ニコンが「Z6III」を正式発表

ニコンが部分積層型CMOSセンサーを採用した、フルサイズミラーレスカメラ「Z6III」を正式に発表しました。

フルサイズミラーレスカメラ「ニコン Z6III」を発売

  • 株式会社ニコンイメージングジャパンは「ニコン Z マウント」を採用したフルサイズ/FXフォーマットミラーレスカメラ「ニコン Z6III」を発売する。価格はオープンプライス、発売時期は2024年7月12日。
  • イメージセンサーの上下の積層部に高速処理回路を多数配置した、世界初の部分積層型CMOSセンサーを採用。この新センサーによる高速読み出しと、「Z9」「Z8」と同じ高速画像処理エンジン「EXPEED 7」により、シャッターボタンの全押しから最大1秒間遡って記録ができる「プリキャプチャー」では、最高120コマ/秒(C120)で撮影できるほか、60コマ/秒(C60)ではフルサイズで「Z9」「Z8」よりも高画素の約24メガピクセルでの撮影が可能。
  • 20コマ/秒の高速連続撮影時にはEVFの表示とびを抑え、被写体の動きを滑らかに確認できる。
  • 高速読み出しが可能となった新CMOSセンサーの採用により、4K動画制作用の素材としても柔軟に活用できる12bit 6K N-RAW/ProRes RAW HQの内部記録と10bit 5.4K ProRes 422/H.265動画の撮影を実現。4K UHDは6Kからのオーバーサンプリングにより、高精細な動画を作成可能。
  • 小型ボディーでありながら効率のよい放熱設計と動画撮影時の省電力化により、4K UHD/60pで最長125分の動画撮影が可能。
  • 10bit フルHD/240p H.265での撮影が可能となり、最大10倍の印象的なスロー動画制作も行える。
  • EVFは「Z9」「Z8」を超えるミラーレスカメラ史上最高の明るさの4000cd/m2に対応し、屋外の極めて明るいシーンでも黒つぶれしにくく見やすいファインダー像を実現。ニコン史上最高の576万ドットの高い解像度を実現しているほか、ミラーレスカメラ史上初となるデジタルシネマ向け規格「DCI-P3」相当の色域をカバー。
  • 部分積層型CMOSセンサーと、「EXPEED 7」の組み合わせにより、AF演算サイクルの高速化を実現。「飛行機」モードを含む9種類の被写体検出にも対応。
  • 低輝度側のAF検出範囲は「Z9」「Z8」を上回る-10EVまで拡張され、より暗いシーンでもピントが合いやすい。
  • 堅牢性、信頼性は「Z8」と同等の性能を備えており、移動時の不意な振動からイメージセンサーを守るVRロック機構の搭載や-10℃までの耐寒性能。
  • 「NX Studio」を使った、より自分らしい自由な画作りの表現ができるピクチャーコントロール「フレキシブルカラー」に新たに対応。
  • 「Z シリーズ」で最高の8.0段の手ブレ補正効果を発揮。動画撮影時に有効な電子手ブレ補正機能を搭載。

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ついに、Z6IIIが登場しましたね。スペックは一番最後の噂が的中して、部分積層型センサーを搭載したミドルクラスとは思えないハイスペックモデルとなっています。

デザインはファインダーがZ9やZ8と似たような形状になり、より精悍になっている印象です。モニタは噂通りバリアングルに変わっているようです。

EVFはZ9やZ8を超える解像度と輝度で広い色域をカバーするもので、ニコンの優れた接眼光学系と相まって素晴らしい見え味が期待できそうですね。

動画は噂通りN-RAWやProResに対応しており、長回しも4Kで125分と全く問題なくできそうです。Z8ほどの高画素は不要の方にはZ6IIIが非常に良い選択肢になりそうですね。

[追記] 価格はニコンダイレクトで税込43万5600円となっています。最安値では40万円を切りそうですね。