2023年10月のデジタルカメラの出荷は日本向けが前年同月比118.6%と好調

CIPAが、2023年10月のデジタルカメラと交換レンズの生産出荷実績表とグラフを公開しています。

デジタルカメラ統計

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交換レンズ統計

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2023年10月のデジカメの総出荷台数は前年同月比で96.2%(金額ベースで102.4%)で、台数ベースでは前年割れとなっていますが、金額ベースではわずかに前年を超えています。今年は夏以降は大まかに見て昨年と同程度の出荷台数となっていると言ってよさそうです。

カメラの出荷台数のうち、レンズ一体型は前年同月比で65.0%(金額ベースで83.9%)と大幅に落ち込んでいますが、レンズ交換式は前年同月比で108.7%(金額ベースで105.0%)と台数、金額ともに前年を上回っており好調を維持しています。

レンズ交換式のうち、一眼レフの出荷台数は10万1865台(前年同月比58.2%)、ミラーレスは54万2647台(前年同月比129.8%)で、9月同様にミラーレスカメラが大きく伸びています。

地域別の出荷台数は台数ベースで日本が前年同月比で118.6%、中国が106.5%、日本中国以外のアジアが99.3%、欧州が85.3%、米州が91.6%、その他地域が89.9%と、日本が9月までとは打って変わって好調になり、一方で今まで絶好調だった中国がかなり減速し、その他の地域は全て前年割れとなるなど、9月とはかなり状況が変わりましたね。