OMDSが天体用カメラ「OLYMPUS E-M1 Mark III ASTRO」を正式発表

OMDS(OM SYSTEM)が、E-M1 Mark III の天体撮影用バージョン「OLYMPUS E-M1 Mark III ASTRO」を正式に発表しました。

E-M1 MarkIII ASTRO

  • OM SYSTEM E-M1 MarkIII ASTROは、ミラーレス一眼カメラE-M1 MarkIIIの撮像センサー前方に配置されているIRカットフィルターを天体撮影用に最適化し、天体写真愛好家に人気の高い赤い星雲を色鮮やかに撮影することが出来る天体撮影専用カメラ。
  • 本製品に付属するフィルターやOM SYSTEMのコンピュテーショナル フォトグラフィ、M.ZUIKO DIGITALレンズにより、星景写真から星座、星雲撮影といった本格的な天体写真まで幅広い表現を可能に。
  • 天体撮影で重要となるHα線の透過率が約100%となるよう、撮像センサー前方に配置されているIRカットフィルターの光学特性を最適にチューニング。そのため、一般的なデジタルカメラでは撮影の難しい、Hα線により発光する星雲の美しい形と色を鮮やかに捉えることができる。
  • 「手持ちハイレゾショット」は、画像合成の際に一枚一枚の画像の位置合わせを行うため、三脚に固定した状態で「手持ちハイレゾショット」撮影を実行することで、日周運動による星の動きが補正された合成画像が生成される。また、赤道儀使用時においては、追尾誤差で生じる星のずれが補正された合成画像が生成される。
  • これから天体撮影をはじめる方にも使いやすいように、星空撮影に便利なカメラの設定をカスタムモードC1、C2(モードダイヤル)に搭載しました。AFモードを星空AFに、LVブーストをOn2に、などの初期設定をしているほか、天体撮影フローの中で頻繁に使う機能をボタンに割り当て、それぞれの機能を素早く呼び出せるようにしている。
  • 「OM SYSTEM E-M1 MarkIII ASTRO」 には、「ボディーマウント光害カットフィルター」「ボディーマウントソフトフィルター」の天体写真撮影に便利な2種類のボディーマウントフィルターを用意。

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OMDSが天体撮影に特化したm4/3カメラをリリースしました。もう登場しないと思われていたOLYMPUSブランドのカメラですね。m4/3は望遠撮影に強いことをアピールしているので、天体用カメラの投入はその一環でしょうか。

このカメラはベースが最新のOM-1ではなくE-M1 Mark IIIなのが興味深いところで、クアッドピクセルAFが無いE-M1 Mark IIIの方が天体撮影では有利なのでしょうかね。なお価格はオンラインストアで税込み32万7800円となっています。