パナソニック「S5II」「S5IIX」の購入者は20代・30代が半数を占め想定よりもかなり若い

Phile Webに、パナソニックのイメージングビジネスユニット長へのインタビュー記事が掲載されています。

【インタビュー】LUMIX「S5M2」シリーズ購入者は半数が20・30代。高まるミラーレスカメラ購入意欲に訴える

  • 「DC-S5M2X」のデザインは動画を中心に発想されたものだが、スチルを中心に撮影されるお客様からもブラックデザインに対して想像を上回る共感と高い評価をいただいている。販売比率では価格の高い「DC-S5M2X」が「DC-S5M2」を上回ることも珍しくないほど強い引きがある。
  • 「LEICAモノクローム」に対する反響も大きい。実際に(G9IIの)タッチ&トライで試された方からは「何を撮ってもアーティスティックになる。自分がうまくなったみたいだ」と感想をいただいている。
  • 「DC-S5M2」「DC-S5M2X」でも、購入者のほぼ半数を20代・30代が占めており、想定していたよりもかなり若くなっている。ダブルレンズキットが一時品薄になるくらいに圧倒的な構成比を占めていることからも、若い方を中心に新規のお客様が入ってきていることを強く感じている。「DC-G9M2」では発売前に東名阪でタッチ&トライのイベントを開催したが、そこにも若い人に大勢来ていただいた。
  • 今、注目している機能が「リアルタイムLUT」だ。使ってみると本当にとても楽しい機能で、オリジナルの色をつくって個性的な表現を出すことを、若い世代では普通に楽しんでいる。
  • 外出需要やイベント需要が復活して、カメラ需要もすっかり回復してきた。ミラーレスカメラへのシフトが進んでいく過程では、ハイアマの人ばかりになり、高価なフルサイズを中心にした市場になってしまうのではないかとの危惧もあったが、普及価格帯の需要も想定より増えてきて、不安も一掃された。
  • ダブルキット購入後から短期間のうちに「LUMIX S 70-300mm F4.5-5.6 MACRO O.I.S.」などを買い増しされるケースが多く、交換レンズの旺盛な需要が確認できる。「DC-G9M2」の購入に合わせて、「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 II ASPH. / POWER O.I.S.」を想定以上の注文もいただいている。 

 

パナソニックの「S5II」や「G9II」で若い新規のユーザーが多くなっているのは、今後のカメラ業界の発展を考えると良い傾向と言ってよさそうです。また、普及価格帯のカメラも想定より増えてきているということなので、m4/3の新しいエントリーモデルの投入も期待できるかもしれませんね。