ニコンがレンズ交換式カメラと交換レンズの通期販売予想台数を引き上げ

ニコンが2024年3月期 第2四半期の決算を発表しています。

決算短信・説明会資料

  • 映像事業:先進機能のミラーレスカメラの展開(Z 8,Z f)、交換レンズのラインナップ拡充継続。
  • 映像・ヘルスケアは順調。精機は環境変化に対応。海外子会社の経営管理強化に注力。

  • 通期見通し(映像事業、売上収益):前回予想比 250億円増収 (前年比 479億円増収)
    - レンズ交換式デジタルカメラの市場は、前回予想より拡大傾向
    - 当社は、ミラーレスカメラの好調な販売状況を鑑み、レンズ交換式デジタルカメラおよび交換レンズの販売予想台数を引き上げ
    - 販売台数の増加および為替前提の変更を踏まえ、通期予想を250億円引き上げ

  • 通期見通し(映像事業、営業利益):前回予想比 20億円増益 (前年比 8億円増益)
    - 調達部品価格の上昇、販売促進費等の増加があるものの、販売計画の引き上げ、為替前提の変更により20億円引き上げ

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ニコンの映像事業は2024年Q2は前年比で増収増益で、ほぼ予想通りの結果となっています。映像事業の通期見通しでは、カメラとレンズの販売予想台数が引き上げられ、売上を250億円、営業利益を20億円引き上げており、カメラ市場も「前回予想よりも拡大傾向」と述べられているので、先行き明るい見通しになっているという印象です。ニコンの映像事業は、Z9に続いてZ8とZfが好調でいい流れになってきましたね。