富士フイルムの2024年は非常に実りのある年だった

PetaPixelに、富士フイルムの2024年の製品の振り返る記事が掲載されています。

Fujifilm in 2024: 6 Cameras and 4 Lenses Propel Fujifilm to Superb Year

  • 富士フイルムは今年、人気のX100VIを含む4台の新しいデジタルカメラ、2台の新しいInstax、そして4本の新しいレンズを発売するなど、豊作な年となった。

    X100VIは、発売直後に増産したにもかかわらず2月の発売以来在庫がほとんどない。このカメラは非常に高性能で使うのがとも楽しい本当に良いカメラだ。人気になるのも当然のことだろう。

    GFX100SIIはGFX100IIよりも小型で驚くほど低価格で、GFX100IIの機能を多くを受け継いでいる。スチルの画質重視の人にとって、このカメラよりも優れたカメラはないだろう。

    X-T50は初心者向けだが、あらゆるスキルレベルのユーザーが素晴らしい写真を撮るために必要な機能が備わっている。

    X-M5は動画とスチル兼用のユーザー向けの軽量なカメラだが、これはエントリー機としていくつかの必須な機能が欠けており、少々期待はずれだった。とは言え、予算が限られている動画ユーザーには優れた選択肢だろう。

    インスタントカメラは2機種登場し、クラシックなスタイルのInstax Mini 99は使いやすく楽しいカメラだ。Instax Wide 400は初心者向けでマニュアル操作がほとんどできないのは残念だが、構図だけを考えて写真を撮りたい人には最適かもしれない。

    交換レンズに関しては2024年は興味深い年になった。GFX用のGF500mmF5.6は驚くほど軽量コンパクトなレンズで、GFXでの野生動物撮影が可能性になる。このレンズと同じ光学系を採用したXF500mmF5.6も登場している。

    XF16-55mmF2.8 II は最新の光学設計で旧型から小型化され高性能化されている。II型は小型軽量でAFが高速でシャープで、これ以上何を求めるのだろうか? XF16-50mmF2.8-4.8は全部が成功しているわけではなく、伝説のキットレンズXF18-55mmF2.8-4を明らかに超えているとは言い難い。

    2024年の富士フイルムの評価はA-:全ての新製品が大成功だったわけではないが、富士フイルムの2024年は非常に実りのある力強い年だった。X100VIは目玉機種だが、希望小売価格で簡単に入手できないのは残念だ。GFX100SIIは非常に価値のあるカメラで、画質重視の写真家には素晴らしい選択肢だ。

    レンズに関しては、4000万画素機が登場して、長らく使用されてきたレンズ群への非常に歓迎すべきアップグレードになっている。

 

富士フイルムは訴求力のある製品を次々に投入しており、最近は販売ランキングやシェアなどの数値でも存在感を増しているという印象です。PetaPixelでも2024年の富士フイルムの製品の評価は非常に高く、総合評価も「A-」と申し分のないものになっています。不満点を挙げるとしたらやはり製品の供給の問題でしょうかね。