Z世代に「古いiPhone」での写真撮影がブームに

AERAdot.に、Z世代に古いiPhoneでの撮影が流行っているという記事が掲載されています。

Z世代がハマる「古いiPhone」で撮る日常 500万画素だからこそ"映える"写真の妙味とは?

  • 今、Z世代を中心に、あえて「古いiPhone」で写真や動画を撮影するのがはやり始めているという。普段は最新機種を持ち歩きつつ、写真撮影は「古いiPhoneで」などと使い分けるケースもあるようだ。
  • 写真家のササキタカノブさん(33)は、インスタグラムに「昔のiPhoneの写りがめちゃくちゃエモいと聞いたので、メルカリでiPhone4を買いました!」と題した15秒程度の短い動画を投稿した。すると、瞬く間に拡散され、5月22日時点で1100万回以上も再生されるほどバズった。
  • ササキ氏が使用したiPhone4が発売されたのは2010年6月だ。背面にあるカメラの画素数は500万画素と低く、最新機種のiPhone15Proの4800万画素と比べるとはるかに劣る。ササキ氏はなぜiPhone4で撮影した動画を撮ろうと思ったのか。
  • 「普通に撮ると手ブレも結構するんですが、そのブレてる感じが、逆にいい味を出します。またiPhone4だと、コントラストが高め設定になっています。自動補正もかからず、影もくっきり出るので、どこか昔のカメラのように写ってエモくなるんです。雰囲気を出したかったり、レトロに撮りたかったりする人は、昔のiPhoneで撮るのはおすすめです(ササキ氏)」
  • 若者の消費行動などに詳しい「博報堂若者研究所」の瀧﨑絵里香氏はこう分析する。「今のZ世代には、膨大な情報や技術の進化への"疲れ"があるように思います。あえて不完全だったり、制限があったりするものに、どこか安心感を覚えるメンタリティがあるのだと思います」

 

フィルムカメラブームやオールドコンデジブームに続いて今度は古いiPhoneでの撮影ブームということで、Z世代にはレトロ調の写真が撮れるカメラが本当に流行っているようですね。

古いiPhoneが注目されているのは、フィルムカメラやオールドコンデジではハードルが高いという人でも、古いiPhoneなら基本的な操作は現行機種とそれほど変わらず中古価格も安いので、気軽に始められるということもあるのかもしれませんね。