キヤノン「EOS R5 Mark II」では互換バッテリーが使用できなくなっている?

Canon Rumorsに、キヤノンEOS R5 Mark II がサードパーティー製の互換バッテリーに対応していないという記事が掲載されています。

The Canon EOS R5 Mark II will not function with third-party batteries

  • キヤノンは EOS R5 Mark II でサードパーティ製のバッテリーを使用できないようにしたようだ。マニュアルを調べたが、この件に関する記述は見つからなかった。

    このカメラを手にした数人の人に話を聞いたところ、サードパーティ製のバッテリーではカメラが起動しないことが確認された。

    知っての通り、キヤノンはEOS R5 Mark IIの新しい機能を実現するために新しい LP-E6Pバッテリーパックをリリースしたが、いくつかの制限付きでLP-E6NH/LP-E6Nバッテリーも引き続き使用することができる。しかし、オリジナルのLP-E6はこのカメラではまったく使用できない。

    サードパーティの企業はLP-E6NH/LP-E6Nをかなり前から製造しているので、これは単に電圧やワット数の問題ではないと思う。キヤノンは現時点はサードパーティーのバッテリーの使用を制限しているようだ。

    サードパーティ製バッテリーの話題は、いつも多くの議論を呼ぶが、これまではずっと、自分が納得できるものであれば何でもいいと思っていた。 これが変わるのだろうか? もし変わるとしたら驚きだ。

    キヤノンは、サードパーティ製のバッテリーがカメラで使えるかどうかの認証に時間を費やすつもりなのだろうか? 私は、バッテリー内のチップがカメラとどのように相互作用するのか、また、互換バッテリーメーカーがその通信をリバースエンジニアリングすることが可能かどうかについては詳しくない。

    LP-E6Pバッテリーが不足しているという話がすでに出ているが、これはすぐに面倒なことになるかもしれない。EOS R5 Mark IIが正式に出荷され始めたら、キヤノンが市場に十分なバッテリーを供給してくれることを期待したい。また、JCustomがサードパーティ製のバッテリーをEOS R5 Mark IIとバッテリーグリップの両方でテストしている様子がYouTube動画で確認できる。

 

キヤノンはEOS R5 Mark IIでどうやら互換バッテリー排除に動いているようですが、互換バッテリーメーカーは新しい対応バッテリーのテストを行っているようなので、ことによるとイタチごっこのようなことになるのでしょうかね。

互換バッテリーに関しては「ユーザー側で自由に選択できるようにして欲しい」という意見がある一方で、「トラブルの原因となり危険なので排除もやむを得ない」という意見も結構多いようで、以前にソニー機(FX30)で互換バッテリーが使えなくなったときも論争になりましたね。