フィルムの価格高騰でハーフサイズの中古カメラが大人気に

山陽新聞digitalに、ハーフサイズのフィルムカメラの人気が高まっているという記事が掲載されています。

フィルム高騰受け中古が大人気 72枚撮れるハーフサイズカメラ

  • 最近は若い女性を中心にフィルムカメラが人気だと聞いています。倍の枚数が撮れる「ハーフサイズカメラ」の中古の売れ行きが堅調で、ショーウインドーに置くと、時をたたずに売れていくそうです。オリンパスペン、キヤノンデミ、フジカハーフ...。小生の子どものころは家庭のカメラといえばハーフサイズでした。36枚撮りが倍の72枚撮れるわけです。

    高価だったフィルムの出費を極力減らしたい庶民要望が、ハーフサイズカメラを生みました。そして、今売れている中古ハーフサイズカメラ。これもフィルムの高騰が原因らしいのです。カラーネガフィルムが1本2千円近くします。現像まで考えると3千円近くなります。昭和と令和のハーフサイズカメラがどちらも「節約概念」で一致しているのは妙に感慨深いものがあります。

 

確かにハーフサイズのカメラなら2倍の枚数撮れるので、フィルム代の節約にはなりますが、デジカメやスマホでコストを気にすることなくほぼ無制限に写真が撮れる今の時代に、中古のハーフサイズのカメラが大人気になるのは面白い現象ですね。

京セラSAMURAIのようなAFカメラは現在では動かない個体も多そうですが、PEN-FあたりのMF機なら今でも修理専門業者でメンテナンスできるので、中古で買って長く使えそうですね。