カメラ市場のトレンドは小型カメラとフルサイズカメラへの二極化が進んでいる

Phile Webに、最近のカメラ市場のトレンドに関する記事が掲載されています。

変化するトレンドを捉えて売り場も進化

  • デジタルカメラが活発な動きを見せている。ビックカメラ有楽町店でも「この1年で急速にお客様が戻ってきています」と売り場が賑わいを見せている。
  • 勢いを取り戻すと同時に、市場トレンドには変化が見受けられるという。「お客様の動向を見ていると "小型カメラ"と"フルサイズカメラ"への二極化が進んでいます」と指摘する。
  • 小型カメラ需要を牽引するのは、Vlogをはじめ自己表現の手段として初めてカメラを持つ20代・30代の若年層。同店で今、圧倒的な支持を得ているモデルがDJI「Osmo Pocket 3」でスマホのようにタッチ操作で使えるものが人気を集めている。「INSTAX Pal」「PowerShot V10」なども注目度が高いという。
  • もう一方のフルサイズカメラでは、その中にも2つのトレンドが見受けられると注目する。ひとつは小型・軽量のモデルが増えていること。「α7C II」「α7CR」が鋭い立ち上がりを見せている。
  • もうひとつは、「Z f」に象徴される、従来のカメラファンから根強い支持を集める趣味のカメラの流れ。「前者の小型・軽量は、写真や動画という "結果" を簡単に手に入れたいというニーズに応えるもの。それに対して後者は、撮影そのものを楽しむ "過程" に重きが置かれていて、所有する喜びも大きなウエイトを占めています」と2つのトレンドを説明してくれた。

 

スマートフォンの影響で低価格のデジカメが売れなくなり、各社ともにレンズ交換式のハイエンド機に力を入れるようになっていましたが、最近は再びVlog機やINSTAXシリーズなどの低価格機が人気になっているようですね。

フルサイズカメラに関してはトレンドが「小型軽量な機種」と「趣味性の高い機種」に分かれているということで、あまり特徴のない万能機よりも個性的なカメラが増えていくかもしれませんね。