ハッセルブラッドが1億画素の907X & CFV100Cを正式発表

ハッセルブラッドが、CFVデジタルカメラバックの1億画素バージョンを発表しています。

Hasselblad CFV 100C delivers modern medium format with classic style(DPR)

  • ハッセルブラッドが、CFV デジタルカメラバックの1億画素バージョンを発表した。これは 907Xカメラと組み合わせると、市場で最小の中判カメラになる。

    CFV100C(デジタルカメラバック)の背面にはカメラ機能の大部分が搭載されているため、907Xはほとんどシャッターボタン付きのアダプタープレートだ。このカメラは44 x 33mmセンサーに合わせて設計されたXCDレンズをネイティブで使用できるが、HC/HCDレンズ、Vシリーズレンズ、XPanレンズをマウントするアダプターも用意されている。

    CFV100CはX2D 100Cと同じ裏面照射型CMOSセンサーを搭載しており、ハッセルブラッドは15stopのダイナミックレンジを実現したと述べている。このセンサーは像面位相差AFを特徴とし、顔認識AFに対応する。

    背面には1TBの内蔵ストレージがあり、CFexpress Type Bに対応している。モニタはチルト式3.2インチ、236万ドットのタッチスクリーン。ニコンと互換性のあるフラッシュでTTLフラッシュ測光を可能にする新しいホットシューアダプターを利用可能だ。

    X2D100C同様に、CFV100Cは64から25,600までのISO範囲で、16ビットのRAWファイルで撮影できる。10ビットのHEIFファイルも生成できる。

    907XカメラとXCDレンズを組み合わせることで、CFV100CはVシリーズのハッセルブラッドのクラシックな6x6フィルムカメラを模したコンパクトなAF中判カメラとなる。CFV100C + 907Xの重量は、バッテリーやメモリーカードなしでわずか620gだ(バッテリー使用時は約780g)。

    ハッセルブラッドCFV 100Cは907Xとセットで8,199ドル、ヨーロッパでは7,799ユーロで販売される。

hasselblad_907XCFV100C_of_001.jpg以前に噂が流れた907Xの1億画素バージョン(正確には907Xの後部に付ける1億画素のデジタルバック)が正式に発表されました。デザインは従来のものと変わっていないようですが、非常に美しいカメラですね。センサーはX2D100Cと同じ定番の中判用1億画素センサーなので、画質に関しては期待通りの高画質が得られそうです。907Xは風景などをじっくり撮る方が多いと思われるので、1億画素のデジタルバックは大いに活躍してくれそうですね。