BCN+Rに、最近のミラーレスカメラの販売動向に関する記事が掲載されています。
・パリ五輪でプロもミラーレス化、一般ユーザーは価格高騰についてこれるか
- レンズ交換型カメラ全体では、ミラーレスの販売台数構成比は95%以上。被写体が激しく動くスポーツ撮影では、一眼レフが有利と言われていたが、プロの世界でも、ついにミラーレスの時代に切り替わった。しかし、気になるのは価格の高騰だ。
- ミラーレスの販売台数メーカーシェアは7月現在で、ソニーが49.7%とほぼ半数を握り、次いでキヤノンが20.2%、ニコンが12.6%という構造。ソニーは6月の33.3%から急激にシェアを上げた。8月1日に同社が実施した値上げの影響だ。値上げ前の駆け込み購入で売り上げが積み上がった。
- 特に売れているのがソニーの大ヒット商品「ZV-E10」。22年7月以降25カ月連続で販売台数1位を維持している。特にこの7月の販売台数シェアは3割に迫る29.3%。驚くべき売り上げを記録した。人気の秘密は価格の安さだ。
- ミラーレス市場全体の平均単価(税抜き、以下同)も上昇している。22年7月時点では13万5100円だったが、この7月には16万8200円と実に2年間で24.5%も上昇した。ミラーレスの平均単価とドル円相場の動きを比較すると、これらは連動している。ドル円相場の上昇に、やや遅れてミラーレスの平均単価が上昇する傾向にあるようだ。3年前の21年7月の価格を1とした指数で動きをみると、上昇率の大きさが分かる。
- 平均単価が上昇する一方で、ZV-E10のように安価なカメラが突出して売れているミラーレス市場。ユーザーのニーズとメーカーの価格戦略が乖離している部分もありそうだ。カメラの価格がさらに上昇していけば、カメラユーザーのすそ野を広げるのは難しそうだ。一方で、カメラは「スマホとは全く違う特別な写真専用機」という位置づけから、多少価格は高くてもさらに高機能化し、スマホとの違いをより先鋭化した方がいいという考えもある。現在、多くのカメラメーカーがとっている戦略だ。価格上昇が著しいミラーレス市場は、はたしてどこまで好調を維持できるだろうか。
ここ数年のカメラやレンズの値上がりは体感でもすごいものがありますが、BCNのデータでもそれが裏付けられましたね。国内の値上がりは為替の影響が大きいようですが、カメラメーカーのハイエンド機中心のラインナップで単価を上げていく戦略の影響もありそうです。
とは言え、BCNのデータでは安価なZV-E10が圧倒的に売れているということで、最近カメラメーカーが力を入れなくなっているエントリー機にもかなり大きな需要があるようです。今後、低価格のエントリー機の戦略がどうなっていくのか気になるところですね。
あと、7月の販売台数シェアのグラフと見るとソニーの販売台数シェアが50%近くもあって、8月の値上げ前のソニーの駆け込み需要は驚くほどですね。
暴走レイバー
2021年10月から2022年6月までキヤノンの販売数がかなり伸びていて
逆にSONYの販売数が落ちていますが、何かありましたっけ?
あまりSONYは追っかけてなくてキヤノンしか知らないので
キヤノンが何かすごい機種を出した記憶がないのですが・・・
(フルサイズじゃなくてAPS-Cか何かでエントリーモデルが売れたのかな?)
かなや
ソニーは2021年10月12日に「デジタルイメージング商品の供給に関するお知らせとお詫び」をWebサイトに掲載しています。
α7S III / α7 IIシリーズ / α6400シリーズ / α6100シリーズ / ZV-E10シリーズ などが、半導体不足の影響で出荷が遅れるとの内容です。
この問題が解決した後は、ソニーのシェアが急回復しています。
暴走レイバー
> かなやさん
情報ありがとうございます。
なるほど、やはりコロナ禍での生産数減少に伴うシェア減少でしたか。
物作りをするのが人間である以上は避けられない問題でしたね。
キヤノン党の私としてはここのところ元気がなかったキヤノンが
EOS R5 Mark II&R1でどこまでシェアを伸ばせるか気になっています。
あずき
>暴走レイバーさん
BCN+Rで影響力の強い品目がコロナの影響で販売停止期間に入っていたような記憶があります。
rad
価格はもう企業努力ではどうにもならないですね。
値上げの際の言い分も全くその通りですし。
CanonがR100を国内に持ってきたことから察せますが、
日本の所得水準が発展途上国レベルになりつつあるということです。
とりあえず円安さえ元に戻ってくれればまだ救いはありますが…
もりもり
廉価なミラーレスが軒並み廃盤になって、体感的にはもっともっと上がってる感じがします。
キヤノンが辛うじて初心者向けの裾野を広げてくれている感じかな。
キョウと俺
ため息すら彼方の価格激上昇ですね
ここいらで高機能とは無縁のシンプル一辺倒カメラを出すべきかなぁ
価格上昇分を差し引いたスチール特化の
このようなカメラを要望している方は相当いるはずです
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そういえばPENTAX-17のフィルムカメラが新鮮で
(8/20出荷分も一瞬で完売で残念)
写真撮っているワクワクが強く感じられるとか
メーカー価格¥88,000_フィルム代高額を考慮しても手を出しやすい
けっこう使いやすいとの感想も聞こえてきますしね
まさる
富士フイルムさん体感ほど上がってないね・・・
もっと利益とればいいのに
ダブルマウント使い
ミラーレスの新型機価格が高騰する一方で一眼レフの中古機は信じがたいほどの安値で売られています。
趣味で楽しむアマチュアなら何も無理して高い新型機を買う必要はないのかな、とも思う今日この頃です。
Shiba
個人的な印象としては、キヤノン、ニコン、パナソニックがフルサイズミラーレスに参入したあたりから、一気に価格が上昇したような気がしています。
特にレンズは、キヤノンがEFからRFに切り替える際に、Lレンズの価格を一段高く設定しましたが、いつのまにかそれが業界の平均価格になってしまった印象です。高くても売れるキヤノンが先陣を切って、それに他社も追従してきているような。
現在では為替の影響もあるので、遅かれ早かれ同じ状況になっていたかもしれませんが、どんな値付けでも買ってしまう消費者側にも、価格上昇の要因があるのではないでしょうか。
ZAE
カメラ、レンズの高額化
物価の高騰
円安
簡単に購入できなくなった
特にレンズはほんの微妙な違い
試してみたい気持ちで買い替えしてきたが
流石に立ち止まるようになった
自分に必要な機材だけを精査し
それを大切に使うようになりましたね
写真を撮ることに集中していきます
ノラ
まあ、上がりますよね。
あらゆる材料・燃料と人件費が上がっているので。
むしろ上げてもらわなければ、今度は生産者・販売業者・流通業者が消費者の携わる商品を買ってくれなくなります。
低価格は必ずしも良いという訳ではありません。
ササニシキ
円安もありますが、
基本的にはデジカメ市場のシュリンクでしょう。
販売台数ベースだと、昨年度で最盛期の6.3%ですから。
単価を上げないとメーカーが持たないでしょう。
業界に活気があり沢山売れいてた時代というのは、
いかに割安で買えていたかを痛感します。
蘇にお
所得の低い国々では中古のカメラやスマートフォンが中心で新品を買える人はごく少数なので円安が急激に進んだためそのような状況になってしまったのでしょうね。
CIPAの統計を見ていても日本向けの台数は月5万台以下となってますし。
ただここで廉価機を充実させるとそれはそれでOMDのように利益を削ることになるので難しいところです。廉価機って本当の初心者に加えてコスパの良さから操作に慣れた上級者も使ってるので。
タスク
最廉価機だったα6100はあまり売れなかったのに、EVFとフラッシュ省いてLog撮影対応とマイク強化しバリアングルになったZV-E10が圧倒的に売れてるとなると、動画需要は強いなと感じます
まるる
ここはカメラボディの話ですが
レンズに目を向けると、タムロン、シグマも高価格になってきてつらいところです。
その一方、サムヤン、Viltrox、YONGNUOなど低価格でも一級に近い製品を作ってきています。
お金持ちの欧米は知りませんが、ほかの地域から始まって近くないうちにこの手の海外勢がホディも作っていずれは日本メーカーが劣勢に…
なんてことにならないとも限りませんので(現日本メーカーの通ってきた道です)
そうならないように日本人に、将来そういうメーカーに入るような夢を与える高すぎない製品は必要だと思います。
in
ハイエンド機が高いのはまぁいいんですが、ラインナップ的にレンズキット6~7万円台くらいのエントリーないと趣味でやってみようなんて思う人がいなくなるんじゃないですかね
ZV-E10も後継機がキット15万円くらいでしたっけ?
さすがにちょっと始めて見ようかなーでポンと10万以上そう出せませんよ
昔からカメラやってて今お金持っているいわゆる”おじ”、ゆくゆくはの爺さん世代くらいしか買う人いなくなりそうですが……
さいたまじん
日本人の賃金が上がってないから高く思えるだけなんだよね。
アメリカ人なんかは日本の2倍くらい収入あるからそんなに高い高い言ってないし。
世界で売るものを日本基準で価格設定するのは無理な話でしょう。
hmhm
α6400を2020年に新品88000で買い、最近盗難で無くしてしまったのですがのですが今だと115000くらいが相場になってますからね…同価格ならまだしもこれだけ値上がりされると買い直す気がなくなってしまいます笑
Fマウントユーザー
一眼レフで十分満足しているので、あえてマウント替えする動機もなく(Fマウント小三元で必要十分な写り)、D7500など買い増ししております。Fマウントレンズが更に安くなること期待しております。
としたか
アメリカも物価高で日本以上に大変みたいですよ。アッパーミドル以上だけを見れば別ですが。平均所得は大富豪が押し上げてます。一般人が気軽に手に出来るカメラも必要でしょうね。コンデジやMFTが衰退したのはスマホの影響だけではなくて、プロ、ハイアマ向けの製品だけでいいという論調も関係していると思います。
クリーシー
もう価格にはついていけないので諦めています、余りに高価過ぎて逆に関心も持ちません。
静止画特化で動画機能要らないからと言ってもメーカーは出さないでしょうしね。
レンズも高級品は性能が高いのはわかりますが気張らずに使える無印レンズももう少し出してほしい所です。
ねこ
仕事で使ってますが、まぁキツイですね。
カメラやストロボ、バッテリー、周辺機器、pcカメラバックやその他諸々の全て影響していますが、仕事の単価が上がってるわけでもない。
修理代やオーバーホールも機材の値段が上がれば一気に跳ね上がる。
特に最近の積層センサーを採用したカメラの修理代は飛び抜けて高額化します。
NPSのサービス変更も衝撃的でしたが、機材選びはより慎重にならなければならない時代ですね。
ファミリーカメラマン
中古のカメラも値上がりが大きいと感じています。数年前、現場仕事用にキタムラ中古でパナGX7mk2を2万7千円弱、レンズを1万円強で買いました。最近同じ組み合わせをもう1台買い増そうとしたら、キタムラの合計で8万円位になっていて驚きました。フリーランスの私としては中古にも及ぶ値上げは厳しいです。
タロウカジャ
デジタルカメラを仕事に使っている方は大変だと思います。
機材の価格上昇に比べてギャラは上っていないと思います。
私の様に趣味道楽で使用している者は高くなれば自然と購入しない様になっています。
まあ手持ちの機材で十分過ぎるので高嶺の花と眺めているところです。
さあこれからどうするか。