リコーの2024年は「PENTAX 17」で盛り上がったが一眼レフが登場しなかったのが残念

PetaPixelに、2024年のリコー / ペンタックスの振り返える記事が掲載されています。

Ricoh Pentax in 2024: DSLR Woes, Compact Triumphs, and the Return of Film

  • 常に独自の道を歩むリコー・ペンタックスは、2024年に他のどの会社とも違うことをしたが、それは概して良いことだ。

    リコーイメージングの今年最初のカメラは、GR III HDFとGR IIIx HDFだ。これまでのところ、これらのカメラは人気が高く現在も高い需要がある。

    次は、 WG-1000とWG-8の2機種のマイナーチェンジだ。8月に発表されたG900 IIとG900SE IIもタフカメラで、どちらも主に産業用途向けに作られたカメラだ。

    ベストの製品は最後にとっておいたPENTAX 17だ。これは、大手カメラメーカーが19年ぶりに設計した35mmフィルムカメラであり、非常にエキサイティングな新製品だ。リコーは​​2年以上の開発期間を費やし、費用は一切惜しまず、開発には定年になった人材も投入した。その結果、フィルムで撮影したい人々の願いが叶う、楽しく斬新なアナログ写真体験ができるようになった。

    PENTAX 17 は完全なコントロールが可能なわけではないが、使いやすさとパフォーマンスの魅力的なバランスを実現している。このカメラはおもちゃ以上ではあるが、本格的なアナログカメラとは言い難い。 その中間で、PENTAX 17は金字塔を打ち立てた。 万人向けのカメラではないが、このカメラを手にした人は手放せなくなるだろう。

    2024年に発売されたリコー・ペンタックスの新カメラはこれですべてで、同社は今年、新しいデジタル一眼レフカメラを発売しなかったのは残念でならない。ペンタックスには、熱心なペンタックスのデジタル一眼レフカメラユーザーを引き留めておくための時間がなくなりつつある。

    2024年のリコー・ペンタックスの評価はB-:リコー・ペンタックスの2024年は、PENTAX 17によって大きく盛り上がった。これは、久しぶりのエキサイティングな新しいフィルムカメラだ。GR III HDFは素晴らしい新製品だが、6年前のカメラからの大幅なアップグレードではない。4つの新しいタフカメラも、それほどエキサイティングではないが悪くはない。熱心なペンタックスの一眼レフユーザーにとって、2024年には祝うべきことが何もなかったのが本当に残念だ。

 

リコーは、今年はフィルムカメラのPENTAX 17の予想を超える大ヒットで、存在感を放っていましたね。PENTAX 17がこれだけ売れたので、2機種目のフィルムカメラの登場も期待できそうです。

GRシリーズに関してはIIIの派生モデルも人気がありますが、GR IVの噂も流れているので来年はそろそろフルモデルチェンジがあるかもしれませんね。

一眼レフは最近のリコーのインタビューなどを見る限りでは販売的に厳しい状況のようですが、魅力的な新製品を投入してなんとか盛り上げて欲しいところです。