ソニー「FE16-25mm F2.8 G」は素晴らしい画質でハンドリングも優れている

DigitalCameraWorldに、ソニーの新しい広角ズーム「FE16-25mm F2.8 G」のレビューが掲載されています。

Sony FE 16-25mm f/2.8 G review: do the best things really come in small packages?

  • FE 16-25mm F2.8 Gは、大きさは75 x 91mm、重さわずか 409gで、F2.8通しの広角ズームとしては驚くほど小型軽量だ。小さいながらも作りは良好で、頑丈で耐久性があるように感じられる。
  • 最短撮影距離は0.18mと短く、MFでは0.17mに短縮される。
  • フォーカシングではレンズの全長は一定だが、ズーミングではわずかに伸びる。
  • ズーム範囲は限られているが、多くの人は広角ズームはワイド端とその近くでのみ使うことが多く、非常に広い画角が必要な場合に、この種のレンズに付け替える傾向がある。軽量コンパクト化とズーム倍率が低いこととのトレードオフには満足している。
  • 歪曲の補正は自動補正に依存しており、自動補正をOFFにすることはできない。
  • 実写ではズーム全域で素晴らしいシャープさで、ボケは非常に滑らかだ。ゴーストやフレア耐性も良好だ。

  • ラボテスト(解像力):解像力はFE24-50mm F2.8 Gと良く似ており、中央は開放でもズーム全域で素晴らしい値で、一番隅の部分でもまずまず良好に維持されている。

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  • ラボテスト(色収差):色収差は自動補正を使用しなくてもズーム全域で絞り値にかかわらず最小限に抑えられている。
  • ラボテスト(歪曲):歪曲は自動補正に依存しており、RAWで未補正の状態ではズーム全域で強いタル型で。特に広角側では歪曲は非常に大きい。

  • 結論:FE16-25mm F2.8 Gの解像力は非常に印象的で、色収差は最小限に抑えられていいるが歪曲は自動補正に強く依存している。画質は素晴らしく、どこにでも持ち運べる小型軽量であることが気に入っている。安価なレンズではないが、投資する価値は十分にあり、風景、都市景観、建築インテリア、天体写真で強力なツールだと感じる。ハンドリングも優れている。この小さなレンズには多くの機能が詰め込まれており、非常に魅力的な提案だ。
  • 良い点:素晴らしい画質、F2.8通しの広角ズームとしては小さい、洗練されたハンドリング。
  • 悪い点:ズーム範囲が狭い、歪曲は補正が必要、かなり高価。

 

昨日発表されたばかりのFE16-25mm F2.8 Gですが、小型軽量にもかかわらず全域で良好な解像力で、色収差もよく抑えられており、Gレンズとしては十分以上の性能という印象です。逆光に強いのもポイントが高いですね。

歪曲は自動補正に依存しているようですが、これは他の多くのミラーレス用の広角レンズも同様なので問題はなさそうです。広角ズームで望遠側をあまり使わない方には、良い選択肢になりそうですね。