「FX3」が登場しても「α7S III」の価値は損なわれていない

phototrendに、ソニーフランスのマネージャーのインタビュー記事が掲載されています。

Interview Sony au Salon de la Photo 2024

  • (フランス、ヨーロッパでソニーのシェアは伸びているのか?)
    正確は数字は公開できないが、ソニーは引き続きフランスとヨーロッパのフルサイズミラーレス市場のリーダーで、好調な勢いを維持している。

  • (Z6IIIやEOS R5 IIが登場した今でもα7 IVの販売はトップなのか?)
    厳しい競争に直面しているのは事実で、α7 IVが毎月常に売上トップであるわけではないが、依然としてα7 IVはベストセラーとなっている。

  • (α7 IVは前年度にソニーで最も売れたボディだったが今でもそうなのか?)
    イエスだ。今でも最も売れている。

  • (FX3とFX30のビデオカメラが登場したがα7S IIIの居場所はまだあるのか?)
    α7S IIIは市場でまだその地位を保っていると思う。α7S IIIは主に動画に使用されているが、多くの天体写真家も非常に暗い条件下で使用しており、このカメラは卓越した性能の興味深い選択肢であり続けている。FXシリーズ、特にFX3が動画クリエイターの間で大きな成功を収めているのは事実だが、それでα7S IIIの価値が損なわれるわけではない。

  • (APS-C機は放置されている?)
    APS-Cは依然として重要なセグメントだ。α6400は手頃な価格で、フランスではレンズキットが良く売れている。APS-C機が放置されているということは全くなく、あるべき価格帯に製品がラインナップされている。

  • (F1.2の単焦点やF2以下のズームのような非常に明るいレンズは登場する?)
    製品のリリースについては情報を持っていないが、既にFE50mm F1.2 GMとFE50mm F1.4 GMがあり、今回登場したFE85mm F1.4 GM IIがあれば、ポートレート写真家のあらゆるニーズに応えることができるだろう。

 

α7S III後継機は登場しないという噂も流れていますが、ソニーとしてはα7Sシリーズには動画以外にも、天体などの高感度性能を活かした分野でも利用されていて、まだ居場所はあると考えているようですね。α7SシリーズはFXと統合されるという噂も流れていますが、α7S IVはどうなることでしょうか。