ニコンの2023年の新製品の評価は「A」

PetaPixelに、ニコンの2023年の新製品のまとめと評価が掲載されています。

Nikon in 2023: The Nikon Z8 and Great Lenses Highlight Nikon's Excellent Year

  • ニコンは2023年に非常に印象に残る10の新製品をリリースしたが、ニコンはレンズに重点を置いている。
  • 新しいZマウントカメラは2機種だけだったが、そのうちの1機種であるZ8はPetaPixelオブ・ザ・イヤーに選出された。もう1機種はZfで、クラシックなスタイルと最新のテクノロジーを融合させた美しく高性能なカメラだ。

  • レンズは、2023年はニコン史上最も薄く軽いフルサイズレンズZ 26mm f/2.8と、大口径のハイエンドポートレートレンズZ 85mm f/1.2 Sでスタートした。
  • 次のレンズは4月と5月に登場したDXレンズで、12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRは動画向けの広角レンズ、24mm f/1.7は高品質なボケが得られるコンパクトな単焦点レンズだ。
  • 6月には2本の望遠ズームが登場した。Z 70-180mm f/2.8は望遠ズームのより手頃な価格の選択肢だ。Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRは野生動物写真に最適なレンズで、手頃な価格で驚くほどの汎用性が得られる。
  • Z 135mm f/1.8 S Plenaは美しいボケが得られるレンズで、大きく重く高価だが、素晴らしいレンズで、今後何年にもわたってポートレート写真家のお気に入りのレンズになるだろう。
  • 2023年最後のレンズは600mm f/6.3 VR Sだ。このレンズは若干の明るさと引き換えに非常に扱いやすいサイズと比較的手頃な4800ドルの価格を実現している。

  • ニコンの2023年の新製品の評価:評価は製品の数、品質、顧客のニーズを満たしているかによって決まる。ニコンはカメラは製品数は少なかったが、その他の2つの点は見事にクリアした。Z8とZfはどちらも素晴らしいカメラで、Z8はZ9の素晴らしい部分の多くをより小型軽量で入手しやすい価格で提供しており、Zfはフルサイズセンサーでビンテージスタイルのカメラを実現している。ニコンの2023年のカメラの評価は「A」だ。
  • ニコンの2023年のレンズはカメラよりも更に素晴らしく、8本の新レンズは広角のDXから超望遠のフルサイズまで、全範囲をカバーしている。ポートレート用にも85mm f/1.2 Sと135mm f/1.8 S Plenaという素晴らしいレンズが登場した。また70-180mm f/2.8と180-600mm f/5.6-6.3 VRでリーズナブルなズームのラインナップが完成した。そして600mm f/6.3は最近では最もエキサイティングな野生動物用のレンズだ。今年のニコンのレンズの評価は「Aプラス」だ。
  • 全体としてニコンの2023年の評価は「A」だ。将来を考えると、Zシステムに必要なものはそれほど多くはないが、D500のミラーレス版の後継機は同社の軽量な望遠レンズと相性がいいのは間違いないだろう。

 

ニコンのZ8とZfは各所のレビューでも非常に評価の高いカメラですが、PetaPixelもこの2機種で今年のカメラは「A」という申し分の無い評価ですね。レンズに関してはそれより更に高い「Aプラス」という評価で、Zユーザーには非常に豊作の年だったと言ってよさそうです。

ニコンの総合評価は「A」でダメ出しはほとんどされていませんが、最後にD500の後継機について触れられているので、これがあればレビュアー的には完璧だったというところでしょうか。