PetaPixelに、リコーGR III シリーズの派生モデル「GR III HDF」のレビューが掲載されています。
・Ricoh GR III HDF Review: Pocket-Sized, Diffused Nostalgia
- オリジナルの GR III との主な違いは、標準の2StopのNDフィルターがプロ仕様の拡散フィルターに置き換えられたことだ。また、シャッターボタンが黒からガンメタに変更されている。
- 2400万画素のAPS-Cセンサーは少々古くなっているが、申し分ない美しい画像が得られる。
- AF性能は改善されておらず、少々遅いと言わざるを得ない。シングルAFはまずまずの性能だが、トラッキングAFは追尾に苦戦する。しかし、ほとんどの状況では十分にピントが合う。
- 起動は非常に早いので、素早く撮影したい場合には最適なカメラだ。
- 動画に関しては最高でフルHD60pで他のカメラに後れを取っている。このカメラは動画機とは言えず、スチル向けであることが明確で、アップデートが強く求められる。
- HDFの効果はかなり弱めで万人好みのものではないだろう。日当たりの良い場所で撮影した写真は、ハイライトが柔らかく輝き、少し白飛びする傾向があり、気に入っている。また、肌の描写は柔らかく全体的にコントラストが少し下がる。HDFはたまに撮影する分には楽しめるが、時間が経つにつれ使用頻度が減っていくだろうという結論に達した。また、様々なアプリで後からこのような拡散効果を追加できる。
- NDフィルターがなくなったので、明るい場所で絞りを開く場合はNDフィルターの装着が必須だ。
- GRIIIシリーズ全般が気に入っているが、GR IIIシリーズはAFとホワイトバランスの進化が非常に少なく、この部分が大幅に性能向上したGR IVの登場が待たれる。
- このカメラを買うべきだろうか? おそらく。HDFバージョンを購入する人はHDFフィルターの効果を本当に魅力的に感じる少数の人たちと、NDフィルターは妥協してもいいという覚悟のある人だけだろう。
レビュアーはGRIIIシリーズ自体は大いに気に入っているようですが、HDFバージョンに関してはそれほど気に入っているというわけではなさそうですね。HDFは楽しめそうで非常に面白い機能だと思いますが、実用性の高い内蔵NDフィルターがHDFとトレードオフになってしまうのが非常に悩ましいところです。
rocky
HDFフィルター搭載は面白そうだなと思っていました。ただ確かにNDフィルターの方が使用頻度が高いかもしれません。それよりも、画角が28mmか40mmかの方が、買う側としては重要だと思いますね。どちらも後付けのフィルターで代用できますからね。
2007
GRⅢ持っていますが、ND無ければGRを敢えて日中で使いたいと思いません(笑)
NDフィルターの取り付け要らないのも、GRⅢの強みでした。