ソニーが「α1」「α9 III」「α7S III」「α7 IV」の新ファームウェアをリリース [内容更新]

ソニーが「α1」「α9 III」「α7S III」「α7 IV」のメジャーファームウェアアップグレードをリリースしています。

Sony announces major firmware upgrades for a1, a9 III, a7S III and a7 IV(DPReview)

  • ソニーは、現行のフルサイズ4機種のメジャーファームウェアアップデートを発表し、多くの機能と動作を最新のレベルに引き上げ、C2PA の信頼性検証機能を追加した。

  • α1 ファームウェア v2.00:ソニーa1のファームウェアv2.00は最も大規模なもので、レンズのブリージング補整機能など、最近の機種に採用された機能が追加されている。また、液晶モニタの位置にかかわらずEVFを確実に点灯させるオプションや、複数メディア間での画像のリレー再生などのいくつかの機能も追加されている。アップデートのリストの中には、ソニーのシネマラインカメラでのみ利用可能だったタイムコード同期などの機能もある。SFTP対応を含む一連のFTPオプションも追加されている。このファームウェアは、C2PA機能をカメラに追加する。インストール後、同機能を使用するには、Creators' App経由で別途ライセンスをアクティベートする必要がある。

  • α7S III ファームウェア v3.00:タイムコード同期、呼吸補正、リレー再生など、α1に採用された多くのアップデートが行われている。また、カメラの電源がオフのときにメカシャッターを閉じてホコリの侵入を軽減する機能や、RAWファイルをスマートフォンに転送する機能も追加された。C2PA 機能に加えて、DCI 4K24p動画モードを追加する機能が含まれている。

  • α7 IV ファームウェア v3.00:他のカメラよりも追加された機能は少ないが、C2PA機能に加えて、ネットワークストリーミングやクラウドへの直接のアップロードに対応し、SDK経由でアクセス可能な機能が拡張されている。

  • Sony α9 III ファームウェア v2.00 (4月9 日予定):ビデオ ファイルのメタデータにレンズ名を出力する機能に加えて、連写時にカメラのシャッタースピードの全速度域を使用することが可能になっている。また、ローリングシャッターを搭載していないことを生かし、動画撮影から静止画を切り出す機能が搭載されている。

 

ソニーユーザー待望のファームウェアのメジャーアップデートが登場しましたね。上記はおおまかなまとめなので、アップデートの詳細は国内の公式サイトを参照してください。α1とα7S IIIのアップデートの内容は盛り沢山ですが、動画クリエイターを中心としたプロが歓迎しそうな機能が多い印象です。

[追記] 3月29日現在、「ネットワーク接続ができない場合がある」という事象のためα1のファームウェアアップデートVer.2.00の公開が停止されています。(公式サイト