最高のキットレンズ5選

PetaPixelに、レビュアーのクリス・ニコルズ氏が最も気に入った5本のキットレンズの紹介記事が掲載されています。

Best Kit Lenses of All Time: My Five Favorites

  • キットレンズは、私たちがベテランの写真家を名乗るためには卒業する必要があると感じているレンズだが、本当にそうだろうか?おそらく、キットレンズには私たちが思っている以上の魅力があるので、ここでは我々がこれまでで最も気に入った5本のキットレンズを紹介する。

  • パナソニック LUMIX G 20mm F1.7
    GFシリーズやGXシリーズのキットレンズだったレンズで、現在もアップデートされたII型としてレンズ単体でラインナップされている。このレンズはカメラに50mmレンズが付属していた時代を思い出させるもので、同様の楽しい体験ができる。このレンズは非常にシャープで、ズームを使うのが理に適っている場合でもカメラバッグに入れておく価値があるレンズだ。

  • ニコン Z 24-70mm f/4 S
    ミラーレステクノロジーによって光学的に優れたレンズでありながら、これまで以上に小型軽量化が可能になった。このレンズは小型でシャープ、収差が良く補正されており、ボディ単体と比べて数百ドル程度の追加で購入でき、Z6 / Z7 発売時に大きな話題となった。IBISを採用した高感度に強い最近のカメラの性能を考えると、F4の明るさはそれほど大きなデメリットではない。

  • パナソニック LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4
    ライカとの最高のコラボの1つが12-60mm F2.8-4だ。可変絞りとは言え明るいレンズで、ライカのシャープネスと光学品質を実現し、極めて寄れるマクロ機能も搭載されている。このレンズをうっかりトラックで轢いて2つに割ってしまったことを悲しく思う。

  • フジフイルム XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS
    フジフイルムのヴィンテージ風カメラの成功の多くの部分はこのキットレンズのおかげだ。他社が安価で洗練されていないキットレンズを採用する中、富士フイルムは明るく素晴らしい性能の一般的なズームを提供した。最近、このレンズをシグマ18-50mm F2.8のような最新のレンズと一緒にテストしたが、12年前のレンズにもかかわらず驚くほどの実力を発揮した。

  • キヤノン EF24-105mm F4L
    EOS 5D Mark II で初めて採用されたEF24-105mm F4Lは安い価格でLの品質を実現した。このレンズは24-70mmの焦点距離がプロ写真家の標準である必要がないことを示し、実際にEF24-70mm F2.8 Lを持っている写真家の多くはこのレンズを入手した。このレンズの成功で他社もすぐに追従し始めた。

  • キットレンズの中には、より優れた製品を入手するまでのつなぎに過ぎないものも多いが、これらの5本のレンズは使い続けられるレンズだ。

 

パナソニックの20mm F1.7は小型軽量で安価にもかかわらず非常に評判の良かったレンズで、当時は良く話題になりましたね。Z 24-70mm f/4 Sはキットレンズながら驚くほど優れた性能で、一眼レフからマウントが変わったことを実感させるレンズでした。

XF18-55mm F2.8-4は今でも通用する性能のようですが、近日中のモデルチェンジが噂されていますね。後継機がどのようなレンズになるのか楽しみです。

キヤノンのEF24-105mm F4Lはキットで安価に入手できる割りに性能も良く便利なレンズだったので人気になりましたね。ただ後継機のII型はあまり性能が変わっておらず、影が薄かった印象です。