということで、ペンタ部のスペースは無駄になっていないようですね。