キヤノンが2024年第2四半期の決算を発表しています。
- 第1四半期まで続いていたカメラやネットワークカメラ、レーザープリンターの在庫調整が予定通り終了し、第2四半期に売上は大きく回復した。また、半導体露光装置や商業印刷機、メディカル事業については、着実に売上を伸ばし成長を続けている。その結果、前年から14%の増収となり、第2四半期としては過去最高の売上を達成した。
- 営業利益についても、売上の回復により前年から3割近い増益となり、売上高営業利益率は10.1%と第1四半期の8.1%から2ポイント上昇した。
- イメージングについては、カメラ、ネットワークカメラともに、第1四半期の業績悪化の原因であった市中在庫の調整が終了し、第2四半期は売上が前年を上回るとともに、利益率も17%弱の水準に回復した。
- 2024年の見通し:イメージングのカメラについては、下期に、フラッグシップモデル「EOS R1」と、プロ・ハイアマチュア向けの主力モデル「EOS R5 Mark II」のミラーレス新製品2機種を発売し、圧倒的なシェアNo.1を目指す。
キヤノンの2024年Q2の決算は、低調だったQ1とは打って変わって良い決算になっていますね。カメラの販売も好調のようで、イメージング事業の2024年の見通しも上方修正されています。圧倒的なシェアNo.1を目指すと述べられており、今回の新製品には相当自信があるようですね。
なまからま
キヤノンさん、圧倒的なシェア実現にはRFマウントの公開でサードパーティレンズの参入障壁を無くすのが大事ですよ
電卓
目指すことは可能ですが、現実としてはソニーは大きな壁だと思います。
性能面では、トータルで近いものがあると思いますが、センサーの技術に関しては、やはりソニーがリードしています。大きさという制約を無くしたら、ソニーはどれほどのモンスターを作れるのか計り知れません。サードパーティーの面でも魅力があります。かつてのニコンよりもずっと手強い相手だと思います。
KA
ランチェスターの法則では『圧倒的シェア』は42%以上のようです。
今のところ達成できそうな状況ではありますが、かつての勢いは感じられません。
フラッグシップも他社比で2年遅れで未だ未発売、メカシャッターレスは2年前にニコンに奪われ、AI AF/グローバルシャッター/動画機もSonyがリードしています。
プロ市場は、3大通信社のロイター通信が動画機器をSonyに切り替えたとニュースになっていました。キヤノンをメインに使っていたAPに続き、ロイター通信までシェアを奪われると、3大通信社からキヤノンが排除されることになりかねません。
R1発売から1年後には、他社は第2世代のフラッグシップを出すでしょう。
いわゆる『王者の戦略』を実現し続けるには、ここ数年正念場だと思います。
さろめ
「圧倒的なシェア」という強すぎる言葉にはいささか戸惑いを覚えます。
日本でここ数年RFマウントが冴えない理由は、他社より高額な為替設定や、タムロンやシグマが使えない「純正レンズ縛り」があるからで、むしろシェアより利益確保を優先しているようにしか見えないのですけど。
トーナリロフ
RFマウントのシェアを支えてるのはR50やR10をはじめとしたRF-Sのボディでしょう。
キャノンのフルサイズミラーレスのシェアって実際のところどうなんでしょうね?
Mickz
キャノンはエントリー機はあっても
その層が遊べるほどのレンズがないのが課題
ソニーは言うまでもなくレンズが豊富で
ニコンは純正レンズが安くて高性能
たろさん
なんやかんや、キヤノン さんには、ずっと、こう強くあって欲しいと思うNikonユーザーです。
キヤノンの株主
カメラの国内販売店の売上台数は良い状況とは思えないのですが、第2四半期決算、想定以上の結果に驚きました。日本以外の市場、商業印刷など他分野、為替の影響が大きいのかなと思います。
日本のカメラ販売店の売上台数だけではわからない要素があるようで、最近のキヤノンの経営方針は支持できるかなと改めて考えております。
週末星撮り
キヤノンは認めたくないかもしれませんが、
レフ機時代にキヤノンが覇権を取ったのは、カメラやレンズのスペックなどはさておき一番大きいのはEFマウントが当時のデファクトスタンダードとしてサードパーティ製品が多かったことにあると思います。
マウントを開示しろと言いたいのではなく今までと同じような戦略やスタンスのままではうまくいかないだろうと言いたかったです
浜
EOS-Mの終了により、現行のレンズ交換式ミラーレス機は最上位機のR1から最廉価機のR100まで、大きさ違いがあるにせよ同じようなデザインに見えます。仕事の道具ならば機能の違いで十分だと思いますが、持ち歩いて楽しい趣味のアイテムとしては面白みに欠けます。「圧倒なシェア」と言うならば、デザインによる選択肢もあっても良いと思います。
晃
交換レンズのランキングを見ると2010〜2022でトップだったものが、2023ではトップ転落、2024ではEマウント系に押し出されベスト3にも入れていない状況です。
「圧倒的なシェアNo.1を目指す」ならば、RFマウントの価値を高める大幅なテコ入れが必要ではないでしょうか??
https://www.bcnaward.jp/award/section/detail/contents_type=266
加藤
国内の話しをすると、
カメラ、レンズともに他社に比べて高すぎる。
サードパーティも皆無に等しい。
こうなると他社に移行するのも頷けます。
圧倒的な性能があるでもないわけなので、
上述したことも改善点の一つとお考え
ください。
Cma
シャッターフィーリングが私には一番大きいのですが、
カメラ本体のメカ的な魅力が、キヤノンは不足していると思っています。
圧倒的な1位は難しいと思いますが、その気概は素晴らしいですね。
蘇にお
先日の記事によると、
ミラーレスカメラの2023年の世界シェア
1位 キヤノン:41.2%
2位 ソニー:32.1%
3位 ニコン:13.2%
4位 富士フイルム:8.0%
その他:5.5%
なのでRFマウントのAPS-Cレンズを開放して一気に他社を引き離すつもりなのですかね。これ以上キヤノン一強になるのであればフルサイズは開放しないでくれーという気持ちも少なからずあります。でもRPやR8に軽量なシグタムレンズを付けたい気持ちも。
ネコ
キヤノンに限らず昔に比べ日本市場より海外の売上が年々大きくなってきているように思えます。
確かに日本では単価の高さが目立ちますが、それらは今までになかったものであり、尚且つ世界シェア41%という結果がついてきているということは戦略的な間違いはないのでしょうね。
rad
現在のCanonは、元々ユーザーであるハイアマチュア以上と、
キットレンズだけで十分なライト層には高評価の一方で、
ミドルクラスの普及価格帯を好む層には評価が芳しくありません。
APS-C機はサードパーティ解放である程度需要が見込めますが、
フルサイズはどうするんでしょうね。R8クラスの価格帯ボディでIBISが付いて、
かつ求めやすいレンズが豊富であればかなり浮上してくると思うのですが。
フォベオン使い
AE-1より古くからCanonを知る世代としては、Canonは同じ値段でワンランク高い性能でシェアをとっていたと感じています。
今のCanonは、どこかのインタビューで、我々は後追いで追い抜くのが得意だ、と言っていたように、他社より数年遅れて、他社より高くて高性能なカメラを作る会社になったように見えます。
会社経営として世界市場で考えることは当然ですが、我々は日本で日本円で給料を得て日本円でモノとサービスを得ているので、あくまで日本市場についてはこのままの高額化が続くとシェアは伸びないと思います。
そもそも5シリーズはフルサイズを100万円クラスから衝撃の30万円クラスの安価で販売したことから始まったカメラですから。
キヤノンユーザー
オリンピックが始まります。スタジアムに並ぶ白い大砲の割合を見れば圧倒的なのかも知れませんが、私の周りのハイアマチュアはソニーに変えた人多いです。
ソニーはレンズの選択肢が多いですからね。RFのLレンズは性能は良いのでしょうけど、大きくて重いのしかなくて・・・
昔みたいにエントリー機を安売りして台数シェアを稼げる時代ではなくなりました。エントリー機買う層はスマホで良いので。
フルサイズ用サードパーティー製レンズも増えれば、キヤノンから他社へ乗り換えようと言うユーザー減らせる気がします。
あけまる
皆さんの仰ってるBCNランキングは国内ランキングですから、世界ではまた傾向が違うようです。
AZ67253725
やはり動画にもしっかり注力するべきかと。
レンズも最近出した24−105でようやく動画に使いやすいのを出したなという印象でちょっと遅いなと。
一眼で動画撮影をはやらせたのは5Dmark3だったと記憶してますが、今では動画撮影でキャノン機が候補になるのはかなり稀。ちょっと残念ですね。
ミノル
圧倒的シェアということは、ハイエンドやニッチな製品でなくエントリーからミドルクラスの製品に力をいれると言うことでしょうか。
各社廉価機がほとんどないのでエントリーモデルの拡販に力を入れればシェアはまだまだあげられるんじゃないかと思います。
山屋
圧倒的シェアというのは
ミラーレスおいてと言うことなのでしょうか
RFマウントに限って言えば国内では1桁しかなく
ニコンに倍以上空けられていたと思いますが
Eマウントは圧倒的シェアでしたね
メーカー別ではなくマウント別世界シェアが気になります
sasurai
8月からソニーは値上げするし、買い難い状況が来ます。キヤノンは国内生産を利点に価格を据え置き易いわけで、台数は出しやすくなるでしょう。
R7R10R50を見てわかる様に、映像エンジンは上から下まで同じにするので、やがてデュアルピクセルインテリジェントAFも普及価格帯に広げてくるかも知れませんよ?
かかりつけ
ここは決算説明資料お決まりのフレーズですよね
シェア1位は達成済なので、今回は圧倒的が枕詞に付きました
出荷台数を鑑みると、ここで言う圧倒的とはシェア5割くらいを指しているのではないでしょうか
高い壁とは思いますがフルラインナップを維持するには必要な水準にも思えます
pa
文脈からするに、シェアって、台数ではなく売上高ですよね。
高価格帯かつ相当数の売り上げが見込まれる新型機の導入で、そうでなくともシェア1位だった所から伸ばし得る…と見込むのは、そう変な話では無いと思います。
無理に数を追うとか方針変更するとか、そんな話では無いでしょう。
HiT
世界シェアはずっと一位だし、R1とR5でプロとハイアマのシェアをある程度取り戻した上で廉価機を出せば、数字は伸ばせそう。
ひらくん
キヤノンの決算補足資料によれば、イメージング部門の上半期売上(円建て金額ベース)における国内比率はたったの6.8%です。
したがってシェアも価格も日本を主眼に置いた判断は全体を読み誤る恐れがあると思われます。
to
昨年の世界シェアが41%に達していて、そこからさらに成長を目指すなら必然的にそうした言葉選びになるのでは。
キヤノンとしては何か特別な施策を仕掛けるつもりはなく今までの成功パターンを粛々と続けるだけだと思います。
テイアリアードン
キヤノンはコンパクトデジカメ(PowershotやIXY)の更新が長く行われてません。
できれば、SX70後継機やGシリーズ後継機はやってほしいとこではあります。(シェアを取るか売り上げを取るか…)
また、エントリーからミドルシップ機がやはり弱いので、ここをなんとかしてほしいところです。
>KAさん
通信社がソニーに切り替えるのは、
ビデオサーバー製品も売っているソニーが
カメラからサーバーまでのトータルシステムの構築ができるというメリットが一番大きいのでしょうね。
残念ながら、キヤノンはその全体のシステムを構築する営業はまだまだ弱い分野です。
ささまる
カメラ本体は先日発表したR1からエントリー機まで全方位ラインナップされていて、さすがはキヤノンと感じます。
ただ、レンズについては松竹梅の松と梅しかなくて、しかもソニーやニコンはサードパーティーレンズも選べるのに、キヤノンは未だに一部しか開放してないですよね。
それが日本でソニーやニコンに負けてる要因だと思うのですが…
ただ、世界シェアで見ると日本とは状況が違うようなので今後どのような戦略をとるのか見ていきたいと思います。
いちユーザーとしてはEFマウントの時と同じように、純正もサードパーティーレンズもたくさんの選択肢から選ぶ楽しみがあった方がユーザー満足度も上がり、ひいてはシェアの拡大につながると思います。
ぴょん吉
個人的には、今のキヤノンのラインナップは、ど真ん中のR6、R7、R8が弱いと思います。
今はキャッシュバックでやや買いやすくなった印象ですが、どうも商品的に魅力に欠けます。
R10は価格以上に魅力的ですが、その分、R7はもっと本格的にすべきだと思います。
7と6はボディを共通化して、もっと本格仕様にアップデートしても良い気がします。
R6Mk2は、中身は良いものの、価格からすると、操作感、外観がチープ過ぎて購入意欲が湧きません。
R8は、もっと安ければもっと売れた機種だと思いますが、使っている人を見た事がありません。
シャッターフィーリングなど、カメラとしてもう少し良いものを作って欲しいです。
R5、R1などは必要な人は買う機種なので、高くても仕方ないとは思いますが、6、7、8は、一番みんなが期待しているミッドゾーンだと思うので、ここのテコ入れを切に願います。
ここを手抜きしている様では、ユーザーを減らす一方だと思います。
本田
シェア取りはトータル台数の話ですので、エントリー層とプロフェッショナル層、この2つの購入に対して必然性が伴う人々をどのように取るのか、ということに尽きると思います。
エントリー層のうち殆どが写真趣味の入り口のためにカメラを導入するに違いないと思われてる方が多いのだと思いますが、実際のところは業務で綺麗に残さないといけないとか、子供やペットの記録のために買ってみたとか、どう撮るかの可用性にらあまり拘りがない人のほうが多いように思います。
ミラーレスカメラでシェア1位ということは事実上マウントシェアも1位ということで、結果にも現れてるかなと思いますね。
色々言われてきましたが、結局、交換レンズのシェアがカメラのシェアに与える影響は限定的だったのだな、というのが読み取れるのかなと思いますね。
キヤノンジジイ
キヤノンの株価早速上がっていました。キヤノンのレンズ、他社比較でそんなに高いですか?非Lレンズで揃えられるラインナップは結構なものですよ。私はLレンズで超広角から超望遠までバッチリ揃えましたので、サードパーティのレンズは興味無いですね。
とおり
レンズをとっかえひっかえする魅力に欠けるRマウントではありますが、レンズラインアップ自体はEFマウント時代にサードパーティーで作ってたような従来枠をはみ出したものもありますし(例:800/11、200-800/6.3-9)ボディはラインアップにスキがありませんから、今からおすすめするならRマウントかなと感じています。
しかしながらミラーレスで出遅れたためにすでにEマウントにしている私のようなユーザーをマウント替えさせるほどの魅力までは無いかなぁと。
スマホからステップアップしたいユーザーは一定数生まれますので、自前で完結を目指しているRマウントか、サードパーティの力も借りるEマウントかどちらを消費者が選択するのかは興味深いところですね。
KISS Rを待ちながら
まあ純正大好きで軍資金が豊富な方々が買い支えればそれはそれで、という感じでしょうか
デジタルはPowerShotPro70や初代IXY DからRPまで色々使って、オールドレンズとしては今でもセレナーレンズの繊細さと色味が好きないちキヤノンファンから見て、今のEOS Rシリーズは一眼レフ時代と比べてなかなか使いづらくて手が出せない、というのは正直あります
mio
超円安な上、経済がマイナス成長を続けている日本をターゲットに据えることは、グローバル企業としてはありえないでしょう。
このところこういった商品は、日本人にとっては高額に感じても海外から見たらそうでもないようにも見えます。
なので、圧倒的なシェアを目指すといっても日本で売り上げを伸ばすという意味ではないと思いますが、基本的な撮影能力のみのフルサイズの廉価機などがあれば、日本の低層でも食指が伸びるかもしれません。ぜひ検討して欲しいところです。
5Dクラス
私も、キヤノンジジイさんと同じような感覚です。
結局のところ純正レンズと組合せないとボディの仕様に制約が出るとか、動作の保証が得られなかったり。
お金がある人が純正を揃えるというのあるでしょうが、無駄な出費をしたくないから純正を買うという私のような人間が一定数いないでしょうか。
まぁ、私の場合は標準ズームと望遠ズームの2本を揃え、あとは気ななる単焦点があれば追加する程度なので特別お金をかけていませんけど。
酒飲み
オリンピックなどプロ用途はスポンサーにもなってプロに使ってもらい、そのイメージと他メーカーがほとんど撤退した廉価機でカメラの素人寄り市場(機会があれば綺麗に撮りたいけど日頃は何を撮ればいいかわからないユーザー)を押さえるという意味では、数のシェアはわかる気がします。
でも、既に数人の方が書いておられますが、ミドルからハイアマ向けの機種の不人気が課題ですね。写真好きが集まるフィールドに出ると人物撮りではすっかりソニーだらけ、動きものもニコンZマウントすらAFも実用上十分と安心して使っている人が増え(裏返しでFマウントは減っています)、キヤノンは相変わらず一眼レフが根強くRFマウントは希少種です。この層がレンズを買い揃えると思いますが、R6mk2などの本体やレンズのラインナップが微妙なのも影響してるのでしょうか。そこは改善して欲しいです。
なかしま
RFレンズ、高い商品は高いですが、安いのも結構あるんですけどね。
あまりそこを訴求できていないのかもしれません。
あおと
グローバルシェアではすでに4割おさえてるし
海外は日本以上にフルサイズ信仰強いからまだキヤノンが伸びるでしょう
R5iiやR1もメカシャッターを残してるあたり見るにも
色々なユーザーに配慮して作られてますね