キヤノンが「Cinema EOS C80」を正式発表

キヤノンが、トリプルベースISOを採用した2600万画素フルサイズ積層型センサーを搭載した動画機「Cinema EOS C80」を正式に発表しました。

Canon announces the EOS C80, a cinema camera in a mirrorless-type body(DPR)

  • キヤノンがミラーレススタイルのボディを採用したシネマカメラEOS C80を発表した。EOS C80は2600万画素フルサイズ積層型CMOSセンサーを搭載し、RFレンズマウントを採用している。 キヤノンによると、C80は、EOS C400からいくつかの機能が省略されているものの、ほぼ同じセンサーを採用し、EOS C400に良く似たスペックだ。
  • EOS C80はSuper35センサーを採用していたEOS C70の後継機だ。
  • EOS C80の積層型CMOSセンサーは、最大6K解像度で動画撮影が可能で、ISO800、3200、12,800のトリプルベースISO設計を採用している。キヤノンはデュアルゲインシステムをさらに進めた第3の読み出しモードを用意した。
  • 更新されたセンサーは、デュアルピクセル AF II に対応しており、AF範囲が大幅に拡大されれている。新AFシステムは人物や動物の追尾に対応し、センサーの高速読み出しにより、AFの速度と応答性が向上している。AF システムには、被写体間の切り替えを容易にするための新機能も導入されている。
  • その他の新機能には、非圧縮の動画信号の出力を可能にする 12G-SDI 端子、多機能シュー、多機能アクセサリを取り付けるための新しい軽量ハンドルアクセサリ、カメラのベースと上部にある3つ目の 1/4インチ-20三脚ネジ、およびイーサネット端子がある。
  • このカメラには、EOS C400と同じNDフィルター システムが搭載されており、ND2からND10 までの 5つの設定が可能だ。
  • Canon EOS C80の希望小売価格は5499ドルで、2024年11月に発売予定だ。

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かなり前から噂されていたEOS C70の後継機EOS C80が登場しました。EOS C70はセンサーがSuper35でしたが、EOS C80は6K対応の2600万画素積層型フルサイズセンサーを採用しており、上位モデルEOS C400譲りのトリプルベースISOも採用され大幅な性能向上を実現しているようです。