Logitech(日本ではLogicool)が、マクロフォーサーズのライブストリーミングカメラを発表しています。
・Logitech's Mevo Core is a Micro Four Thirds live-streaming camera(DPR)
- 本日、Logitech(日本ではロジクール)はマイクロフォーサーズセンサーとm4/3マウントを採用した4Kライブストリーミングカメラ「Mevo Core」を発表した。これはLogitechの既存のMevoのアップグレードであり、バッテリー駆動のワイヤレスストリーミングカメラとして従来と同様の機能を持つが、旧型のセンサーはより小さく、レンズは固定式だった。
Mevo Coreのバッテリー寿命は6時間で、Wi-Fi 6Eの接続に対応し、4K30pまたはフルHD30pで動画をストリーミングできる。マイクロフォーサーズマウントを採用したどのm4/3レンズとも互換性があるが、公式には以下の4つのレンズで動作が確認されている:
- オリンパス14-42mm EZ
- ルミックス14-42mm PZ
- ルミックス 45-175mm PZ
- シグマ16mm
ユーザーは、Logitech(ロジクール)のMevo Multicamアプリを使用することで、複数のMevo Coreカメラを一組で使用したり、カメラのHDMI出力を使用して有線接続でCoreを従来のようなウェブカメラとして使用することもできる。Mevo Coreは本体のみ1,000ドルで発売中だ。
以前にYongnuoがm4/3のライブストリーミングカメラYN433を発表していますが、ロジクールも同じようなストリーミング用のカメラを投入するようです。最近はスマートフォンとAPS-Cカメラ、フルサイズカメラに挟まれて、m4/3カメラも難しい立ち位置になっているようですが、ストリーミングカメラはm4/3システムの新しい活用方法の1つになるかもしれませんね。
むらさき
パナソニックのBGH1的なものでしょうか
センサー小さいから生配信のタイムラグが少ない
レンズ交換できればアクションカムやスマホ以上の表現の幅が増える
ボケや高感度はほとんど必要ない
トータルコスト安いから複数台運用の負担が減る
懸念点だったAFも問題なくなった
今後ライブ配信需要もたかまるでしょうし
確かにm4/3はこの分野で躍進しそうな気もしますね
Yoshio
一応マイクロSDに内部記録もできるようですが、基本的にはアプリ側でコントロールが必須のようですね。
同価格帯にBlackmagicのMicro Studio Camera 4K G2もありますが、BlackmagicがSDI接続できるのに対して、こちらはNDI搭載というのが差別化できていて良いですね。
m4/3の活用法としてストリーミングカメラが盛り上がるのは嬉しいのですが、こういうカメラでシステムを組むときに、もうちょっと使える電動ズームレンズがあるといいのになーとは常々思っております…
天山山脈の風
公式サイトの写真を見ると、レンズ画角の変わらない(イメージサークルを最大限に利用した)マルチアスペクト対応のために、一回り大きなセンサーを採用したGH5Sよりもさらに大きいセンサーを組み込んでいますね。
サイズから、多分APS-Cセンサーを部分的に使っているのでしょう。
銀塩時代、6×4.5中判カメラを愛用していたこともあり、縦位置撮影では、3:2のフォーマットは個人的には長過ぎて、4:3のマイクロフォーサーズのアスペクトの方がしっくり来ることも度々あります。
実際、被写体の関係で、縦位置4:3の作品として仕上げる時、キヤノンの小さいAPS-C機でしたら、短辺14.7mmで、13mmのフォーサーズとあまり変わりません。
以前、JVCがマイクロフォーサーズマウントにAPS-Cセンサーを搭載していた動画専用機を出していました。
センサー手ブレ補正が搭載できないなどのデメリットもありますが、こういうセンサーの使い方もレパートリーの一つとして増えていって欲しいです。
フルサイズも愛用していますが、フォーサーズも捨てがたいです。
Birdhead
インターフェースがWi-Fi/HDMI/NDIという時点で「ウェブカメラってなんだろう」って思える存在ですが、別にUSB接続に限ったものでもないし先代はもっとウェブカメラっぽかったのでこれでもそう見られてしまうのかも(YongnuoやBMD、パナBGH1はそう見られないでしょうけど)。
…少し考えてみたら同社のカメラ製品はウェブカメラの始祖Connectix QuickCamの系譜にあるのを思い出しました。
プレスリリースに音楽家のハーマン・リがコメントしてるのもあっちの製品っぽいですが
すでにドラゴンフォースレベルの演奏を撮るのに使えてるのだとしたら他社に見劣りしない、番組制作に使える代物なのかもしれません。
三毛猫
こうゆう変わったの出てきてほしいですよね。レンズ何個もあってカメラ用のレンズフィルターも使えるスマホもあるぐらいだから、またどこかm43マウントのスマホ出してくれないかな。
ふーしゅん
以前JVCの動画機にsuper35サイズセンサーを搭載していたものがあったので、コストの面も考えればAPS-Cセンサーを搭載するのもアリだろうと思っていたし(筐体がフルサイズ機の流用であるG9IIこそAPS-Cセンサー搭載でもよかったのでは?と思ったりしていました)、動画機用にはマイクロフォーサーズ規格は最適解ではないか、とも思っていましたから、至極納得です。
LUMIXユーザー
公式の仕様表には、4/3センサーと書かれていました。
確かに外観からは大きめのセンサーカバーガラスに見えますが、内部にAPS-Cセンサーが組み込まれていると書かれているところがあれば教えてください。私も気になるので。
ふーしゅん
>LUMIXユーザー さん
・・・確かに仕様表には 4/3センサー との記載がありますね・・・。
ただ公式サイトにあるマウント正面から撮った写真は、明らかにセンサーサイズが大きいです。端子周囲の円の枠から四隅が大きくはみ出ています。他の、例えばOM-1などの正面写真のセンサーサイズと比べてみれば違いが認識できます。これをもってAPS-Cサイズ、と言い切れはしませんが、写真が正しいなら少なくとも標準的な4/3センサーではないように思えます。4/3センサーは出る数が少なく、よく出るAPS-Cセンサーを流用するのは合理的と思って、よく調べずに私も書きましたが・・・。事実が知りたいですね。
LUMIXユーザー
>ふーしゅんさん
そうですね、あくまでも外観からは大きなセンサーに『見える』のですが、プロモーションビデオなどではCGのため、それがIRカットフィルターなのかセンサーなのかがわからないのです。
単に汎用品のAPS-CサイズのIRカットフィルターをつけてるだけのように感じてしまうのです…。
本当にAPS-Cセンサーなのであれば色々なメリットがあるので夢があるのですが。
OLYMPUS AIRを思い出した人
かつて「OLYMPUS AIR」という製品が存在した事を思い出させる外観の新製品ですね。
アスペクト比16:9の4K動画が主な用途だとするとアスペクト比が4:3の4/3センサー搭載だと無駄が多いので不合理な気もしますが、部材コストやレンズの入手性などをトータルで考えた際に現時点でbetterな落とし所がマイクロフォーサーズだったのでしょう。
スマホ画質との差別化という意味では、私は1型センサーをクロップ無く使用する機材であれば画質の違いが明確に感じられると思っていますが、それより一回り大きな4/3センサーで更に着実な画質の違いを出すのが狙い所の製品なのだろうと思います。
多様な製品が登場する事自体は歓迎しますが、レンズ無しで1000ドルという価格で売れそうかどうかというと疑問ではありますね。