「EOS R5 Mark II」と「Z8」の画質は電子シャッター使用時はほぼ同じだがR5IIはメカシャッター使用時には更に改善する

E8M_8888がWeiboにキヤノンEOS R5 Mark IIとニコンZ8の画質の比較テスト記事を投稿しています。

E8M_8888

  • EOS R5 Mark IIとZ8はどちらも4500万画素の積層型センサーを搭載しているが、画質はどちらが優れているのだろうか。

    ※1 レンズは同じものではなく似たような焦点距離のレンズを使用した。露出は同じパラメーターではなくヒストグラムを基準にして調整している。
    ※2 Lightroomはすべてデフォルトの設定で使用した。現時点ではLightroomはR5 Mark IIのRAWに完全には対応していないので、更新を待ってもう一度比較する予定だ。


  • 電子シャッター使用時:
    - ISO12800ではR5 Mark IIがZ8よりも若干優れていると思う。
    - 4stopアンダーから露出を持ち上げた時の性能はどちらもほとんど同じだが、5stopアンダーから持ち上げた時には、R5 Mark IIの方が偽色が多い。しかし、R5よりは改善されていると感じる。
    - 3stopオーバーから引き下げての復元は可能だが、4stopオーバーになると明らかに色がおかしくなる。この時R5 Mark IIの方が元の色彩が保持されている。

  • EOS R5 Mark IIのメカシャッター使用時:
    - 5Stopアンダーからの持ち上げて更にシャドウを+100という極端な状況では、電子シャッターに比べてカラーノイズが少なくなる。この点ではZ8に優っている。

    したがって、両機は電子シャッター使用時はほぼ同じ画質だ。画質を重視する場合にはEOS R5 Mark IIはメカシャッターや電子先幕に切り替えることで、よりレタッチ耐性を高めることができる。また、R5 Mark IIにはニューラルネットワークノイズリダクション機能が搭載されており、素早く画像を出力する場合に効率的に画質を改善できる。

    R5 Mark IIのセンサーの読み出し速度はまだIMX609(Z8のセンサー)に及ばない(同調速度はR5IIが1/160秒、Z8が1/250秒)が、大きな進歩を遂げている。2015年を思い返すと、表面照射で外部ADCのEOS 5DSと裏面照射で内部ADCのα7R IIのセンサーには絶望的な差があった。

 

EOS R5 Mark IIとZ8の画質は電子シャッターではそれほど違いはないようですが、R5 Mark IIはメカシャッターや電子先幕シャッターを使うことで、更に画質を向上させることができるよので、画質やレタッチ耐性で若干のアドバンテージがあるようです。ただ、読み出し速度ではZ8に結構差をつけられていますね。