Photons to Photosに、ソニーのグローバルシャッターセンサー搭載機「α9 III」のダイナミックレンジと高感度性能の測定データが掲載されています。
機種名 | 最大ダイナミックレンジ | ローライトISO | ローライトEV |
α9 III | 10.00 | 4646 | 10.54 |
α9 II | 10.90 | 5709 | 10.84 |
α1 | 11.36 | 5215 | 10.70 |
α7 IV | 11.71 | 5365 | 10.75 |
α6700 | 10.95 | 2643 | 9.72 |
EOS R3 | 11.91 | 6617 | 11.05 |
Z8 | 11.32 | 4224 | 10.40 |
- α9 IIIとα9 IIのダイナミックレンジの比較
- α9 IIIとα1、α6700とのダイナミックレンジの比較
- α9 III とニコンZ8、EOS R3のダイナミックレンジの比較
α9 III のダイナミックレンジは10.00で、これはAPS-C機よりも低く、m4/3機と同程度のレベルで、やはりグローバルシャッター採用によるダイナミックレンジのトレードオフはかなり大きいようです。
とは言え、α9 IIIの高感度のスコア4646はAPS-Cのα6700を大きく超えており、フルサイズ機としてもそれほど不満の無い値で、高感度性能はいくつかのレビューで指摘されていたほど悪くないという印象です。これだけの高感度性能があれば、室内のスポーツ撮影などもそつなくこなせそうですね。
2石
画素数が同じくらいでフルサイズで
比較的新しい機種同士の比較対象としては
キヤノンR3が適切かなぁと思って拝見しました。
やはり確実にダイナミックレンジや感度の差があるなぁと感じます。
今後の開発でこの性能差を埋められれば、
広く一般カメラマンが欲しくなる素子になっていくと思うし、採用機種も増えると思いました
望遠野郎
低感度の画質は割りきって中高感度でのノイズ性能をII型と同水準にしているとインタビュー記事で見たのでなるほどと思いました。
今回の数値から見ても一般ユーザーより記者やスポーツ撮影等を生業とする方向けなんでしょうね。
単純にキレイな画質や万能を求めるならα1なのでしょう。
おじおじん
グローバルシャッターによる弊害でしょうか
今後各社がグローバルシャッターを採用する上で改善すべき点なのでしょうね
xylogen
思ったよりフルサイズとAPS-Cでダイナミックレンジの差がないのがびっくりしました。α6700は良すぎなんでは
hui
撮って出しと後処理でダイナミックレンジの考え方やメリットは変わると思います。
10段を超えるレンジ感を素人目にも判別出来る環境は限られますが、
OLEDの進化と普及で見方も変わるでしょう。
同機は、撮れない、撮りにくい物が撮れて世に残せる様になった事に大きな意義があると思います。
terasya
写真の高感度は厳しいようですが、動画性能におけるCINEDのラボテストですとラティチュードが10ストップで、これはARRI のAlexa Mini LFに迫る数値で、
α9ⅲのBIONZ XRはこれまでと違う新型のようです。
この数値は完全にキヤノン、ニコンの12bit機を引き離しており、さらにパナソニックとの差は大きくなっています。
FX3の新型にグローバルシャッターが搭載される噂もあながち間違いでないように思います。
さばしろ
α9Ⅲのノイズ増えてくるのはDxOアナライザのノイズ基準で出てくるISO4000とかの感度よりもっと高いところです。ISO12800超えてくると1段分くらい違ってくる感じがします。
さいたまじん
>α6700は良すぎなんでは
表にのってるフルサイズは積層だからでしょ(α7IVのぞく)。積層はダイナミックレンジ弱いから。
ほ゜ち
汎用のカメラにグローバルシャッターが標準となるためにはまだ進化が必要そうですね
連射特化のα9iiiには最適でしょう 他社追従するでしょうか
9210
α1のサブが欲しかった。この結果を見ると、R3いいなあと思います。α1をもう一台買うしかないのか。
chawan
フルウェルキャパシティが少ない割に頑張ってると思います。
万人向けのカメラではありませんがこれで多くの利点とトレードオフなら納得でしょう。
Lll
>> terasyaさん
自分もあのラボテストの結果は驚きました!
4k120pノンクロップができるα初の機種ですし、なによりグローバルシャッター機なので動画機として選択するのはありですよね。
風景を撮る時はコンポジットRAWを使用すればダイナミックレンジも向上するでしょうし、思っていたより万能機のようです。
Kanuma
弊害といっても最大ダイナミックレンジが10.00というと、より画素数が低いニコンD6の9.18を上回るので、グローバルシャッター搭載初号機としては十分な結果だと思います。表面照射、裏面照射、積層、グローバルと、選べる時代になったのはいいことですね。
push
グラフを見れば、a9iiiがラティチュードにおいてライバルと差があるのは拡張感度であるiso200以下の領域ですので、風景や静物などをiso100でしか撮らない!という方以外は、GSやAF性能の恩恵の方が勝っていると思います。レビューでもベース感度を加味すると良好との評価のようです。
ocha
表のダイナミックレンジは iso 100 くらい?の数値であって、グラフを見ると iso 200 以上からは Z8 よりもほぼ上回っていますね。iso 800 以上ではα1 や α7RV とも同等のようです。
そしてこの程度のダイナミックレンジの数値差を実際の運用で簡単に見分けられるとも思えません。
これで高感度性能もそこそこ良くて、グローバルシャッターの利点も併せ持つとなると、ネガティブな結果どころかかなり優れたパフォーマンスじゃないかと思いますね。
参謀長
RAWならシャドー部の復元耐性で簡単に見分けられますよ。適正露出のJPEG撮って出しでは無理だろうけど。
近ちゃん@松阪
実際バスケ撮影でのデメリットは感じないです。
むしろAFの高精度化と連写速度のメリットの方が大きいです。
α7IVが完全にサブ機化しています(笑)
確かにノイズ量は多いと感じますが、それ以上のスペックなので。
α1比較
業務でα1もα9iiiも使用してますので、試しにできるだけ同じ条件でISO125で RAW撮影して、Lightroom Classic で現像し、暗部の復元耐性などを拡大比較してみました。
結果、私には等倍拡大してもノイズが少しだけ多いかなくらいの違いしか見分けがつきませんでした。
これ簡単に見分けられる人は少ないのではないかと。
それとこれまで拡張感度はどうせ使えないと思ってましたが、かなり使えそうですね。
覗かずのイチ
α9III、ちょっと触って見ましたがノイズやダイナミックレンジは言うほど問題は感じられず、むしろハイスピードシンクロが容易に行えるので、なんだかんだメリットがデメリットを上回る印象です。
イルコさんも低出力照明での自由度が増したことに惚れ込んでいるみたいですしね。
push
グラフを見れば、a9iiiがラティチュードにおいてライバルと差があるのは拡張感度であるiso200以下の領域ですので、風景や静物などをiso100でしか撮らない!という方以外は、GSやAF性能の恩恵の方が勝っていると思います。レビューでもベース感度を加味すると良好との評価のようです。