ソニーがグリップに内蔵した振動デバイスで撮影者にフィードバックをする技術の特許を出願

ソニーが、グリップ部に内蔵した振動デバイスで撮影者にフィードバックをする技術に関する特許を出願しています。

IP Force

  • 出願人:ソニーグループ株式会社
    公開番号:P2023150183
    出願番号:P 2022059148
    公開日:2023-10-16
    発明の名称: 撮像装置

  • 【課題】 振動デバイスにおいて発生する振動が操作している操作者の指に確実かつ良好に伝達されるようにする。
  • 上記のような振動デバイスが設けられた撮像装置においては、所定の操作部が操作され振動デバイスが振動したときに、操作者において高い操作感覚が得られることが望ましい。
  • このような操作者において高い操作感覚が得られるためには、振動デバイスにおいて発生する振動が操作している操作者の指に確実かつ良好に伝達される必要がある。特に、カメラに振動デバイスが設けられる場合には、カメラが携帯電話等と比較して重量が大きく、振動デバイスにおいて発生した振動が減衰して的確に操作者に伝達されないおそれもある。
  • そこで、本技術撮像装置は、振動デバイスにおいて発生する振動が操作している操作者の指に確実かつ良好に伝達されるようにすることを目的とする。
  • 【課題を解決するための手段】
    本技術に係る撮像装置は、内部に撮像素子が配置され複数のキャビネットが結合されることにより構成された筐体と、所定の操作時に振動する振動デバイスとを備え、前記キャビネットの一部が操作者によって把持されるグリップ部の内部に位置され、前記振動デバイスが前記グリップ部の内部において前記キャビネットに取り付けられたものである。
  • これにより、所定の操作時にグリップ部の内部においてキャビネットに取り付けられた振動デバイスが振動する。

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キヤノンがグリップ内の圧電アクチュエーターで撮影時のフィードバックをする技術の特許を出願していましたが、ソニーも同じようなことを考えているようですね。

ソニーの特許出願ではシャッターの下とグリップ中央部に振動デバイスを搭載し、撮影時に触覚でシャッターが切れたことをフィールバックする仕組みとなっています。また、この特許出願では「像ブレの抑制」についても記載されているので、振動でブレないように配慮されているようです。

これからメカシャッターレスのカメラが主流になっていくと、このようなデバイスがカメラに普通に搭載されるようになるのかもしれませんね。