phototrendにCP+会場で行われたニコンの映像事業部長のインタビューが掲載されています。
- (ニコンの映像部門の財務状況は改善されているのように見えるが?)
業界全体としてはコロナのパンデミック前の水準に戻りつつある。ニコンは多くの新製品を発表しており、ハイエンド製品に注目が集まっている。高単価の製品の売上によって、ニコンの映像部門の売上と利益が押上げられている。 - (ネット上でFマウントのボディとレンズの生産が終了したという噂が流れているが?)
この情報はニコンから開示されたものではないので、コメントは差し控えたい。しかし、1つだけ知らせておきたのは、Fマウント製品は生産、販売、サポートのいずれの面でもこれまで通り完全に対応するということだ。この点に関して変更はない。 - (斬新なレンズを開発するための今後の課題は?)
特にミラーレスにおいては、顧客からのフィードバックに耳を傾けることを重視している。ガラスメーカー「光ガラス」はニコングループの一員で、ニコンはレンズをガラスから生産する唯一のメーカーだ。このため、ガラスメーカーと常に交流があり、レンズのニーズを伝えることができる。これは他のメーカーにないニコンの大きなアドバンテージだ。 - (AFレンズを提供している中国のレンズメーカーと競合するのを心配しているか? )
ユーザーは誰もが独自の好みがあるので、ユーザーの拡大に伴って利用可能なレンズが多くなることはとても理に適っている。Zマウント対応レンズを沢山試して、写真を楽しんでいただきたい。しかし、ニッコールのZマウントレンズはボディに完全にフィットするので、依然として第一の選択肢だ。 - (フォーカスポイントVRは新しい手ブレ補正ユニットを使用しているのか?)
ソフトによるアルゴリズムの改善だ。以前は手ブレ補正の中心は常に中央だったが、アルゴリズムの改善で被写体の位置に関係なく補正できるようになった。 - (将来フォーカスポイントVRは他のカメラにも搭載される?)
現時点では詳しいことは言えないが、将来的にはそうなる可能性はある。 - (CP+で新型カメラの発表を期待していたが、もう少し待つ必要があるのか?)
潜在的な顧客が新製品に多くの期待をよせていることは理解している。今言えるのはそれだけだ。 - (ロードマップのレンズはあと35mm 1本だけだ、レンズラインナップは完成したと考えているのか?)
ロードマップ終了後も、皆さんを驚かせたいと思っているので、今しばらく待っていて欲しい。 - (新しいロードマップをリリースするのか?)
将来、皆さんを驚かせられることを光栄に思っている。今言えるのはこれだけだ。 - (映像部門でAIをどのように活用しているのか?)
最初にAIを利用したのはAFで、AEにも利用してきた。そしてAIを使って顧客が求める画像を作る技術の開発に取り組み始めた。AIを活用することで画像処理、AF、AE、AWBの性能を更に向上することができる。また、被写体認識の精度や性能も向上させたいと考えている。Z9のバージョン4.00では指定した被写体が画面内に入っていくると自動的にピントを合わせ撮影することができる。このような自動撮影機能を提供しているのはニコンだけだ。 - (ハイエンドのAPS-Cミラーレスカメラの登場は期待できるのか?)
顧客の意見をもとに検討を進めていく。ニコンはD7500とD500によってAPS-Cの分野で強い存在感を確立していると考えている。また、SNSの普及によって顧客はスチルだけでなく動画にも興味を持っており、自分の考えを表現したい若い世代はフルサイズよりもコンパクトなAPS-Cを選ぶ可能性があるだろう。 - (ミラーレスのファームウェアのアップデートは一眼レフよりも容易なのか?)
一眼レフは機械的な要素に大きく依存していた。ミラーレスカメラの画像処理エンジンとセンサーにおいて多くの革新が起こっており、蓄積された情報と知識を使って、機能を更に拡張することができる。ミラーレスカメラではファームウェアのアップデートに重点を置いている。組織も変更し、ファームウェアの開発者は以前よりも顧客から多くのフィードバックを受けられるようになり、顧客の要望を迅速に反映できるようになった。センサーの性能や画像処理エンジンの速度も考慮しなければならないので、全ての要望に応じられるわけではないが、可能な限り要望に応えられるよう努力している。 - (ファームウェアで追加する機能と新型カメラに搭載する機能はどのように決めるのか?)
ファームウェアのアップデートは、センサーの解像度やダイナミックレンジなどハードの機能を超えることはできないので、そのような要望は次の機種を待つ必要がある。 - (Z8やZfなどの最近の特定のカメラでサードパーティー製のバッテリーが使用できなくなった理由を教えて欲しい)
当社の一部のカメラがサードパーティー製のバッテリーを受け入れない理由は安全上の理由のためだ。安全上の理由からニコン純正バッテリーの使用を勧める。
レンズロードマップ終了後は「皆さんを驚かせたい」ということなので、大方の予想を超えるようなレンズが登場するのかもしれませんね。楽しみです。
サードパーティー製AFレンズの増加に関しては「利用可能なレンズが増えることは理に適っている」とニコンは余裕のあるコメントですね。
また、ハイエンドAPS-Cカメラに関しては「D7500とD500によってAPS-Cの分野で強い存在感を確立していると考えている」とわざわざ言及しているので、このクラスのミラーレスカメラの投入も期待できるかもしれません。ただ、若い世代向きの動画重視のカメラについて触れているので、一眼レフの時とは方向性が変わるのかもしれませんね。
ひてさん
「ロードマップ終了後も、皆さんを驚かせたいと思っているので、今しばらく待っていて欲しい。」 驚くレンズは何だろう?
私は広角単焦点を充実させてほしい。
アングリーチャッケン
ということは、キヤノンの800mm f11のような(流石にニコンがf11はやらないだろうけど)安い超望遠レンズなど「え?そんな値段で!」と思わせてくれるレンズとか出してくるのでしょうか?
驚くレンズは、楽しみですね
ZAE
カメラ本体がかなり成功したと思いますので少しニッチなレンズも出せそうですね
まずは35mm F1.2に期待
個人的にですが現状、EとLマウントのSIGMA 35mm F1.2 DGDNは
重いレンズですが飛び抜けた描写性能だと思っています
どう迫るか超えてくるか興味津々です
シュワシュワ
APS-Cについてはz50より上位機を期待できそうな発言ですが、それがD500後継機とは限らなそうですね
V-log向けならz30を出しましたが、X-S20くらいのものは来るかな?
D500後継機とそれに見合うレンズがやはり欲しいですけどね!
レンズは噂の28-400以外に何をやってくれるでしょうか?
とんとん
個人的には魚眼が欲しいです。
あとマイクロではなくマクロレンズも。
それとDタイプのAFが動くレトロ調のFTZを…!
ふじよし
Nikonは何か発表があるたびにとてもワクワクします。
Zマウントを選んで本当に良かったです。
驚きのレンズとても楽しみにしています!
まーやん
>> (ハイエンドのAPS-Cミラーレスカメラの登場は期待できるのか?)
顧客の意見をもとに検討を進めていく。
大いに期待しています。要望も常に出しています。
今はZ9を使っていますがかつてのD500の使い勝手には及ばず性能も物足りません。やはり後継となる圧倒的なAPS-C旗艦ミラーレス機が必要です。ニコン最後のピースが埋まる日を楽しみにしています。
minto
やはりハイエンドのAPS-Cミラーレスカメラは必用だと思います。
レンズも充実してくれるとを楽しみにしています。
gin
今度は、手ごろなレンズで驚きたいですね!
ちばちば
D7500かD500クラスのミラーレスが出そうな感じですね。期待したいです。
ただ、AFやレンズモーターの形式が異なり、D500のように動体へビシバシAFが合うカメラにはならない感じもしています。
ミラーレスもフルサイズも万能ではないのですが、フルサイズミラーレスにあらずばカメラにあらずという風潮を危惧しています。
D800E 改め Z9、G9Pro
驚くレンズ?
200mm f1.8 とか 300mm f1.8 ?
アポダイゼーションのSF中望遠?
私はLAOWAを買いまいしたがシフトレンズ?
sy
ニコンのこういう誠実さみたいなところ好きですね。
一昔前は、もう少し小狡く、うまくマーケティングしてくれ、、と心配しましたが、
そこも多少改善しているように思います。
ボディは4,5月ごろでしょうか。
楽しみに待ちます。
楽ら
驚かせるレンズ、どんなものか期待したいですね。
個人的にはF1.2のレンズは大きすぎるのでF1.4の単焦点が欲しいです。
あとは使っていて楽しいMFレンズ。コシナがあるから難しいかな。マクロプラナー50mmは大好きなレンズでしたから。
まあくん
私は動きものを撮らないので、現行機種で十分ですが、APS-Cはそろそろ新しいD7500以上相当の機種が必要だと思います。
レンズも強みを活かしたプレミアム路線が正解だとは思いますが、価格が高い製品だけがプレミアムではないので、手の届く価格で予想を超える画質のプレミアムレンズやAPS -Cレンズもある程度出して頂きたいと思います。現状では、ラインナップ全体ではコンパクトなレンズが比較的少ないので、そこは強化のポイントではないでしょうか?
他メーカーも含めて、カメラが一部の富裕層だけの趣味にならないことを祈ります。
コツメチャン
DXレンズをもっと充実させてほしい。
パンケーキレンズや明るい標準ズームレンズを希望しています。
てるやん
今後は単焦点の超広角・広角を出して欲しいですね。それでやっとラインアップが揃った感じになると思いますので。後は Z120-300mm f2.8はニコンの意地にかけて早急に出して欲しいです(できればTC付きで)。
ぷくぷく
Reflex Nikkor Z シリーズとか期待しているのですが。しかも2000mmクラスを・・・
ほ゜ち
Zは個性的なレンズも良いですし
サードの選択肢がユーザーのメリットになると捉えてる感じが伝わってきて安心ですね
ハイエンドAPS-Cは、過去はあまり意識せずにz9,z8の路線で良いものになると思う
待つ人
噂の28-400が軽量ででるば、十分驚きます。早く発表を。
y_belldandy
>D7500とD500によってAPS-Cの分野で強い存在感…
ってD7500の方はどうなんでしょう?
未だにD5300を使う私にとって、D7200とD500は食指の動く存在(今でも状態の良い中古は欲しい)でしたが、D7500に関しては発売時ガッカリ感しかありませんでした。
恐らくですが、ニコンファンがZマウントに期待しているのはD500後継機種だと思います。
確か…元々D90とD300の後継機として中間のD7000,7100,7200(当時のAPS-Cフラッグシップ)が発売され、それがまた元に分岐する形で発売されたのがD500と(少し遅れて)D7500だと認識しています。その流れの中で間違いなくD500後継機を望む人は多数います。
老新星
期待を込めて考えますと、これはレンズのことではなく、やはりマウントアダプターではないでしょうか。
☆けむり
サードパーティー製レンズについてはニコンの考え方が受け入れられやすいです。
ファームアップについてはZfにFマウントVRレンズをFTZ IIで付けた場合に、手振れ補正はレンズのVRと同じという事になっており、最大8段のボディー内手振れ補正は使えないので、レンズのVRスイッチをOFFにした場合にボディーから手振れを設定できるようにして欲しいです。
ハイボール
レンズに関してならば24-120mm f4
から繋がる100-300mm f4が欲しい。
それとスピードライトが全く進化して
ないのでその辺りにも頑張ってもらいたい。
CHANA
驚かせてくれるみたいなので、とても楽しみです。
個人的に気になるのはZ70-200mmF2.8の新しいレンズが出る予定はあるのか、そしてフィッシュアイ(これはシグマさんの15㎜F1.4じゃなくて、15mmF2.8)の予定、あとは高感度に強いZ90? OR Z9S? OR Z1?のボディですね。
ニコン独自のクリップオンはニッシンさんなどと提携した時点でもう作らない感じですよね。日中、晴れの日にもっと連発できるクリップオンも欲しいっちゃー欲しいですけど。
腹黒シャチ
aps-cは、「顧客の意見をもとに検討を進めていく」。
原文の自動翻訳を行ったら、「この世代の要求に応えるために、私たちはこのテーマに取り組み続けなければなりません。」と続いていました…。
次期aps-cはスチール機より動画よりですか。D500も諦めた頃に出ましたから、Z版ももっと先かな?
レンズの期待は、DX10-20のZマウント版です。12-28で終わりですか?
ASA
せっかく広角に強いZマウントなのですから、ニコン純正には超広角でフルサイズ換算含む14mmの壁を突破して頂きたいと思ってます
中堅以上のメーカーで14mmに留まっているのはニコンだけ
純正魚眼&純正ソフトの併用で換算10.5mm相当の補正超広角を得られますが、解像度が足りません
蒼月
気がつけばこの短期間でZレンズも40本を超えて、Fレンズユーザーの受け皿も一通り揃った感じですね。
絶対的な光学性能優先の路線が積み残しているニーズの再点検中でしょうか。しかし残念ながらこのプラットフォームでは小型、軽量、安価、お洒落を求めることは難しそうです。若い世代の新規ユーザー層はなにを求めるのか、考えて欲しい。
次の展開は、別に驚かしてもらう必要など全くないので、多くのユーザーの方に使用されているレンズから、光学性能向上や小型軽量化を追求した正常進化のバージョンアップを着実に進めて欲しいです。
ken2
スピードライトの開発はもうやらないと発表されています。代わりにサードパーティーのものがニコンのサイトでも推奨されています。
シグマとは一時犬猿の中でしたが、和解してニッチな分野のレンズをOEMしてもらうという協業関係が築ければ、タムロン同様、ユーザーの選択肢が増えて、ニコンにもメリットが多いのではないかと思います。メインストリームや、メーカーの技術力を象徴するようなレンズは、純正でラインナップする必要はあると思いますが、それ以外は外部調達でも問題ないと思います。特に先に挙げた2つのメーカーは、ニコンのブランドを付けて売っても問題ないと思います。Zマウントのすそ野をさらに広げるには良い方法だと思うのですが。
をぐを
なんとなく、Z9のファームアップによる機能拡充は打ち止めというニュアンスに聞こえますね。であれば撮像素子を一新して、AFを強化した新機種に期待です。
レンズは写りはそこそこでいいので安くて小型のレンズを期待します。40mm F 2は持ってるのですが、やはり35mmがほしい。F1.8は高いし大きいので35mm F2に期待してます。50mm F2 も。中国製のレンズも気になりますが、やはり純正の安心感にはかないません。あと、あんまり関係ありませんが、SIGMAがZマウントで35mm F 1.4を早く出せるようにニコンさんに頑張ってほしい。(謎
ホワイトナイト
aps-cのハイエンド機は、キャノン、ソニーに顧客を取られないためにも必須です。また、あっと驚くレンズとは、aps-c専用の超望遠レンズ、例えば小口径のロクヨンなどを出してくれば爆売れですね。フルサイズのロクヨンは簡単に買える価格ではありませんので。
ゲンゾウ
昔あった、小さくて暗くて安いけどよく写る単焦点レンズが欲しいですね。
ハイボール
ken2さん
> スピードライトの開発はもうやらないと発表されています
そうなんですか?ニコンから正式なアナウンスがあったのですか?
NISSINとの協業は発表されましたが
それ以外の事の記憶は無いですが。
ken2
ハイボールさん
すみません。表現が踏み込みすぎました。
ニッシンやプロフォトと協業が発表され、Z9などのシステムチャートの中に協業を発表したメーカーの製品がありますので、今後独自のスピードライトを自力で開発することはやめるという方向を打ち出したものと考えました。
くまどん
D500を発売時から使っていてミラーレスのAPS-Cフラッグシップを待っています。
出さないと言うならZ8を買いますが、数年内に出るなら待ちます。
フルサイズ機を買った直後にAPS-C機が出るなんて事だけは避けたいので、気が落ち着ちつきません。
昔は暗黙のロードマップがあって良かったのに。
OP
y_belldandyさん
D7500を使っていますが、
バランスの良いカメラです。
性能的にはD5600の後継機種として見た方がしっくりきます。低価格なのでチープな部分はありますが実写性能自体は連写数やバッファ周りは大幅に性能が上げられています。
残念ながら最新のミラーレスには劣ります。
ただ、RAWはキレイなのでAIノイズ除去と現像で使えば画質は素晴らしいです。