CIPAが、2023年9月のデジタルカメラと交換レンズの生産出荷実績表とグラフを公開しています。
2023年9月のデジカメの総出荷台数は前年同月比で107.7%(金額ベースで123.4%)と、台数ベース、金額ベースともに前年を超えてきました。8月は失速ぎみでしたが9月は盛り返してきましたね。
カメラの出荷台数のうち、レンズ一体型は前年同月比で84.3%(金額ベースで107.5%)と台数ベースでは前年割れですが、金額ベースでは前年を上回っています。レンズ交換式は前年同月比で115.5%(金額ベースで125.3%)と台数、金額ともに前年を大きく上回っており、低調だった8月とは打って変わって好調ですね。
レンズ交換式のうち、一眼レフの出荷台数は11万570台、ミラーレスは55万7177台で、一眼レフは前年同月の63.9%、ミラーレスは137.5%となっています。
地域別の出荷台数は台数ベースで日本が前年同月比で77.0%、中国が140.9%、日本中国以外のアジアが125.4%、欧州が91.9%、米州が106.7%、その他地域が144.1%と、中国が8月よりも更に伸びており、その他の地域も概ね好調ですが、日本の落ち込みが目立ちますね。
wow
グラフの上下は人気機種の発売タイミング次第なところはありますが、それでもレンズ交換式は好調ですね。
日本市場はミラーレス全体で月に4万台程度なので、廉価機一つでグラフが乱高下しそうです。
clou
日本の落ち込みにはフジフイルムの件が影響しているのかなぁ?
みけ
iPhoneでさえ、高嶺の花となりつつある日本ですから、この落ち込みはさもありなんという印象です。
売れないからメーカーも国内向けの生産を抑え、品物がないからユーザーも買わず、さらに売れなくなる…、というスパイラルに陥っているような感じがします。
ZF3/T+OM-6Ti+LXⅡTitanium+XDーd+EOS F-1D
日本の落ち込みが気になります。景気はかいふくしていないということなのでしょうか?心配ですね。
暴走レイバー
キヤノンのキャッシュバックも効果あったのでは・・・
rocky
円高が解消してカメラメーカー各社が一斉に価格改定だったら日本の市場は活気づくかなと一瞬思いましたが、売り上げが輸出メインの各社としては円安によって純利益が落ち込むかもしれないので、ここは我々のお給料を賃上げしてもらうように国に働きかけましょう。