リコーがフィルムカメラ「PENTAX 17」を正式発表 [内容更新]

リコーがハーフサイズのレンズ固定式フィルムコンパクトカメラ「PENTAX 17」を正式に発表しました。

Ricoh launches Pentax 17 half-frame fixed lens film camera(DPR)

  • リコーは、マニュアルフォーカスの固定式単焦点レンズを搭載したハーフサイズのフィルムコンパクトカメラ「PENTAX 17」を発表した。

    レンズは25mm F3.5で、これは37mm相当の画角になる。このカメラの名称は、17 x 25mm のフレームの横幅に由来している。同社によれば、縦長のフォーマットによって、スマートフォンで撮影した画像に似たものになるということだ。

    レンズはマニュアルフォーカスで、0.25mから無限遠まで6つのプリセット距離のいずれかを選択でき、距離はレンズ上部のアイコンで表示される。このレンズは1994年のPENTAX ESPIO miniの設計に基づいており、レンズ構成は3群3枚だ。

    レンズシャッターはF3.5からF16まで円形の絞り形状で、シャッターは1/350秒から4秒までの範囲で選択され、長時間露出用のバルブモードも搭載している。

    同社によれば、フィルム撮影を楽しみ、ハーフサイズよるコスト削減を喜ぶ若いユーザー層をターゲットにしているということだ。17には、中古カメラにはない、完全な保証とスペアパーツの入手性の良さを実現している。1 年間の保証が付いており、少なくとも米国では 2 年目の保証オプションも付いている。

    このカメラはマグネシウム合金構造を特徴としており、フラッシュ、露出計、ビューファインダーインジケーターに電力を供給するためにCR2リチウム電池を使用する。17は499.95ドルで2024年6月下旬から発売される予定だ。

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開発中とても話題になっていたリコーのフィルムカメラ「PENTAX 17」が正式発表されました。今の時代に、フィルムカメラを本当に製品化してしまうリコーはすごいですね。

PENTAX 17のデザインはかなり個性的で店頭で目を引きそうです。グリップは大き目でホールディングはよさそうですね。このカメラが売れて次のフィルムカメラ(一眼レフ?)につながって欲しいものです。

[追記] 国内でも正式発表されました(プレスリリース)。希望小売価格は税別10万7000円(オンラインストアで税込8万8000円)で発売日は7月12日となっています。