DPReviewに、タムロン映像事業部マネージャーのインタビューが掲載されています。
・Tamron interview: "We're already using AI technology to improve performance"
- カメラ市場は底を打ったと考えており、昨年と同レベルにとどまると予測している。(タムロンの)業績が好調な理由は、主力のソニーEマウントのラインアップだ。新機種がどれも売れ行きが良く、好業績を達成できた。
- 我々は写真だけでなく動画も撮る中級以上のユーザーが原動力になると考えている。彼らは静止画と動画をスムーズに切り替えたいと考えており、それが次期モデルの重要なポイントだ。
- エントリーレベルのユーザーへの配慮が十分ではないと感じている。そのため、これらのユーザー向けにコストパフォーマンスに優れたレンズの開発を続けていきたいと考えている。
- 我々はユーザーのレンズの選択肢を増やしたいと考えている。我々のミラーレス用レンズの半分以上はユニークなレンズ(他にはないスペックのレンズ)だ。これらのレンズはとても人気があり、我々にとって非常に重要だ。
- タムロンは大きな会社ではないので、新製品について(マーケティング担当者が)設計部門と話し合うことができるのが良い点だ。とても話しやすい。
- AI技術を使って、動画撮影時の手ブレ補正の性能を向上させている。テスト結果を使って、最適な手ぶれ補正を決定した。AIを使って機能を向上させることもできる。
- 当社は軽量コンパクト設計に重点を置いているため、この目的を達成するためにソフトウェア(自動補正)を利用している。しかし、それが良い選択であるかどうかは、製品コンセプトによって異なる。補正なしの真の光学性能を望む人々をターゲットにしているレンズの場合は、そのような設計をする。
タムロンは最近は他にはない変わったスペックのレンズを出してくるようになりましたが、これらのレンズ群はよく売れているようで、今後も目新しいスペックのレンズが登場しそうですね。
次期モデルでは動画も撮る中級以上のユーザーがキーになると考えているようなので、動画性能を高めたレンズが増えそうです。また、エントリー向け製品が十分ではないことも認識していると述べられているので、エントリー向けレンズも期待できそうですね。
かむ
28-200mmのズームリングがスムーズになるようにしてくれるだけでも十分動画用として完璧な性能になってくれます。ぜひともお願いしたい。
味好み
単焦点の20、24、35㎜F2.8のシリーズは、もう少しコストを掛けた設計にしてほしいです。
F2.8の程良い明るさによる無理の無さで、湾曲や光量の補正量を少なく、
画面端まで高描写を達成してほしいですね。
あだチン
動画向け電動ズームレンズは比較的高価な純正品しかありませんので、TAMRONからの発売を期待しています。