AmateurPhotographerに、ライカの決算と最近の販売動向に関する記事が掲載されています。
- ライカは2022年4月1日から2023年3月31日までの会計年度において、売上が3年連続で増加したと発表した。ライカの売上は前年の4億4400万ユーロから4億8500万ユーロに上昇し、9%の大幅な増加となり新記録を達成した。ライカはこの要因として特にレンジファインダーカメラM11の成功を挙げている。
「更にQ3も強い需要が持続している。また、ミラーレスカメラSLについても肯定的なフィードバックが得られている」
また、ライカは今後の見通しについても強気だ。ライカは新製品や独自の販売チャネルの強化も成功の要因の一つとして挙げており、オンライン販売の拡大や世界的な販売ネットワークの拡大を通じて、売上収益のプラス成長を見込んでいる。
最近のライカはM11が好調で、加えて以前のインタビューで「Q3がロケットのように売れている」と述べていたので、好決算も納得のいくところですね。カメラの質感の高さやブランド力、レンジファインダー、フィルムカメラなど、他のメーカーとは異なる土俵で勝負していて直接のライバルがいないのも好調の要因でしょうか。ライカは今勢いに乗っているので、今年のMシステム70周年で登場する新製品(M12?)も楽しみですね。
9210
ライカはここ数年、値上げが激しいですが、ちゃんとユーザーがついて来ているんですね。今年も何が出てくるか楽しみです。
雇われ息子
個人的な話ですが、ライカがM8を出した時に「ライカの最後の答え」だと思ってました。
でも、それからデジタルフルサイズ機種も出しながらMPなどフィルムカメラも出している。すごいブランドだと思います。
ZF3/T+OM-6Ti+LXⅡTitanium+XDーd+EOS F-1D
ライカMマウントはフィルムの1950年代から続いている、まさに不滅のM。しかも、ニコンFマウントが消滅しそうになっている現在、この業界のブランドとしては超一流ということですね。
フィルム時代は望遠、接写、AF対策が難しく、Mマウントについては、自分は消えるのではと思っていました。しかし、デジタルの時代にはフィルム・現像等も関係なくなり、まさに継続は力、100年ブランドで、これから益々元気になりそうですね。
そのうち、AF化もするのかもしれません。
貧乏人の自分はせいぜいこの状況を観察しているだけですが・・・。
中古ででも参加したいものです。
f2er
ライカや富士は小さいながらも堅調なビジネスを行っていますが、共通点として、まずは多品種少量生産。複数のマウントやフォーマット、ライカに至っては複数のフィルム機まで販売しています。
これにより、一部に失敗もありますが、絶えず様々なセグメントにもチャレンジできる基盤があるのでしょう。フジは、Xシリーズをはじめる際に、実に様々なタイプのデジタルカメラをリリースしました。新聞一面の広告は今でも記憶にあります。そこから高成長、高利益のマーケットを精査してビジネスを進めて基盤を固め、今のXシリーズやGFXシリーズがあるかと思います。「アルミなどの削り出し」も共通点だったりします。
さらにライカは、中古価格を押し上げるような仕掛けなどを通じて、ブランディング
強化も行っています。
両メーカーとも、カタログスペックにに見えない、所有欲や、撮影のマニュアル操作感など、感覚に訴える部分が付加価値を生んでいるのかもしれませんね。
マックドボン
商売が上手いの下手なのかはわかりませんが、高いから欲しいという気にさせてくれます。 M11はクロップが使えるので気軽な撮影にはとても便利です。 おかげで高い交換レンズを買わなくて済みます。