リコーイメージングがPENTAX K-1 / K-1 Mark II にアストロトレーサーType2 / Type3などの機能を追加するフェームウェアバージョン2.40をリリースしました。
・デジタルカメラ関連ソフトウェア:ファームウェア アップデート(K-1 II)
・デジタルカメラ関連ソフトウェア:ファームウェア アップデート(K-1)
- 公開内容 《バージョン2.40》 :2023/12/07 公開
【機能拡張内容】
フォーカスリミッター機能対象レンズに下記の機種を追加しました。
HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited
アストロトレーサーType2/Type3を追加しました。
【その他】
全体的な動作の安定性を向上しました。
- アストロトレーサー機能にType2、Type3追加
アストロトレーサーType1
従来のアストロトレーサー機能です。撮影中の天体の動き(日周運動)に対して、イメージセンサーを追従させ、星を点像として撮影することを優先するモードです。アストロトレーサーType2
天体の動きに対し、現行のアストロトレーサーの半分の速度でイメージセンサーを追従させることで、地上の風景の流れをおさえて星と風景、両方をバランスよく撮影できるモードです。アストロトレーサーType3
撮影前に自動的に予備撮影を行い、画像の星の動きから、天体追尾を可能とするモードです。GPS機能を用いず撮影できるので精密キャリブレーション作業が必要なく、磁気の影響を受けるような場所でも撮影することが可能です。画像で判断するため、画面内に雲など星以外のものが入り込む場合正しい追尾が行えない場合があります。インターバル撮影では、一回の予備撮影だけで、複数回撮影をすることが可能です。
- フォーカスリミッター機能対応レンズの追加
ボディ側のメニュー画面から「近距離/遠距離/オフ」が選択できるフォーカスリミッター機能対応のレンズが追加になりました。 この機能でAFのサーチ範囲を絞ることで、スムーズなピント合わせが可能です。追加レンズ:
HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limitedその他対応レンズ:
HD PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8ED AW
以前にK-3 Mark III にアップデートで追加された「アストロトレーサー Type2 / Type3」がK-1 / K-1 Mark II にも追加されました。これは星景撮影や天体撮影に非常に有用なアップデートなので、天体を撮っているK-1 /K-1 IIユーザーには大歓迎されそうですね。
管理人
あふろさんへ
ご指摘ありがとうございます。記事を修正しました。
グリット
K-1 Mark IIの発売から5年経っても年4回アップデートしてくれて感謝です
Type3は望遠での撮影に向いているようなので、オリオン大星雲やアンドロメダ銀河を撮影してみたいです。Type1よりも綺麗に写すことが出来るのではないかと期待しています
でん。
K-3mkⅢでアストロトレーサー機能を利用しています。
特に,アストロトレーサーのType3は精度が抜群です(中&望遠レンズ向き)。
K-1系の方にとっては,朗報ではないでしょうか。
但し,今回K-1mkⅡにこのファームが出たということは,
K-1mk3Ⅲの登場がまだ先(もしくは出ない?)なのが予感されます。。。
ぶ
これはありがたい!
K3Ⅲで150-450mmの望遠端でも、極軸設定追い込めていない赤道儀よりちゃんと写ります。
K-1Ⅱも対応できればいいのにと思っていたので、とても嬉しいです。
予備撮影で構図がずれるのはあるけど、工夫すれば連続撮影で複数枚のコンポジットも
出来ますが、フルサイズだと更にやりやすくなる。
あとは、AVブラケットあるといいなぁ。