zakzakに、ニコンの徳成旨亮次期社長のコメントが掲載されています。
- 4月1日付の人事で社長昇格が決まったニコンの徳成旨亮副社長執行役員(64)は、銀行出身で経営管理や内部統制に強みを持つ。多くの海外案件に関わった経験も生かし「経営基盤を確固たるものにしたい。世界中の2万人の社員と力を合わせて全力で取り組む」と意気込む。
ニコンはカメラなど自社での一貫生産にこだわってきたが、今後は「全て自前でやるわけではなく、スタートアップ(新興企業)とも連携し、ユニークな価値を提供したい」と他社との連携強化に意欲を示す。
明日4月1日にニコンの新社長が就任しますが、これまでのカメラの自社一貫生産のこだわりを捨て、今後はスタートアップ企業とも連携していくということなので、今までとはニコンのカメラ造りが変わってきそうですね。この方針転換が今後のニコン製品にどのように現れるのか興味深いところです。
☆けむり
確立されたニコンの品質基準が守られることを期待する。
これは一歩間違えたら他社との連携強化がニコンブランドを取り返しのつかないものにしてしまう危うさを抱えている。
fujicascope
ニコン問わずメーカー各社は単なるモノ売り、売っておしまいのビジネスモデルからの脱却が急務になっています。
世の中的にもAPIなどが提供されているオープンなプラットフォームが好まれる傾向にありますので、例えばZシリーズのAPIをパートナー企業に提供することで、より高度な撮影制御が可能なドローンなどの登場が期待できます。今まで想像しなかったようなカメラの使い方も出てくるかもしれません。
カーク提督
フジのX-Aシリーズみたいに外注でカメラを作るんだろうか
キャベツ
あくまでも技術の革新に向けるものであり、儲け優先ではないコラボは、企業としての規模を大きくしていくよい機会なのかもしれません。会社の経営など、全く知らんので甘い見方なのかもしれませんが、長年のニコンユーザーとしては、健全な経営基盤に立脚したimaging世界の牽引者となっていってほしいです。
一条
とても安堵しています。
その伝統ゆえに、ともすればニコンは保守的な一部の顧客思想に絡め取られ
進んでゆく映像文化の市場に追従できないリスクを持っているといつも危惧
していましたから。
企業としてとても前向きな思考だと思います。
とととと
ニコマートとか、設計からして別メーカーのものと聞いていますが(品質維持が大変だったとか)。1ケタシリーズでないとニコンでないのかな?
1ケタシリーズのメカシャッターが自前じゃなくなります、とか、バッテリーを別メーカーと共通のものにしますとか、センサーが自社設計じゃなくなりますとか、そういうのでしょうか。
かなや
確かにニコンはこの数年来、スタートアップとの協業を積極的に行ってきましたが、カメラと直接関係があるのは画像処理技術の開発ぐらいでしょう。
スタートアップが自前の量産設備を持っていることは少ないので、カメラ生産の一部を委託しようとは考えていないと思います。
過去の実績からすると、スタートアップとニコンがお互いの技術を持ち寄って、新たな市場に進出しようとするケースが多いんじゃないでしょうか。
アリエスZ6Ⅱ
デジタル化以降、レンズ交換式カメラボディは全てニコンの自社工場で生産していますからねぇ。
その方針を変えるということでしょうか?
どういうふうに連携していくのかはまだわかりませんが、新製品発売の度に問題となる供給能力の改善・向上に繋がると良いですね。
副社長
ボディは何とも言えませんがセンサーはRED買収に伴って開発を加速化しそうに思いますし、レンズもタムロンOEMがありますからシグマからもOEMを考えてるのかも知れませんね。
ストロボもSB-5000以降出てないのでニッシンデジタルやプロフォトと協業してたと思うのでOEMなどがあるのかもと思います。
今後の発表が楽しみではありますね。
Noppo
先日Tamronが自社ブランドのZマウントレンズを発表しましたが、今後はレンズにおいてもTamronのみならずSIGMAなどがZマウントに参入できるように方針を転換する、と言う意味も含まれているのかな、と思いました。
ken2
これでユーザーフレンドリーな製品群が充実し、ニコン自体の収益改善に寄与するのであれば、ユーザーとしては大歓迎です。既出ですが、委託生産であれ何であれ、ニコンの品質基準を満たすものであれば、バンバン出してほしいと思います。
また、新規分野や、既存であっても革新的技術を持つあるいは開発している企業とは積極的にタイアップして、時代を先取りするような会社になっていってくれたらうれしいです。ソニーとキヤノンの2強に昔のようにしっかり食い込めると、選択肢も増えるし競争も起きるので、結果。我々ユーザーも恩恵を受けるわけですから。
マスター
ニコンのポリシー、品質に耐えうる製品を作ることは大変だと思いますが、技術力のある企業がニコン品質で出てくることは楽しみです。
特に、ニコンがあまり得意ではない部分のフォローをしてくれるのであれば、ユーザーメリットも大きいかと思います。
doracame
至極当然のことと思います。各社独自に重要視する部分は当然あると思いますが、すでにそれぞれの技術革新は、進歩の余地はまだまだ残しつつも、本当に特殊な場面や学術部門を除いては飽和状態に近いと思います。自身の写真とのかかわりを考えるのであれば、多少の工夫や経験があれば10年程度前のカメラでも十分に作品つくりは可能だと思っています。カメラやレンズ開発に携わってくださっている方は、当然理系の皆さんなので自負や誇りをもってスペックアップに取り組んでくださっていますし、写真家側もそうしたハイスペックを期待する動きは大きいかとも思います。しかし、何よりも写真は芸術、文化、美術であると信じている自分には、性能向上は目指しつつも、製造や設計の効率化、低コスト化を図ってほしいです。そして少しでも多くの方に、それぞれの求める写真とのかかわり方で気軽に撮影、鑑賞(プリントとは決して限らない)で楽しめるようにしてほしいです。文化(芸術)>技術(性能)でいてほしいです。
stjy
まずストロボが他社から出そうですね。
私はSB-5000が満足行かず、まだSB-910を複数使っているのですが、SB-5000がマイチェンするか、他社に移行するか気になります。
ま、過去のストロボもウエスト電気製でしょうが。
ミック兄さん
Nikonのスピードライトや制御は他社よりもオプション含めて先進的でした。
ミラーレスになって報道やスポーツへのサポートがどうなるかはわからないけれど
ストロングポイントが残れば良いですね。
他社との協業が写真と映像との融合って意味なら面白いカメラが出てきたら良いなぁ~。
f2er
特に今後強化の必要なAIとネットワーク技術については、技術連携を行っていかないと競争に勝ち残ったり、速いスピードで新しいものを創造していくことができませんね。
ミスド
レンズ屋、機械屋だったニコンが「壊れない」という考えを、メカレスシャッターにしてしまう事で構造的な欠点を少なくする
これすなわち、メンテナンスのローコスト化を見据えての事と思いますし、合理的なカメラ自体そのものの考え方が変わってきているものだと感じていました
磨き上げるべき光学技術を集中させるためにも、サードパーティーとの協力関係でローコスト製品と最上位の製品バリエーションを広げてゆくのは大切な考えだと思います
すべて自社開発ではなくて「餅は餅屋」みたいなものと考えるべき時期なのだと思います
今後の商品開発を楽しみにしています
ニコぷん
銀行出身ですか・・・
技術の事を知らない方だと変な合理化に走らないか心配だなあ。
他社との連携と言いつつ経費削減で技術開発までアウトソーシングしなければいいが・・・
まあくん
カメラを取り巻く状況も変化していっているので、新しいチャレンジはいいのではないでしょうか。ただ、スタートアップとの連携など新しいことは、内容によっては受け入れられるユーザーと受け入れられないユーザーがいるので、いきなり中心のラインナップに導入するよりは、新しい商品ラインなどで試してみて、好評な場合はメインラインナップに導入するなどの工夫が必要かもしれませんね。