phototrendに、パナソニックのマネージャーのインタビュー記事が掲載されています。
- (フランスの写真市場でのパナソニックの立ち位置は?)
LUMIXはフランスにおいて主要なブランドの1つで、イメージング分野のリーダーの一角を占めている。パナソニックはフランスのミラーレスカメラ市場で第3位のブランドで、m4/3とフルサイズの両方の分野で地位を確立している。過去12ヶ月間で、フルサイズミラーレスカメラのセグメントは6%の成長を遂げており、LMUXはこのセグメントで市場シェアを拡大している。パナソニックのフランスでのフルサイズのシェア急拡大は、パナソニックのエコシステムが多くの写真家やビデオグラファーにとって魅力的であることを示している。 - (18-40mm F4.5-6.3が発売されたが他の小型レンズも開発しているのか?)
可能な限り幅広いニーズに対応する汎用性の高いレンズの開発に引き続き注力している。新しい18-40mm F4.5-6.3は(フルサイズ用広角ズームで)世界で最もコンパクトであり、当社のエンジニアの技術を示している。彼らがここで立ち止まる理由はないだろう。 - (高画素のミラーレスカメラは?)
写真と動画の両方に適した汎用性の高いカメラに対するクリエイターからの需要の高まりに応え、S5 IIとS5 II Xに注力した。クリエイターは動画とスチルの両方の長所を併せ持つハイブリッドカメラを求めている。高感度に強い動画専用のカメラか、スチル専用の高画素カメラのどちらかを選ぶのではなく、手頃な価格で完全なソリューションを求めている。予算が限られているので、彼らは何でもできる機器を好んでいる。 - (S9のアップデートで録画時間が伸びたが、当初の評価に誤りがあったのか?)
これは、予期せぬオーバーヒートを避けることを目的とした予防的な決定だった。 S9は非常にコンパクトで冷却ファンがないので、予期せず録画が中断されないように録画時間を制限することにした。しかし、ユーザーやテスターからのフィードバックを受けて、現在はメニューでこの制限を維持するかどうかをユーザーが選択できるようにした。 - (LUMIX S5Dをなぜ今発売したのか?)
私たちの目標は、より限られた予算の人にもLマウントを普及させることだ。そこで軽量コンパクトで手頃な価格のフルサイズ機のS5Dが、非常に重要な役割を果たすだろう。
パナソニックはフランスのミラーレスカメラ市場で現在3位で、更にシェアを拡大中ということで、フランスではパナソニックは日本のカメラ市場で言うとニコンと同じような立ち位置でしょうか。
Lマウントの高画素機(S1R後継機)に関しては以前に良く噂が流れていましたが、このインタビューでの発言では、パナソニックはスチル向けの高画素機にはあまり積極的ではないような印象を受けます。噂のS1R後継機が登場するのかどうか気になるところですね。
ぶほー
パナソニックファンには夢がある話です。
しかし、であるならば、マイクロフォーサーズにもう少し力を入れて欲しい気がします。
S9ベースとか、いいと思うんですがね。
doracame
一般的写真愛好家(日常の生活空間や、そこから1時間前後以内で行ける場を撮影の拠点とするような方々)にとって、多くの場合現在のハイエンド機は機能的にも価格的にもオーバースペック部分はないのでしょうか? そういった中でS5Dは納得いく展開です。
それと同時に、他の方もおっしゃるようにMTFの利点を軽んじすぎ(アピール不足とユーザーの理解不足)と思います。より大きなセンサーと張り合って肥大化したモデル(ボディ、レンズともに)にはさほど魅力を感じません。写真機材メーカーは企業としての利益追求や学術研究などへの協力という使命もあるとは思いますが、同時に写真文化を今後も普及、発展させていくという大きな使命もあると考えます。比較的安価にスタート、無理なく継続できる文化を支えてほしいと思います。何よりも多くの方が望む機種が途中で生産中止になっていることが惜しくてなりません。
m43ユーザー
LUMIXファンですが、日本市場でのシェアの低さからPanasonicのカメラ事業として採算が取れているのか疑問で、将来性に不安がありましたが、海外では案外順調のようで安心しました。
AO
日常の記録を綺麗に残すという一番大きな需要を高性能化したスマホが満たすようになった今、小型軽量が売りのMFTは売りにくいと思います。
超望遠撮影やアウトドアのニーズはニッチですし、超望遠では他社もガラスの薄型化したりF値を抑えた小型軽量レンズの投入を進めていますし。
doracame
再度の投稿お許しください。MFTの見落とされている魅力(存在意義)は、よく皆さんがおっしゃる単なる小型軽量と少し違った感じ方をしています。サイズ、軽さ、比較的安価はもちろんなのですが、それに加えて何より重要なのは私の場合、撮影に際して感じる収まり感、ぴったり感とでもいうようなものです。これは個人差があるでしょうが、フィルムは手巻きでMFレンズを使用していたころに写真を始めた身には、小型軽量のMFT機は当時のサイズ感、重量感に近い感覚があると感じています。機種にもよるでしょうが、機材の購入時の負担感も同様です。もう1つ思うのは、スマホは便利で手軽ですが、写真撮影感がわたくしには不足です。小センサーの弱点をカバーするための様々なレンズやボディの組み合わせ、ISO感度や絞り値、シャッタースピードの設定、データ処理時の工夫など魅力は満載と思うのですが...
to
カメラ好きにとっての魅力と一般人にとっての魅力は違うのではないでしょうか?
カメラ好きが楽しいと思える操作も一般人にとってはただの作業で、自動的に綺麗に撮れる方が喜ばれるでしょう。カメラの進化もそれを物語っています。
広く売りたい場合はそれらは訴求点にならないのでMFTの利点とはならないかと。
muki
個性的なレンズは魅力的ですが、F1.4シリーズ、S9向け軽量レンズ、プロ向けマクロ、広角F2.8、動画向け電動ズームなどまだまだ不足していると思います