DJIの台頭でビデオカメラ市場が一変

BCN+Rに、ここ最近のビデオカメラ市場の大きな変化に関する記事が掲載されています。

圧倒的売上のOsmo Pocket 3、1位連続11カ月──ビデオカメラ市場を変えたDJI

  • 売れに売れているDJIのOsmo Pocket 3。市場を大きく変えたビデオカメラだ。例年9月、10月は秋の運動会シーズン。ビデオカメラの需要期だが9月になっても販売台数のトップシェアはOsmo Pocket 3のまま。発売以来11カ月連続で売り上げトップを譲らない。この間の累計シェアは24.3%と圧倒的だ。
  • 従来型のビデオカメラは三つの流れに切り裂かれようとしている。一つはスマートフォンの台頭。もう一つがミラーレスカメラによる動画市場への浸食。3つ目がアクションカメラに代表される、新カテゴリーカメラの拡大。
  • Osmo Pocket 3はジンバル付きカメラの代表格。前作よりセンサーサイズが1インチと大型化し、製品の完成度が高まったことで、使いやすくなり人気が爆発した。
  • Osmo Pocket 3効果で、ビデオカメラの販売台数メーカーシェアも、昨年11月以降11カ月連続でDJIがトップを走り続けている。

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  • DJIの躍進は販売台数前年比にも如実に表れている。6月の販売台数前年比が約4.8倍に達したのを筆頭に、3から5倍増の水準で推移してきた。一方、これまで従来型ビデオカメラで高いシェアを維持してきたメーカーは振るわない。現在のビデオカメラ市場は、伸び悩む日本メーカーの従来型製品に対し、急拡大する海外メーカーの新カテゴリー製品、という構図になっている。

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ビデオカメラの販売台数シェアのデータは久しぶりに確認しましたが、少し前までとは状況が一変していて驚きました。以前はビデオカメラはソニーやパナソニックの製品が中心でしたが、現在はDJIやGoProが台頭していて、特にここ1年のDJIの強さはすごいものがありますね。製品も主力は従来型のビデオカメラからジンバルカメラやアクションカメラに移行しているようで、このカテゴリの製品はすっかり様変わりしていますね。